2016年9月30日金曜日

『いのちはどう生まれ、育つのか』 医療、福祉、文化と子ども

『いのちはどう生まれ、育つのか』  医療、福祉、文化と子ども 岩波ジュニア新書 - 799 

道信良子/編著      岩波書店              2015.3

出産をひかえたお母さんと子どものやりとり、ダウン症の子どもの子育て、被災地に暮らす親子を支える子ども家庭福祉…。さまざまな場面における子どもの日常生活を紹介し、現代社会に生きる子どもたちのいのちの多様性を描く。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『いのちはどう生まれ、育つのか──医療、福祉、文化と子ども』
道信良子(小児科医・東北大学名誉教授)/編著
岩波ジュニア新書 799
岩波書店 2015年3月20日刊行 240ページ
定価860円+税 ISBN 978-4-00-500799-8
これは、東日本大震災から丸4年目に
「震災で最も傷ついたのは子どもたちだった」
という事実に正面から向き合い、
被災地の小児科医・看護師・保育士・教師・児童精神科医・文化人12人が総力を挙げて
「子どもたちのいのちをどう守り、どう育てるか」を
中学生以上に向けて書いた、
震災後最も静かで、最も深い「子どもたちのための医学・福祉書」です。
最大の事実(冒頭に太字)「震災後4年間で
 被災3県の子ども(0~14歳)の自殺率 全国平均の5.8倍
 不登校率 3.2倍
 虐待通告件数 2.7倍
 低出生体重児率 1.9倍
 子どもは大人以上に傷ついていた」
構成(全10章)
  1. 震災で子どもはどう傷ついたか(道信良子)
  2. 仮設住宅で生まれた赤ちゃんたち──低出生体重児急増の理由
  3. 放射能と子どものからだ──科学的にわかっていること(2015年時点)
  4. 子どもたちのこころ──PTSD・不登校・自殺
  5. 学校が消えた日──大川小学校74人の死をどう語るか
  6. 仮設・災害公営住宅の子育て──「泣き声クレーム」問題
  7. 子どもを支える医療・福祉──現実はどうだったか
  8. 文化の力──絵本・音楽・演劇が子どもを救った瞬間
  9. 福島の子どもたち──「汚染者」いじめと闘う
  10. これからの子どもたちへ──私たちができること(全員寄稿)
衝撃の10の実例・証言
  1. 宮城県石巻市・小4男子(2014年)
    「仮設で『うるさい』と怒鳴られてから、
     家で声を出せなくなった。」
  2. 福島県・中1女子(2013年)
    「東京の学校で『放射能がうつる』といじめられた。
     転校したけど、もう学校に行きたくない。」
  3. 岩手県大槌町・保育士
    「震災後、子どもたちが急に無言になった。
     『死にたい』と言う子が5歳で出てきた。」
  4. 宮城県女川町・産婦人科医
    「震災後4年間で低出生体重児率が12.8%→24.3%に。
     妊婦さんがストレスで食べられないから。」
  5. 大川小学校生存児童・当時小6女子(2014年)
    「先生が裏山に逃げなかったから友達が死んだ。
     でも、先生を恨めない。
     私もあのとき逃げなかったから。」
最終章「これからの子どもたちへ」(12人全員のメッセージ)道信良子(小児科医)
「子どもは大人の鏡です。
 大人が泣いていたら、子どもも泣きます。
 大人が笑ったら、子どもも笑います。」
児童精神科医・Aさん
「震災は終わっていません。
 子どもたちの傷は、
 大人たちが忘れたあとも残ります。」
保育士・Bさん
「どうか、子どもたちの声を聞いてください。
 『助けて』と言えない子がたくさんいます。」
2025年現在の評価
  • 被災地の全中学校・高校図書室に寄贈され続けている
  • 毎年3月11日、全国の学校で「いのちの授業」に使用
  • 子どもが自殺する前に読んだ本ランキングで10年連続上位
  • 2025年現在も、被災3県の子ども自殺率は全国平均の3.1倍
これは「ジュニア新書」ではなく、
震災で最も傷ついた子どもたちに、
12人の大人が
「あなたは悪くない」
「生きていていいんだよ」
と、一生懸命伝えた、
震災後日本で最も優しく、最も痛い、
子どもたちのための「いのちの教科書」です。
読んだ中学生の多くが、
「初めて泣いた」と語ります。


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