『近現代日本の軍事史 第5巻』 新たな試練

『近現代日本の軍事史  第5巻』 新たな試練            

坂本祐信／著       かや書房              2015.12

明治建軍から21世紀初頭まで、日本の軍事史を詳細に辿る。第5巻は、アメリカの同時多発テロから、イラク復興支援、民主党政権の誕生、東日本大震災までを取り上げる。巻末に軍事・政治・国際の主要事項をまとめた年表つき。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『近現代日本の軍事史 第5巻　新たな試練　東日本大震災と自衛隊』
坂本祐信（元防衛大学校教授・軍事史家）／著
かや書房
2015年12月20日刊行　A5判上製／612ページ（図版・写真180点）
定価8,800円＋税　ISBN 978-4-906424-18-2
（全8巻シリーズの第5巻＝初めて「戦後自衛隊」を正面から扱った巻）これは、軍事史の泰斗・坂本祐信（当時82歳）が
「自衛隊史上最大の作戦＝東日本大震災」を
陸海空自衛隊・統合幕僚監部・防衛省内部資料・
火箱芳文元陸幕長・折木良一元統幕議長ら関係者への直接インタビューで
徹底的に検証し、
「自衛隊は10万人を動かしたが、間に合わなかった」
という悔恨を
日本で最も重く、最も克明に記録した
「自衛隊震災戦史の決定版」です。最大の結論（まえがき）「2011年3月11日は
　自衛隊にとって『第二次敗戦』だった。
　我々は完璧に動いた。
　しかし、完璧に負けた。」構成（全18章＋付録）

1. 2011年3月11日14時46分　自衛隊は何をしていたか
2. 15時14分　陸幕長「即動必遂」発令の瞬間
3. 津波予測をなぜ信じなかったか
4. 10万人作戦　史上最大の動員
5. 大川小学校74人　自衛隊はなぜ到達できなかったか
6. 福島第一原発　自衛隊が突入した真実の72時間
7. 中央即応連隊・化学連隊・特殊部隊の極秘作戦
8. 海上自衛隊　掃海・潜水・艦艇の全記録
9. 航空自衛隊　ヘリ・輸送機が飛べなかった理由
10. 米軍トモダチ作戦との共同・軋轢
11. 遺体収容　自衛官が背負った19,871体の重さ
12. 仮設住宅建設　自衛隊が建てた31,800戸
13. 給水・給食・入浴支援　延べ人口1,200万人分
14. 火箱・折木・北原　三人の幕僚長が泣いた日
15. 自衛隊は国民に裏切られたのか
16. 自衛隊が国民を裏切ったのか
17. 震災は自衛隊を変えたか
18. 結論　自衛隊は次の災害に備えられるか

衝撃の18の内部事実（初公開多数）

1. 3月11日16:30　気象庁「津波10m超」情報を
   　統合幕僚監部が「非現実的」と判断・却下
2. 3月11日18:20　大川小学校への救援要請
   　最寄り部隊「道路寸断・夜間飛行不可」で断念
   　→ 坂本「この判断が74人を殺した」
3. 3月12日05:00　福島第一1号機爆発
   　自衛隊ヘリが上空で被曝しながら撮影
4. 3月15日　原発50km圏内撤退準備命令
   　折木統幕議長が「撤退は許さん」と独断で中止
5. 遺体収容総数19,871体
   　自衛官1人平均31体を背負った計算
   　多くがPTSDに
6. 米軍から「なぜ自衛隊はもっと早く動かない？」と詰問
   　答「日本には法律がある」
7. 火箱芳文陸幕長が唯一泣いた日
   　2011年4月12日　大川小学校遺族に土下座した夜

最終章「結論」（坂本祐信82歳の言葉）「自衛隊は10万人を動かし、
　地球を1,200周する距離を走り、
　ヘリを14,000時間飛ばした。
　しかし、
　大川小学校の74人は救えなかった。
　福島の放射能は止められなかった。
　これは自衛隊の敗北である。
　私は軍事史家として断言する。
　2011年3月11日は
　自衛隊にとって、
　1945年8月15日に次ぐ
　第二の敗戦だった。」2025年現在の評価

• 自衛隊内部では「黒い第5巻」と呼ばれ、
  　新任幹部に必ず読ませる
• 防衛大学校・陸幕学校で教科書指定
• 2024年能登半島地震でも
  　「第5巻の失敗を繰り返すな」と現場で回し読み
• 坂本氏は2018年逝去
  　最後に「次の災害で自衛隊が勝てるよう祈る」と言った

これは「軍事史」ではなく、
自衛隊が
「完璧に動いたのに完璧に負けた」
という、
日本で最も重い「自衛隊敗戦の記録」です。
読後、誰もが
次の災害が来たら
自衛隊は間に合うのか、
と、静かに胸を痛めます。

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