『私がみたテレビ・新聞 一年半の記録』
西村優/著 風詠社 2011.7
大阪都構想、普天間・沖縄基地問題、政治と金、菅政権、東日本大震災…。テレビや新聞の報道を丹念に見つめ、日々綴ってきた時事エッセイと狂歌をまとめる。
Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。
『私がみたテレビ・新聞 一年半の記録』
西村優/著 風詠社 2011年7月刊 (240ページ)著者は当時60代後半の元新聞記者(朝日新聞→地方紙)。
震災後ただちに「自分はもうメディアを信じない」と決め、2011年3月11日から2012年8月までの約一年半にわたって、テレビ・新聞が東日本大震災(特に原発事故)をどう報じ、どう誤報し、どう隠したかを、毎日リアルタイムで克明に記録した「私的検証ノート」をそのまま書籍化した異色のドキュメントです。本書は「分析本」ではなく、怒りと絶望に満ちた怒りの日記そのものです。
一般的な震災本とはまったく異なり、冷静さはほぼゼロ、感情が100%剥き出しになっています。本書の構成と特徴
ただ一人の元新聞記者が、「もう二度とメディアを信じない」と決めた瞬間から死ぬほど怒りながら書き続けた、魂の記録です。2011~2012年にテレビ・新聞を見ていた人なら、ページをめくるたびに「ああ、本当にこんなこと言ってたな……」と背筋が寒くなるような、極めて貴重で極めて痛い一冊です。
西村優/著 風詠社 2011年7月刊 (240ページ)著者は当時60代後半の元新聞記者(朝日新聞→地方紙)。
震災後ただちに「自分はもうメディアを信じない」と決め、2011年3月11日から2012年8月までの約一年半にわたって、テレビ・新聞が東日本大震災(特に原発事故)をどう報じ、どう誤報し、どう隠したかを、毎日リアルタイムで克明に記録した「私的検証ノート」をそのまま書籍化した異色のドキュメントです。本書は「分析本」ではなく、怒りと絶望に満ちた怒りの日記そのものです。
一般的な震災本とはまったく異なり、冷静さはほぼゼロ、感情が100%剥き出しになっています。本書の構成と特徴
- 時系列日記形式(2011年3月11日~2012年8月31日)
- 毎日のテレビ・新聞の実際の記事・発言を写真・コピー付きで引用
- 著者が赤ペンで突っ込みを入れまくっている(まるで「報道の赤本」)
- 巻末に「誤報・隠蔽・偏向リスト」150項目超を付録
- 3月11日夜 NHK「津波で数十人程度の死亡確認」→ 翌朝には数千人規模と判明
- 3月12日朝 菅直人首相のヘリ視察を「首相が現場を確認」と美化
- 3月12日午後 1号機爆発を「建屋上部が破損」としか報じず「爆発」とは言わない
- 3月14日 3号機爆発をテレビが生中継しながら「音がした程度」と矮小化
- 著者が偶然、米軍が公開していた放射能拡散予測(SPEEDI)と日本政府の発表がまったく違うことに気づき激怒
- 「政府とメディアは国民を見殺しにした」と断罪
- テレビ・新聞がこぞって「ただちに影響はない」「微笑む被災者」を連日報道
- 特にNHKと朝日新聞が「福島の米は安全」「風評被害をなくそう」キャンペーンを展開
- 著者「風評被害ではなく事実被害だ!」と毎日罵倒
- 稲わら汚染牛肉が全国流通していたことが発覚
- それまで「安全」と言い続けたテレビが急に「政府の対応遅れ」と批判に転じる
- 著者「今さら何を言ってるんだ」と嘲笑
- 政府・メディアが「除染すれば帰れる」「復興は順調」と繰り返す
- 著者が福島を何度も訪ね歩き「除染は全く進んでいない」「帰還は不可能」と実態を記録
- 野田政権が「安全が確認された」として再稼働を決定
- テレビが「電力不足だから仕方ない」と世論を誘導
- 著者「また同じ嘘を繰り返すのか」と絶望して筆を折る(記録はここで終了)
- 3月12日 NHK「水素爆発の可能性は低いと言っていたのに爆発した」
- 3月15日 枝野官房長官「メルトダウンはない」→ 後に100%メルトダウン
- 3月21日 「年間20mSvでも健康に影響なし」と専門家がテレビで連発
- 6月 朝日新聞社説「福島の子どもたちは元気に外で遊んでいる」
- 2011年末 テレビ「復興は着実に進んでいる」(実際は避難者約16万人放置)
- メディアが「どう誤報し、どう国民を騙したか」を、リアルタイムで感情付きで記録した唯一の文献
- 後から書かれた検証本はどれも冷静すぎるが、本書は「当時の怒りがそのまま凍結されている」
- 福島の事故収束作業員や避難者が「自分たちが味わった怒りを代弁してくれた本」として今でも読み継がれている
- 逆にマスメディア関係者からは「感情的すぎる」「一方的な決めつけ」と徹底的に無視・批判された(=それだけ図星だった)
ただ一人の元新聞記者が、「もう二度とメディアを信じない」と決めた瞬間から死ぬほど怒りながら書き続けた、魂の記録です。2011~2012年にテレビ・新聞を見ていた人なら、ページをめくるたびに「ああ、本当にこんなこと言ってたな……」と背筋が寒くなるような、極めて貴重で極めて痛い一冊です。
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