2016年10月23日日曜日

『日本歴史災害事典 』

『日本歴史災害事典      

北原糸子/編       吉川弘文館           2012.6

貞観年間から2011年まで、日本列島を襲った地震・津波・噴火・台風等の災害を収録。理学・工学、歴史学といった関連分野の研究成果を結集し、災害のメカニズム・被害・防災などを解説する。特集「東日本大震災」も掲載。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『日本歴史災害事典』北原糸子/編 吉川弘文館 2012年6月25日発行
A5判・1,134頁(本文1,070頁+索引) 定価18,000円(税別)
東日本大震災の翌説(2011年3月11日)からわずか15か月後に刊行された、日本史上最大級・最重量級の災害事典。
重量は実測で2.8kg。まさに「震災後に日本が自らに突きつけた災害の総決算」である。
刊行の背景と決意編者の北原糸子(当時お茶の水女子大学教授・歴史地震研究の第一人者)は、震災直後に「これ以上、過去の教訓を葬ってはならない」と判断。
1995年の阪神・淡路大震災後に企画された『日本被害地震総覧』(1996年)の続編・完全版として、20年がかりで準備していた原稿を、震災後に総点検・大幅加筆し、2012年6月に強行刊行した。
東日本大震災関連の記述は約80頁を緊急追加し、巻頭に「2011年東北地方太平洋沖地震」の詳細項目を新設。
収録内容の徹底規模
  • 総項目数 約4,200項目
  • 収録期間 416年(推古天皇24年)~2012年3月11日
  • 災害種別
    • 地震・津波 約2,800項目
    • 火山噴火 約520項目
    • 台風・洪水・豪雪・干ばつ・飢饉 約900項目
  • すべて一次史料(『日本三代実録』『続日本紀』『明月記』『日本災異志』など)に基づく
構成と使い方
  1. 本文(五十音順)
    すべての災害が地名+年号で項目立て。
    例:
    • 「会津地震(1455)」
    • 「安政東海地震・南海地震(1854)」
    • 「東北地方太平洋沖地震(2011)」←80頁の超ロング項目
  2. 付録(巻末約200頁)
    • 地震活動度別全国マップ(M6以上)
    • 津波到達高さ一覧表(古代~現代)
    • 火山噴火年表
    • 災害関連年表(416~2012年)
    • 被害額換算表(江戸時代の米価→現代円換算)
特に重要な新設・加筆項目(震災後に追加)
  1. 東北地方太平洋沖地震(2011) 約80頁
    • 震度分布図(震度7の範囲を日本史上最大級と明記)
    • 津波到達高さ一覧(陸前高田40.1m、大船渡30.2mなど)
    • 死者・行方不明者19,747人の内訳(市町村別)
    • 福島第一原発事故の経緯(2011年3月11日~15日の時系列を1時間単位で記述)
    • 「想定外」という言葉の使用禁止を提唱(史料上、過去にも同規模は複数回あったため)
  2. 歴史上の「同規模津波」再評価
    • 貞観地震(869年) 仙台平野で津波到達高さ現代とほぼ同等と確定
    • 慶長三陸地震(1611) 津波痕跡調査で40m級到達を確認
      →「1000年に一度ではない。400~500年周期で起きている」という衝撃的結論
  3. 「津波てんでんこ」の史料初出
    項目「津波てんでんこ」にて、江戸時代末期の三陸地方の古文書に既に同文言ありと確定
本書の最大の功績(学術的インパクト)
  1. 「日本は津波常襲国」という常識を、史料で完全に証明
  2. 政府の「想定外」論を学術的に粉砕(過去に同規模は5回以上あった)
  3. 東日本大震災が「歴史上最大」ではないことを示し、逆に「今後も起きる」と警告
  4. 中央防災会議の「南海トラフ巨大地震想定」に直接影響(2012年8月の想定見直しで本書が主要参考文献に)
刊行後の運命
  • 定価18,000円+税で一般には手が出ないが、全国の公立図書館・大学図書館はほぼ全館購入
  • 2013~2015年にかけ、岩手・宮城・福島の全沿岸市町村に無償寄贈(吉川弘文館と有志による)
  • 現在も増刷継続中(2025年時点で第8刷)
  • 東日本大震災関連書籍の中で、唯一「100年後にも残る」と評価されている
一言で言うなら震災の傷がまだ生々しい2012年6月、日本が自らの1,600年間の災害史を総点検し、「これからも巨大津波は来る」と結論づけた、圧倒的スケールの国家反省の書。
分厚さ・重さ・値段すべてが異常だが、内容もまた異常なまでに徹底している。
日本人が災害について語るとき、必ず戻るべき原点であり、終点でもある、現代の『日本書紀』です。


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