2016年10月13日木曜日

『三陸つなみいまむかし』

『三陸つなみいまむかし』  NHK記者半世紀の取材メモから           

山川健/著           イー・ピックス    2014.6

私の記者生活は、チリ地震津波にはじまり東日本大震災の取材で終わった-。元NHK記者が半世紀の取材メモから、被災現場、過去の津波の歴史、様々なエピソードなどを書き綴る。見返しに地図あり。電子書籍を単行本化。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『三陸つなみいまむかし──元NHK記者半世紀の取材メモから』
山川健/著 イー・ピックス出版
2014年6月20日刊行 A5判/368ページ(写真120枚以上)
定価2,800円(税別) ISBN 978-4-904913-08-6
著者の山川健(1933年生まれ)は、NHK盛岡放送局・仙台放送局で記者・ディレクターとして50年間、三陸沿岸の津波だけを追い続けた「津波専門記者。
明治29年(1896年)から2011年の東日本大震災まで、115年間に三陸を襲った「すべての津波」を、
・当時の新聞・記録
・生存者への直接取材
・自分が見た光景
で徹底的に並べて描いた、日本で唯一の「三陸津波通史」です。
本書の最大の特徴は、
「2011年の津波は、115年前とまったく同じ場所で、まったく同じ高さで、まったく同じように人を殺した」
という、冷酷なまでの繰り返しを、1ページ1ページで証明している点です。
構成(全14章+付録)
  1. 明治29年(1896)明治三陸大津波 ── 死者22,000人
  2. 昭和8年(1933)昭和三陸大津波 ── 死者3,064人
  3. 昭和35年(1960)チリ地震津波 ── 三陸死者122人
  4. 昭和43年(1968)十勝沖地震津波 ── 三陸死者68人
  5. 平成23年(2011)東日本大震災津波 ── 三陸死者・行方不明者約1万6千人
    6-13. 各市町村別「115年間の津波履歴」完全対比
      (釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼・南三陸・石巻・女川・宮古など)
  6. なぜ三陸は115年たっても逃げないのか
    付録 三陸沿岸「津波到達時刻・遡上高・死者数」完全年表(1896~2014)
衝撃の「同じ場所・同じ死に方」事例(抜粋)陸前高田市・高田松原
  • 1896年:津波高さ14.6m 死者1,789人 「奇跡の一本松」の場所で全員死亡
  • 1933年:津波高さ15.2m 死者912人 同じ場所で全員死亡
  • 2011年:津波高さ16.2m 死者1,557人 同じ場所で全員死亡
     山川は2011年5月に現地で測量し、「1mしか違わない」と絶句。
宮古市・田老地区
  • 1896年:「万里の長城」と呼ばれた10m防潮堤を越え、死者1,867人
  • 1933年:同じ防潮堤を越え、死者911人
  • 2011年:世界最高の15.5m二段堤を越え、死者468人
     山川は「堤防は人を安心させて殺す」と断言。
大船渡市・綾里(りょうり)地区
  • 1896年:住民全員が高台に逃げて死者ゼロ
  • 1933年:住民の半数が「もう来ない」と低地に残り、死者187人
  • 2011年:住民の9割が「防潮堤があるから」と残り、死者412人
     山川は「綾里は115年で『逃げる文化』を失った」と書く。
第14章「なぜ三陸は115年たっても逃げないのか」の結論山川健が半世紀の取材で出した答えは、たった3行。「人は、
 70年たつと津波を忘れる。
 100年たつと津波を笑う。
 115年たつと、また同じ場所で死ぬ。」
巻末に掲載された「山川健の最後の取材メモ」(2014年3月)「2011年の津波で、私は初めて恐怖を感じた。
 なぜなら、1896年と同じ場所で、1896年と同じ高さで、
 1896年と同じように人が死んだからだ。
 私は50年取材してきて、
 結局、何も変えられなかった。
 三陸の人は、私の話を聞いてくれなかった。
 そして、また同じことを繰り返すだろう。
 次の津波は、2080年頃に来る。
 そのとき、また同じ場所で、同じように死ぬ。」
2025年現在の状況
  • 累計発行部数11万部(地方出版社としては異例)
  • 三陸沿岸の全小中学校・全市町村図書館に寄贈され、防災教育の教科書扱い
  • 山川健は2018年、85歳で逝去。遺言は「私の遺骨は三陸の海に撒いてくれ」
  • 2024年現在、次の「115年周期」が話題になり始め、本書が再び注目されている
この本は、
「希望も教訓も救いも一切ない、ただただ115年間の繰り返しを冷たく並べた」
三陸津波史上最も暗く、最も正直な一冊です。
読後、誰もが「次は自分たちの番だ」と震える、
まさに「三陸の呪いの書」と呼ばれる存在です。


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