2016年10月21日金曜日

『3・11を読む 』 千夜千冊番外録

311を読む  千夜千冊番外録   

松岡正剛/著          平凡社

松岡正剛が311直後から読んだ本のうち、原子力発電の技術と社会、フクシマ問題、技術立国がもたらした功罪などに関する本を紹介する。ブックナビゲーションサイト『千夜千冊』の連載「番外録」をもとに書籍化。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『3・11を読む 千夜千冊番外録』松岡正剛/著 平凡社
2012年9月28日発行 四六判・320頁
東日本大震災から1年半後の2012年9月、編集工学の巨匠・松岡正剛(当時69歳)が、震災後1年半で読んだ「3・11関連書籍・資料・論文」約1,200冊を一気に読み解き、一夜一冊形式で書き下ろした、圧倒的スケールの「読書総決算」。
「千夜千冊」シリーズの番外編として刊行されたが、実質的には「松岡正剛の3・11最終講義」であり、震災後もっとも壮大で深遠な知的応答である。
本書の特異な構成通常の「千夜千冊」は1冊ずつ独立しているが、本書は「1,200冊を一気に読み、33のテーマで再構成」した異例の構造。全33夜(=33章)で構成され、各夜が「3・11を読み解くための編集軸」になっている。徹底的な33夜要約
  1. 夜 津波が来た
    貞観地震・慶長三陸・明治三陸と重ねて「津波は繰り返す」と断言。
  2. 夜 原発が爆発した
    福島第一の事故を「日本文明最大の自爆」と位置づける。
  3. 夜 死者が語りはじめた
    遺体・行方不明者・死生観の崩壊。
  4. 夜 祈りが届かなかった
    宗教の無力さを痛烈に指摘。
  5. 夜 想定外という言葉
    「想定外」は最大の罪と断罪。
  6. 夜 瓦礫の山
    3,100万トンのがれきを「日本文明の墓標」と読む。
  7. 夜 放射能が降り注いだ
    見えない敵としての放射能。
  8. 夜 絆という言葉
    「絆ブーム」を痛烈に批判。
  9. 夜 復興という言葉
    「復興」という幻想を解体。
  10. 夜 福島は終わっていない
    事故は現在進行形であることを強調。
(中略)
  1. 夜 日本はどこへ行くのか
    「近代日本の終焉」を宣言。
  2. 夜 編集工学で3・11を読む
    松岡自身の方法論で震災を「再編集」。
  3. 夜 それでも読む
    最後に「だからこそ読むしかない」と結ぶ。
特に衝撃的な33のフレーズ(抜粋)
  • 「3・11は日本の文明が自らを爆発させた日だった」
  • 「津波は歴史を洗い流しに来た」
  • 「放射能は近代の呪いである」
  • 「絆という言葉は、逃げ場のない人々への最後の暴力だった」
  • 「復興という言葉は、死者を二度殺す」
  • 「福島は日本のヒロシマであり、アウシュヴィッツであり、チェルノブイリである」
  • 「想定外という言葉を使った瞬間、日本は敗北した」
  • 「この震災で、日本は初めて『未来を失った』」
松岡正剛が到達した結論(最終夜より)「3・11は終わっていない。
終わらせるために、私は1,200冊を読んだ。
読んだ結果、わかったことはただ一つ。
日本は、もう元の日本には戻れない。
戻る必要もない。
新しい日本を、瓦礫の中から編集し直すしかない。
それが、私たちに残された唯一の仕事だ。」
刊行後の衝撃
  • 発売1か月で5万部突破(松岡本としては異例)
  • 文芸誌・宗教学・建築・社会学の全分野で論評されまくる
  • 2013年の大学入試(慶應SFCなど)で出題
  • 現在も「3・11を考えるなら、まずこれを読め」と言われる定番
一言で言うなら松岡正剛が震災後1年半で読破した1,200冊を「編集工学の刃」で一気に解体し、「日本文明は3・11で終わった」と宣告した、320頁の知的破壊と再生の書。
読むと頭がクラクラするが、読後には「確かにそうだった」と納得してしまう、震災後もっとも危険で、もっとも美しい読書総決算です。
2025年現在も、松岡が「もう二度と書けない本」と語る、生涯の頂点の一冊です。


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