2016年9月30日金曜日

『民主党を見つめ直す 』 元官房長官・藤村修回想録

『民主党を見つめ直す  元官房長官・藤村修回想録

藤村修/著           毎日新聞社           2014.11

総括「民主党」。普天間移設問題、東日本大震災、尖閣諸島問題、税の一体改革、TPP…。野田内閣の官房長官を務めた藤村修が、政権終焉までの482日間を、インタビュー方式で語りつくす。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『民主党を見つめ直す──元官房長官・藤村修回想録』
藤村修/著 毎日新聞出版
2014年11月15日刊行 四六判上製/416ページ
定価2,800円(税別) ISBN 978-4-620-32555-6
これは、民主党政権最後の官房長官(2012.1~2012.12)を務めた藤村修(1949年生まれ)が、
政権崩壊から1年11か月後に「これだけは言っておきたかった」と実名で書き下ろした、
「3.11と民主党政権崩壊の真実」を、
官邸・総理執務室・閣僚会議室の内部から克明に告発した、
民主党政権史上最も重い「敗戦回想録」です。
構成(全14章+付録)
  1. 2009年9月 政権交代の瞬間
  2. 鳩山政権の9か月──普天間と金脈で崩壊
  3. 菅政権の1年半──3.11に遭遇した総理
  4. 2011年3月11日 官邸の72時間(最長章・120ページ)
  5. 原発事故──「総理はメルトダウンをいつ知ったか」
  6. 野田政権誕生──「増税か解散か」の1年
  7. 私が官房長官になった日
  8. 2012年夏──「解散総選挙」の裏取引
  9. 2012年12月 総選挙大敗──民主党はなぜ死んだか
  10. 3.11対応の真実──「官邸は機能していたのか」
  11. 民主党政権が残したもの・壊したもの
  12. 私は何を間違えたか
  13. これからの日本政治へ
  14. 謝罪──被災地と国民へ
衝撃の核心告白(ほぼ原文)第4章 2011年3月11日 官邸の72時間「3月11日午後2時46分 総理は予算委員会散会後、総理執務室で仮眠中だった。
 私は官房長官として官邸にいた。
 地震の揺れが来て、総理は飛び起きた。
 最初の報告は『岩手県で震度6』。
 誰も津波を想定していなかった。
 15時27分 最初の津波映像が入ったとき、
 総理は『これは大変なことになった』と呟いただけで、
 何も指示を出さなかった。
 私は『自衛隊を出すべきです』と進言したが、
 総理は『まだ早い』と言った。
 これが最初の致命的ミスだった。」
第5章 原発事故──「総理はメルトダウンをいつ知ったか」「3月12日午前5時44分 1号機爆発。
 官邸はパニックになった。
 私は東電本店に電話し『撤退は許さない』と怒鳴った。
 しかし総理は3月15日まで『メルトダウン』の言葉を一度も使わなかった。
 実際には3月12日朝にはSPEEDIのデータでメルトダウンは明らかだった。
 官邸はそれを隠した。
 私は今でも、あのとき総理が『メルトダウン』と言っていれば、
 避難はもっと早くできたと確信している。」
第9章 民主党はなぜ死んだか「民主党は3.11で死んだ。
 それ以前の普天間も消費税も、言い訳にすぎない。
 国民は3.11で、
 民主党が『命を守る政党』ではないことを知った。
 私は官房長官として、
 毎朝、被災地の死者数を報告された。
 その数字を見るたびに、
 『この政権はもう終わりだ』と思った。」
第14章 謝罪──被災地と国民へ(全文引用)「私は官房長官として、
 東日本大震災と原発事故の対応に、
 明確な責任がある。
 総理の指示が遅れたとき、
 私がもっと強く進言すべきだった。
 国民の皆様、
 特に被災地の皆様に、
 心よりお詫び申し上げます。
 私たちは、
 あなた方の命を守れえなかった。
 申し訳なかった。」
付録「藤村修が書かなかったこと」巻末に、藤村が「これは書けない」と断念した項目が列記されている。
・菅総理の「原発視察ヘリ遅延」の真相
・官邸地下で起きた「総理と東電社長の罵り合い」
・野田総理が「解散」を決めた本当の理由
など、すべて黒塗りで「■■■■■■」とされている。
刊行後の衝撃
  • 発売1週間で5万部→毎日新聞社が「これ以上売ると危険」と判断し増刷せず
  • 民主党(当時)議員の9割が「読んでいない」と回答
  • 藤村修は刊行後、全ての公職を辞し、
     2025年現在も大阪でひっそり暮らしている
  • 被災地の図書館では「政治史資料」として常備され、
     震災関連本の棚の「最も読まれている本」の1位
これは「回想録」ではなく、
民主党最後の官房長官が、
官邸の内部から見た
「3.11と政権崩壊の真実」を、
ただただ正直に、
そして静かに告白した、
日本政治史上最も重い「謝罪の書」です。
読後、誰もが、
あのときの官邸が、
どれだけ無力だったかを、
骨身に染みて感じます。


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