『<ルポ>原発はやめられる 』 ドイツと日本その倫理と再生可能エネルギーへの道
小坂洋右/著 寿郎社 2013.8
僕がTwitterから東日本大震災被災地支援の情報を流していた頃に、
「原発はどうするの?」
というメッセージが来て、その際にこの本を紹介されました。
「倫理委員会」には、ウルリッヒ=ベック氏(著作に、『リスク化する日本社会』 ウルリッヒ・ベックとの対話、『世界リスク社会 』、『世界内政のニュース』 などがあります)をはじめとする、ドイツの識者が委員を務め、「原発」が人間として、倫理的に許されるのものなのか議論されたようです。
ドイツの、原発事業に携わる技術者は、原発の安全性を主張していたが、「倫理委員会」では、日本で起きた、福島第一原発事故が人間として倫理的に許されるのものなのかが議論されたようです。
結果として、ドイツのキリスト教民主党の党首で、ドイツの首相を務めるメルケル氏は、2022年脱原発の方針を決めたとのことです。
「原発」に替わるエネルギーは、再生可能エネルギーで、「太陽光発電」「風力発電」「地熱発電」などだそうです。
日本から地理的に遠い国、ドイツでは、福島第一原発事故を教訓に、「脱原発」を国の方針としたようです。
この本の巻末には、「原発のない国」が挙げられていました。
ヨーロッパでは、「イタリア」「オーストリア」「デンマーク」が「原発のない国」でした。
原発がなくてもきちんと、やっていける国もあることが分かりました。
先日、ある本を読んでみました。
「ルポ 原発はやめられる」という本です。
文京区立図書館で借りて読んでみました。
この本は、僕が早稲田大学探検部32期OBの先輩、向井徹氏とFacebookで友達だった頃に勧められていた本でした。
2010年11月12日に新宿区神楽坂で向井徹先輩も含めて、早稲田大学探検部OBで飲んだときの集合写真はこちら
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左から森山憲一(33期)、吉澤基勝先輩(32期)、向井徹先輩(32期)、伊藤謙治(34期)、上原和明(33期)、宮澤信也(33期)、正木敬夫(34期)です。
僕が早稲田大学探検部32期OBの向井徹の声として聞こえていている声は、
「上原に『ルポ原発はやめられる』紹介して良かった」
「浅井美香と付き合わなければ良かった」
「なんで、早稲田大学探検部33期、こんなに強いの?」
という声が聞こえています。
僕にこの本を紹介した先輩、向井徹氏は北海道に住んでいらして、「北海道魚類映画社」というサイトを制作されています。
僕の向井徹先輩との思い出について書いているブログはこちら
僕が向井徹先輩について思っていることを書いているブログはこちら
僕がTwitterから東日本大震災被災地支援の情報を流していた頃に、
「原発はどうするの?」
というメッセージが来て、その際にこの本を紹介されました。
先日まで忙しくて、読む時間がありませんでしたが、先日、ようやく読むことが出来ました。
小坂洋右という北海道新聞に勤務されている方が書かれている本でした。
小坂洋右さんは北海道大学文学部卒の方のようです。
小坂洋右さんは北海道大学文学部卒の方のようです。
「ルポ 原発はやめられる」では、ドイツのメルケル首相の英断で、ドイツという国が福島第一原発事故以後に、「倫理委員会」を設置して、2022年脱原発を決めたことについて詳しく書かれています。
僕が脱原発を決断したメルケル氏のいるドイツの脱原発政策について書かれている本を読むことになった理由について書いているブログはこちら
ドイツが、福島第一原発事故のあとすぐに、倫理委員会を設置して、脱原発の方針を決めたことについて書かれています。
「倫理委員会」には、ウルリッヒ=ベック氏(著作に、『リスク化する日本社会』 ウルリッヒ・ベックとの対話、『世界リスク社会 』、『世界内政のニュース』 などがあります)をはじめとする、ドイツの識者が委員を務め、「原発」が人間として、倫理的に許されるのものなのか議論されたようです。
ドイツの、原発事業に携わる技術者は、原発の安全性を主張していたが、「倫理委員会」では、日本で起きた、福島第一原発事故が人間として倫理的に許されるのものなのかが議論されたようです。
結果として、ドイツのキリスト教民主党の党首で、ドイツの首相を務めるメルケル氏は、2022年脱原発の方針を決めたとのことです。
「原発」に替わるエネルギーは、再生可能エネルギーで、「太陽光発電」「風力発電」「地熱発電」などだそうです。
日本から地理的に遠い国、ドイツでは、福島第一原発事故を教訓に、「脱原発」を国の方針としたようです。
この本の巻末には、「原発のない国」が挙げられていました。
ヨーロッパでは、「イタリア」「オーストリア」「デンマーク」が「原発のない国」でした。
原発がなくてもきちんと、やっていける国もあることが分かりました。
日本でも民主党が2030年代脱原発の方針を掲げていたが、選挙で、自民党に敗れてしまったとのことも書かれています。
ドイツという国は「脱原発」に舵を切っているが、日本は、「脱原発」に舵を切れなかったとのことです。
日本という国を一つの船に例えると、船を操縦する船長は、「脱原発」に舵を切っていないようです。
日本という船が、このまま、航海を続けられるのか、あるいは、沈んでしまうのか、とても大事な判断が求められているのだと思います。
ドイツの2022年「脱原発」の方針のことがよく分かる本なので早稲田大学探検部関係者には是非、ご一読していただきたい本です。
ドイツは2023年4月15日に脱原発を完了しました。
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