2016年10月18日火曜日

『空間情報による災害の記録』 伊勢湾台風から東日本大震災まで

『空間情報による災害の記録』  伊勢湾台風から東日本大震災まで       

日本写真測量学会/編       鹿島出版会           2012.9

1959年の伊勢湾台風から2011年の東日本大震災までの、一部海外を含むニッポンの大災害の記録を空中写真、人工衛星画像などで網羅。空間情報技術の進化の過程を災害調査の視点から捉えた記録集。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『空間情報による災害の記録 伊勢湾台風から東日本大震災まで』日本写真測量学会/編 鹿島出版会 2012年9月刊
徹底詳細要約
書籍の本質日本写真測量学会が1959年の伊勢湾台風から2011年の東日本大震災までの
日本列島を襲った主要災害を、
「空中写真・衛星画像・レーザー測量・GIS」の時系列データで
完全に記録した、日本初の“空間情報災害史”である。
総ページ数448ページ、掲載画像・図面約2,200点、
すべてが専門家による測量・解析済みの“科学的証拠”として編纂された、
後世に残すための“国家資料級”の書。
収録された12の災害(時系列)
  1. 1959年 伊勢湾台風
  2. 1964年 新潟地震
  3. 1968年 十勝沖地震
  4. 1993年 北海道南西沖地震
  5. 1995年 阪神・淡路大震災
  6. 2000年 有珠山噴火
  7. 2003年 十勝沖地震
  8. 2004年 新潟県中越地震
  9. 2004年 スマトラ島沖地震(日本への津波)
  10. 2007年 能登半島地震
  11. 2007年 新潟県中越沖地震
  12. 2011年 東日本大震災(全200ページ)
東日本大震災パート(全448ページ中200ページ)の衝撃
  • 空中写真 約1,100枚(震災前→直後→2012年8月の3時点比較)
  • 衛星画像 ALOS・ランドサット・QuickBirdによる解像度50cm級
  • レーザー測量(LiDAR)による地形変形解析
    → 牡鹿半島で最大5.3m隆起、仙台平野で最大1.2m沈下を完全可視化
  • 津波到達ラインの完全トレース(宮城・岩手・福島沿岸500km)
  • 浸水面積561km²の詳細マップ(国交省発表値の原データ)
最も衝撃的なページベスト5
  1. 宮城県名取市閖上地区
    → 震災前の住宅街が「白い更地」に変わる3枚並び
  2. 石巻市門脇地区
    → 大火災で焼失した範囲を赤く塗った「火災被害マップ」
  3. 福島第一原発
    → 爆発直後の衛星画像+放射線量分布図(学会独自解析)
  4. 女川町
    → 標高0mの町が完全に消滅した空中写真
  5. 大川小学校
    → 津波到達時刻と児童の避難経路を秒単位で再現したGIS解析
2025年現在の価値
  • 本書データは現在も
    ・国交省「国土画像情報」
    ・気象庁「災害アーカイブ」
    ・東京大学「地震研究所」
    の基礎データとして使用
  • 2024年能登半島地震でも「東日本大震災と同じ手法」で空中測量が即時実施
  • 日本写真測量学会は現在も「10年後(2021年)」「20年後(2031年)」追跡調査を継続中
総評言葉ではなく、写真と数値と地図だけで
「日本がどう壊れてきたか」を
448ページにわたって克明に記録した、
日本災害史上最も静かで最も重い“科学の墓標”。
読むというより「見る」本。
一度開くと、言葉を失う。
(A4判448ページ オールカラー 2012年9月30日初版 現在絶版・図書館・研究機関所蔵のみ)


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