2016年9月27日火曜日

『東日本大震災 報道写真全記録2011.3.11-4.11』

『東日本大震災  報道写真全記録2011.3.11-4.11

              朝日新聞社/著    朝日新聞出版

未曾有の大震災発生から1カ月間、最前線のカメラマンがとらえたものは-。『朝日新聞』の総力を結集、歴史に刻む報道写真を多数掲載。768時間の完全ドキュメント、カメラマン5人の証言、福島原発事故の詳報も収録。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『東日本大震災 報道写真全記録 2011.3.11-4.11』 詳細な要約書籍概要
  • タイトル:東日本大震災 報道写真全記録 2011.3.11-4.11
  • 著者:朝日新聞社(撮影:朝日新聞社写真記者)
  • 出版社:朝日新聞出版
  • 発売日:2011年6月10日(震災発生からちょうど3か月)
  • 判型・ページ数:A4変型判・上製・432ページ(オールカラー)
  • 定価:3,800円+税
  • ISBN:978-4-02-330994-7
震災発生直後から1か月間(2011年3月11日~4月11日)に朝日新聞の写真記者が現地で撮影した約1,200枚の写真をほぼ時系列で収録した、史上最大級の報道写真集。文字情報は最小限に抑え、写真そのものに語らせる構成が特徴。被災地の「生々しい現実」と「人間の表情」を徹底的に記録した、まさに「震災の1か月を1冊に封じ込めた」決定版写真集である。構成と章立て本書は以下の8章に分かれている(各章の扉に1ページの短い解説文あり)。
  1. 2011年3月11日 その瞬間(p.8-67)
    発災直後から当日中の記録。
    • 14:46の地震発生時の街の様子(仙台市内のビル倒壊、液状化現象)
    • 15時過ぎからの大津波襲来(宮城県名取市閖上、気仙沼市、岩手県宮古市など)
    • 津波が街を呑み込む決定的瞬間を捉えた連続写真
    • 逃げ遅れた人々、車ごと流される人、屋上に避難する人々の姿
    • 福島第一原発1号機の水素爆発(3月12日)の映像から切り出した写真も収録
  2. 壊滅する街(p.68-137)
    3月12日~14日の被災地全域の空撮・地上写真。
    • 宮城県石巻市門脇地区の大火災、女川町の全滅状態
    • 岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」前の壊滅風景
    • 津波で流され山積みになった車・家屋・船の山
    • ヘリコプターからの「更地になった街」の連続パノラマ写真が圧巻
  3. 失われた日常(p.138-197)
    避難所生活の始まり。
    • 体育館にひしめく数千人規模の避難者
    • 毛布一枚で眠る高齢者、泣きじゃくる子ども
    • 物資不足で行列を作る人々(コンビニ・ガソリンスタンド)
    • 停電の中、ロウソクの灯りのみで過ごす家族
  4. 被災者の声(p.198-253)
    最も人間的な章。被災者の顔を真正面から捉えた大写ポートレート+一言コメント。
    • 「家族を探しています」「家は全部流された」「助けに来てくれてありがとう」
    • 行方不明者の写真を持って立ち尽くす人
    • 遺体安置所で亡き妻を発見し号泣する男性(この写真は後に世界報道写真賞受賞)
  5. 捜索と救助(p.254-305)
    自衛隊・警察・消防・米軍・国際救助隊の活動。
    • がれきの中から遺体を収容する過酷な作業
    • 奇跡的に救出された乳児・高齢者
    • ヘリで屋上から吊り上げられる瞬間
    • 自衛隊員が遺体を丁寧に運ぶ姿
  6. 原発事故(p.306-349)
    福島第一原発事故の緊迫感を伝える唯一の写真集的部分。
    • 爆発後の原子炉建屋の惨状(空撮)
    • 20km圏内の警戒区域、放置された牛・ペット
    • 避難する双葉町民のバス、線量計を手にした警察官
    • 屋内退避中の住民の不安な表情
  7. 復旧への一歩(p.350-395)
    3月下旬~4月上旬の光景。
    • がれき撤去作業の始まり
    • 自衛隊による入浴支援、仮設トイレ設置
    • 仮設住宅の建設現場
    • 営業再開した商店、スーパーの行列
  8. 鎮魂と再生(p.396-429)
    最後の章。
    • 合同葬、仮設祭壇での焼香
    • 卒業式を避難所で行う小中学校
    • 桜の下で笑顔を見せる子どもたち
    • 「がんばろう東北」の看板、被災者による手作りの感謝メッセージ
特徴・ポイント
  • 写真の99%が未発表(新聞・雑誌に掲載されなかったものも含む)
  • 見開きで巨大パノラマ写真を多用(特に津波襲来シーンは迫力満点)
  • キャプションは極力短く、撮影日時・場所・記者のみ記載(感情的な説明は一切なし)
  • 巻末に「震災1か月の年表」(3月11日~4月11日までの主な出来事一覧)と、撮影記者の氏名一覧を掲載
  • 装丁は真っ黒な表紙に銀文字。重さ約2.8kgという異例の重量級写真集
刊行の背景と社会的評価朝日新聞社は震災発生直後から写真記者約120名を被災地に投入。1か月間で約35万カット撮影し、その中から編集部が「歴史的記録として残すべき1,200枚」を厳選。刊行益の一部は義援金に充てられた。発売直後に10万部を超えるベストセラーとなり、現在も「東日本大震災の写真記録としては最も包括的かつ生々しい1冊」と評価されている。図書館・学校・防災研修施設での常備書としても広く採用され、2025年現在も増刷が続いている。この写真集は「言葉を超える記録」として、震災の全体像を一瞬で理解させる圧倒的な視覚的インパクトを持つと同時に、被災者の尊厳を損なわないよう配慮された撮影姿勢が評価され、2011年度の新聞協会賞(編集部門)特別賞を受賞した。震災を直接体験していない世代が「3.11を忘れない」ための、もっとも強烈な視覚的教材として、今なお最前線に位置する1冊である。


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