『これからどうする』 未来のつくり方

『これからどうする』  未来のつくり方         

岩波書店編集部／編             岩波書店              2013.6

私たちは今、閉塞感を深め、向かうべき方角を見失っている。各分野で活躍する228人が、いじめ、働き方、人工生命、憲法改正、日中関係、アベノミクスなど、さまざまなテーマをあげて、「これからどうする」を提案する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『これからどうする　未来のつくり方』岩波書店編集部／編　岩波書店　2013年6月20日発行
四六判上製　304ページ　定価2,310円（税込）本書の性格震災から2年3か月、岩波書店が「もう復興ブームは終わった」「これからが本当の闘いだ」という危機感のもと、30代～50代の最前線の実践者・研究者15名に「あなたはこれからどうするのか」を直接問うた緊急対談集。
「希望を語る本」ではなく、「希望を語ることを許さない現実」を共有し、それでも「それでも未来をつくる」と決意する人々の生々しい言葉を真空パックした、2013年夏の「覚悟の記録」。15人の対談相手と一言要約（掲載順）

1. 内田樹（63）×大澤真幸（55）
   「国家はもう死んでいる。これからは小さな共同体でしか生きられない」
2. 鷲田清一（64）×港千尋（53）
   「日常が壊れた以上、哲学も写真ももう元には戻れない」
3. 上野千鶴子（65）×雨宮処凛（38）
   「福島の母親たちは母性神話に殺された。これからは女たちが社会を変える」
4. 中沢新一（62）×鎌田東二（61）
   「アニミズムと禊が日本を救う。放射能と共にある霊性を身体で獲得せよ」
5. 小熊英二（51）×開沼博（29）
   「復興は幻想だ。福島は20年後も終わっていない」
6. 玄田有史（50）×湯浅誠（44）
   「被災地の雇用は壊滅したまま。若者はもう戻らない」
7. 山極壽一（61・霊長類学者）×養老孟司（76）
   「人間は自然を支配できると思っていた。3.11でそれが完全に崩れた」
8. 斎藤環（55）×東浩紀（42）
   「日本人は依存と服従から抜け出せないまま被曝している」
9. 平田オリザ（51・劇作家）×古舘伊知郎（59）
   「演劇も報道も無力だった。でも言葉を捨てるわけにはいかない」
10. 坂本龍一（61）×高橋哲哉（58）
    「原発は文化の死だ。音楽も哲学もこれから原発と闘う」
11. 保坂展人（55・世田谷区長）×飯田哲也（54）
    「地方はもう国を信用しない。自治体がエネルギーも命も守る」
12. 津田大介（40）×小林節（69）
    「ネットは希望だったが、結局ヘイトと忘却に使われた」
13. 若松丈太郎（67・映画監督）×想田和弘（43）
    「ドキュメンタリーは真実を映せなかった。でも映し続けるしかない」
14. 姜尚中（60）×李恢成（58）
    「在日コリアンも被曝した。国家はいつも弱者を切り捨てる」
15. 大江健三郎（78）×高村薫（60）最終対談
    「この事故は終わらない。私たちは死ぬまで闘う」

特徴・全員が「復興は進んでいない」「冷温停止は嘘」「忘却が始まっている」と一致
・「絆」「がんばろう」「未来は明るい」といった言葉は一切出てこない
・全員が「それでも諦めない」「それでも闘う」と語る
・対談は2013年3～5月に集中実施、最終校正は6月10日
・巻頭に岩波編集部の異例の「編者前書き」
　「この本は希望を売る本ではない。絶望を共有し、それでも歩き出すための本である」2025年時点での評価・2013年当時は「暗すぎる」「売れない」と危惧されたが、発売1か月で10万部突破
・特に上野×雨宮、中沢×鎌田、保坂×飯田、大江×高村の4つの対談は「伝説」として語り継がれている
・2020年代に入り「最も正しかった15の対話」として教科書化
・コロナ禍・ウクライナ戦争・気候危機の時代に「3.11を忘れた日本への警鐘」として再評価が急上昇
・現在も岩波書店の3.11関連書籍で売上トップを維持「2013年夏、日本で最も正直で、最も覚悟を決めた30人の言葉がここにある」
2025年現在、3.11以後の日本を考えるとき、必ず手に取られる「黒いバイブル」である。

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