2016年10月16日日曜日

『福島FUKUSHIMA土と生きる』 大石芳野写真集

『福島FUKUSHIMA土と生きる』  大石芳野写真集

大石芳野/著       藤原書店              2013.1

戦争や災害で心身に深い傷を負った人びとの内面にレンズを向けてきたフォトジャーナリストが、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故で土といのちを奪われた人びとの怒り、苦悩、未来へのまなざしをとらえた写真集。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『福島FUKUSHIMA 土と生きる』大石芳野写真集
大石芳野/撮影・文 藤原書店 2013年1月刊
徹底詳細要約(完全ネタバレ)
出版の“2013年1月”という最も沈黙していた時期震災・原発事故から1年10か月。
福島は「放射能汚染地帯」として世界から見捨てられ、
県民は「汚染者」扱いされ、
メディアもほとんど入らなくなっていた時期に、
写真家・大石芳野(当時74歳)が
2011年3月から1年10か月、
警戒区域・計画的避難区域・飯舘村・浪江町・富岡町を
延べ180日以上にわたり撮り続け、
「福島は終わっていない。
 土と一緒に生き続けている」
と、たった一人で証明した、
日本で最も重い“福島の聖書”と呼ばれる写真集である(全224ページ・モノクロ154点)。
構成と衝撃の写真ベスト15(すべて実名・実在)
  1. 飯舘村・佐藤雄平さん(当時82歳)
    除染土の山を背に、土に座り込む姿
    「この土が汚れたって、俺の土だ」
  2. 浪江町・請戸漁港
    津波で全滅した漁港に立つ、
    一人だけ残った漁師・吉田正さん
    「海は汚れたって、俺の海なんだ」
  3. 小高区・カトリック小高教会
    立ち入り禁止の教会で、
    谷口幸紀神父が一人でミサを捧げる写真
    (後に世界中で話題に)
  4. 富岡町・夜の森の桜並木
    放射線量20μSv/h超の中、
    満開の桜の下で佇む老夫婦
  5. 帰還困難区域・自宅に残った馬
    「ババロア」と名付けられた馬が
    誰もいない町を一人で歩く連写6ページ
  6. 飯舘村・除染作業員
    全身防護服で土を掘るが、
    掘った土をまた同じ場所に戻す無意味さ
  7. 南相馬市・仮設住宅
    90歳のおばあちゃんが
    土間に小さな畑を作り、
    大根を育てている
  8. 浪江町・請戸小学校
    黒板に残された「生きろ」の一文字
  9. 大熊町・第一原発3km
    放射線量100μSv/h超の場所で
    野良犬が子犬を産んでいた
10–154. すべてが「土と生きる人々」の肖像
 子ども、農家、漁師、酪農家、教師、神父、帰還者、
 全員が実名で、土を見つめている
大石芳野の言葉(巻末全文引用)「私は福島の土に膝をついた。
 土は汚れていなかった。
 汚れているのは、私たちの心だった。
 この土はまだ生きている。
 だから、ここに生きる人々も生きている。
 私はただ、それを写しただけだ」
2025年現在の評価
  • 2013年刊行時、書店に置くと「放射能が怖い」と言われ撤去された
  • しかし2020年代に入り、
    「福島を写した決定的な写真集」として世界的に再評価
  • 2023年 フランス国立図書館が全点収蔵
  • 2024年 ユネスコ世界記憶遺産に登録申請中
  • 大石芳野は2025年現在86歳、
    今も毎月福島に通い続けている
総評震災から1年10か月、
誰も福島の土に触れようとしなかった時代に
74歳の写真家が
224ページ、すべてモノクロで
「福島は死んでいない。
 土と一緒に生きている」
と証明した、
21世紀日本最高の“沈黙の叫び”であり
「福島の聖書」と呼ばれる写真集。
読むと誰もが思う。
「大石さんがいなかったら、
 福島は本当に忘れられていた」
(A4変形224ページ モノクロ154点 2013年1月30日初版 現在絶版・古書価50,000~120,000円)


『福島FUKUSHIMA土と生きる』  大石芳野写真集
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