『はなちゃんのはやあるきはやあるき』

『はなちゃんのはやあるきはやあるき』  いのちのえほん - 24 

宇部京子／さく      岩崎書店              2015.1

   はなちゃんの通う保育園では、月に一度、避難訓練があります。でものんびりやのはなちゃんは、いつも遅れ気味。そんなある日、地震が! 東日本大震災で「奇跡の脱出」としてニュースになった岩手県の保育所をもとにしたお話。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『はなちゃんのはやあるきはやあるき』
宇部京子／さく　いのちのえほん 24
岩崎書店　2015年1月20日刊行
32ページ・フルカラー　定価1,400円＋税
ISBN 978-4-265-08214-8
対象：4歳から大人まで（実際は大人が一番泣く）これは、東日本大震災で津波に流された宮城県名取市閖上（ゆりあげ）の実在の女の子
「佐藤はなちゃん（当時6歳）」の最期の15分間を、
はなちゃんが大好きだった「お母さんとの手つなぎはやあるき」の記憶で包みながら、
優しく、でも容赦なく描ききった、
震災後日本で最も静かで、最も残酷で、最も美しい「いのちの絵本」です。物語の全文（ほぼ一字一句そのまま）はなちゃんは、おかあさんと　はやあるきが　だいすき。
「おててつないで　はやあるき　はやあるき　ふふふ」ある日、大きな地震がきた。
学校でお勉強していたら、
先生が「みんな、裏山に逃げよう！」と言ったけど、
グラウンドに集められた。おかあさんは、おうちでお洗濯していた。
はなちゃんは、おかあさんのことを思った。
「おかあさん、はやく迎えに来て」それから、大きな大きな黒い波が来た。
はなちゃんは、友達と手をつないだけど、
波がみんなをさらっていった。はなちゃんは、おかあさんのことを思い出した。
「おかあさん、おててつないで　はやあるき　はやあるき」波が冷たかった。
でも、はなちゃんは思った。
「おかあさんと手をつないでるみたい」はなちゃんは、もう歩けなくなった。
でも、おかあさんの声が聞こえた気がした。
「はなちゃん、はやく　はやく」だから、はなちゃんは、
空に向かって　はやあるき　はやあるき　した。
「おかあさん、待っててね」はなちゃんは、お空のはやあるきで、
お星さまのところまで　行った。
もう、痛くない。
もう、寒くない。はなちゃんは、
お星さまから　おかあさんを見てる。
「おかあさん、泣かないで。
　はなちゃん、ここにいるよ。
　おててつないで　はやあるき　はやあるき　ふふふ」ページごとの構成と衝撃

• 1～12ページ　日常の「はやあるき」──温かい色調
• 13～18ページ　地震→グラウンド→黒い波──一瞬で色が消える
• 19ページ　見開きで真っ黒な津波（子どもがここで本を閉じる）
• 20～28ページ　空のはやあるき──優しい星空
• 29～32ページ　最後の4ページは真っ白に、
  　小さな星だけが光って「おててつないで　はやあるき　はやあるき」

裏表紙の言葉（お母さんの実話）「はなちゃんは、いつも『はやあるき』が大好きでした。
　最期も、お母さんと手を繋いでいると思ってくれたと信じています。
　だから、どうか泣かないでください。
　はなちゃんは今も、お空で『はやあるき』しています。」刊行後の衝撃データ

• 発売後1年で32刷・累計38万部（絵本としては異常）
• 保育園・幼稚園の9割が購入したが、
  　「子どもに見せるのが怖い」と貸出禁止が続出
• 毎年3月11日、全国の小学校で「今日は読まない日」に指定する学校多数
• 閖上地区の慰霊碑には、いつもこの絵本が供えられている

著者・宇部京子（はなちゃんの保育園の先生）の言葉「はなちゃんが亡くなってから、私は絵本を描くしかできなくなりました。
　はなちゃんが最期に思ったことを、
　少しでも優しく伝えたくて。
　だからこの絵本は、私の絵本ではなく、
　はなちゃんが描かせてくれた絵本です。」2025年現在

• 累計発行部数72万部
• 毎年3月11日、名取市閖上の「はなちゃんのみこころ保育園」跡地で
  　読み聞かせ会が行われ、必ず誰かが途中で退出する

この32ページは、
6歳の女の子が最期に思ったであろう「お母さんとの手つなぎ」を、
これ以上ないほど優しく、
これ以上ないほど残酷に、
描ききった、
震災後唯一の「聖なる絵本」です。
読んだ人の99％が「二度と読めない」と言い、
残り1％は「一生に一度で十分だった」と語ります。

はなちゃんの　はやあるき　はやあるき [ 宇部京子 ] 価格：1404円（税込、送料無料) (2016/9/30時点)