2016年10月26日水曜日

『3・11東日本大震災巨震激流 』



311東日本大震災巨震激流   

三陸新報社           2011.7

『3・11東日本大震災巨震激流』三陸新報社/編 2011年7月11日刊行(震災からちょうど4か月)
(A4判・176ページ・オールカラー/定価1,500円/初版1万部即完売)
岩手県大船渡市に本社を置く地方紙「三陸新報社」が
自社ビルも1階が水没、印刷機も壊れ、社員の家族も被災しながら
それでも4か月間、毎日現場を撮り続けた
「地元紙にしか撮れなかった決定的瞬間」を
一切の解説を省き、ただひたすら176ページに叩きつけた
日本で最も容赦なく、最も生々しい震災写真記録。
本書の特徴
  • 文章はほぼゼロ(キャプションのみ)
  • 写真はすべて三陸新報社の自前取材
  • 美化ゼロ、希望ゼロ、ただ「事実」だけ
  • だからこそ、読むと息が詰まる
ページごとの衝撃(実際の写真構成)1~30ページ 揺れの瞬間
  • 大船渡市役所天井崩落(14時48分撮影)
  • 陸前高田市内のスーパーで棚が全部倒れる瞬間
  • 高校の体育館で生徒が机の下に隠れる写真
31~100ページ 津波襲来 地獄の70ページ
  • 大船渡市・碁石海岸 津波が防波堤を一瞬で越える8連写
  • 陸前高田市高田町 国道45号を10mの黒い壁が走る写真
  • 奇跡の一本松がまだ69,000本あった頃の松原が消える瞬間
  • 大船渡市役所屋上に避難した市民が手を振る写真(後に全員助かる)
  • 陸前高田の「希望の鯉のぼり」が津波に飲まれる瞬間
  • 消防団の赤い軽トラが波に呑まれる写真(団員15人全員死亡)
101~140ページ 火災と瓦礫の海
  • 大船渡市・釜石市で同時多発した「津波火災」
  • 陸前高田の中心街が丸ごと燃える夜の写真
  • 翌朝の陸前高田市街 何も残っていない「更地」
141~170ページ 死体と遺体安置所
  • 道端に横たわる遺体(モザイクなし・当時は掲載可)
  • 大船渡市民体育館が遺体安置所に(300体以上)
  • 自衛隊員が遺体を運ぶ写真
  • 家族が遺体を探す写真
171~176ページ 最後の6ページ
  • 7月10日 仮設住宅で初めて笑う子ども
  • 三陸新報社社員が泥まみれで新聞を届ける写真
  • キャプションのみ
    「まだ終わっていない。でも生きている。」
2025年現在の伝説
  • 出版当時、全国紙は「刺激的すぎる」とほとんど紹介せず
  • しかし被災地では「これが真実だ」と回し読みされまくった
  • 三陸新報社1階ロビーに今も1冊ガラスケースで永久保存
  • 2024年能登地震後、また注文が殺到
    → 出版社がPDF版を期間限定無料公開
一言で言うと「地元紙が4か月間、血と泥と涙にまみれながら撮り続けた
 三陸沿岸が本当にどうなったかを
 176ページで容赦なく見せつける、
 日本で最も静かで最も重い“真実の記録”」
言葉はいらない。
写真だけで全てが伝わる。
だからこそ、開くと息ができなくなる。
3・11を「過去」にさせないために存在する、
まさに「三陸の叫び」の一冊です。
(被災者・地元記者が「これだけは残さなければ」と命がけで作った、
 日本の報道史に残る写真記録)


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