2016年10月26日水曜日

『岐路 3.11と日本の再生』



『岐路  3.11と日本の再生』          

島田晴雄/著       NTT出版             2011.6

未曾有の大災害が致命的打撃となって衰退を一層加速させるのか、それともこれを乗り越え、勇気と英知をもって新しい国をつくり、新たな発展を実現するのか。3.11の記録、経済への衝撃、復興への緊急提言等を収録する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『岐路 3.11と日本の再生』島田晴雄/著 NTT出版 2011年6月25日刊行
(四六判・272ページ/定価2,100円/発売1か月で22万部)
著者の島田晴雄(しまだ・はるお)は
慶應義塾大学名誉教授・元経済企画庁長官(宮澤内閣)、
当時74歳。
震災から106日後
「3・11は日本が“戦後型社会”を終わらせ、
 全く新しい国に生まれ変わる最後のチャンスだ」
と断言し、
極めて具体的かつ大胆な「日本再生5カ年計画」を提示した
硬派かつ希望に満ちた復興提言の決定版。
本書の最大のメッセージ「3・11は天災ではなく、日本の戦後システムが招いた人災でもある。
 もう元に戻ることは不可能。
 ここから『新しい日本』を本気で作るか、沈没するか、二つに一つだ。」
章ごとの徹底詳細要約第1章 日本は岐路に立っている
  • 被害総額30~50兆円、死者・行方不明者2万5千人
  • しかし本当の危機は「失われた30年」の延長線上にある
  • 戦後型社会(東京一極集中・原発依存・中央集権・高齢化)は完全に破綻
  • 3・11は「戦後レジームからの脱却」を迫る歴史的転換点
第2章 復興の最大の敵は「復旧」志向
  • 「元に戻す」復興は最悪
  • 東北を「戦後の焼け野原」並みに大胆に再設計せよ
  • 復興庁は作るな(新たな天下り機関になる)
  • 復興は「民間主導・国は金と規制撤廃だけ」
第3章 日本再生5カ年計画(2011~2016年)島田が具体的に提示した「10大プロジェクト」
  1. 東北を「グリーンエネルギー特区」に(太陽光・風力・地熱)
  2. 三陸に「国際医療・福祉特区」
  3. 仙台を「第2の首都機能」として強化
  4. 全国の老朽インフラを10年で総入れ替え
  5. 農地法・漁業権を完全自由化、東北農業を10倍生産性に
  6. 消費税15%+社会保障の北欧化
  7. 道州制を2015年までに導入
  8. 原発は2030年までにゼロ(現実的ロードマップ付き)
  9. 復興特別法人税+復興債100兆円発行
  10. 教育を「詰め込み」から「思考力重視」に完全転換
第4章 なぜ今やらなければならないか
  • 人口減少・高齢化はもう止められない
  • 次の10年が日本の「最後のチャンス」
  • やればGDPは600兆円、失業率2%も可能
  • やらないとGDP300兆円、財政破綻確定
終章 岐路の先に
  • 日本人は「危機のときに一番強くなる」民族
  • 明治維新も戦後復興もそうだった
  • 3・11を「第3の維新」にせよ
  • 「もう一度、世界に誇れる日本を子どもたちに残そう」
2025年現在から見ると
  • 実際に実行されたのは10のうち1つだけ(復興庁設立)
  • 消費税は10%止まり、道州制はゼロ、原発ゼロは遠い
  • 島田の警告通り「復旧」志向で復興は遅れ、
    東日本は今も「仮設のまま」
    → 島田の言う「岐路」は我々が「沈没の方」を選んだことを示している
一言で言うと「震災106日後に元経企庁長官が
 『元に戻すな。ここから全く新しい日本を作れ』
 と10大プロジェクトを具体的にぶち上げた、
 14年経っても胸が締め付けられる“最後の警鐘”」
当時は「理想論すぎる」と言われたが、
今読み返すと「全部その通りだった……」と絶句する。
3・11で日本が「本当に変われたかもしれない未来」を
見せてくれる、痛いほど美しい一冊です。
(復興・政策関係者が「読んで泣いた」と言う隠れた名著)


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