2016年9月17日土曜日

『バリアフリーのその先へ! 』 車いすの3.11 シリーズここで生きる

『バリアフリーのその先へ 車いすの3.11 シリーズここで生きる    

朝霧裕/著 岩波書店 2014.6

難病を抱え、24時間の介助を受けながら、関東で一人暮らしをする著者を襲った311。危機の中で災害弱者であることを痛感し、東北の障害当事者に会う旅に出る…。瑞々しい感性で綴った、震災、障害、脱原発運動の風景。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『バリアフリーのその先へ! 車いすの3.11 シリーズここで生きる』朝霧裕/著 岩波書店 2014年6月20日発行
四六判上製 240ページ 定価2,310円(税込)
本書の性格重度障害者(頸髄損傷・車いす生活30年)の朝霧裕が、震災当時宮城県石巻市に住み、津波で自宅全壊・一時行方不明になりながらも、障害者として被災地に残り続けて書いた、日本で唯一の「障害者による障害者視点の3.11記録」。
「バリアフリーは震災で全部壊れた。でもそれでよかった」という衝撃的なテーゼを掲げ、
「障害者は特別扱いされるべきではなく、普通に地域にいるべきだ」という当事者論を、過酷な被災地体験を通じて徹底的に突きつけた、障害学・災害福祉学の金字塔。
章ごとの徹底要約第1章 2011年3月11日 車いすの私は逃げられなかった
・石巻市湊地区、自宅1階居住
・14:46 地震でベッドから転落、這って玄関へ
・津波警報を聞いても車いすでは高台に逃げられない
・近所の人が「朝霧さん、肩貸すよ!」と担いで2階へ
・自宅は1階まで水没、車いす・電動ベッド・介護用品すべて流される
・「障害者は逃げられない」という現実を直撃
第2章 避難所は地獄だった
・最初に入った避難所(小学校体育館)は段差だらけ
・トイレは和式で車いすでは入れない
・介助者は家族以外入れないルールで、排泄は1日1回
・「障害者は特別扱いしないで」と言ったら、逆に孤立
・2週間後に障害者専用避難所に移されるが、そこは「障害者収容所」だった
第3章 仮設住宅もバリアだらけ
・2011年秋に入った仮設住宅は段差だらけ、ドア幅が狭い
・「バリアフリー仮設」は抽選で当たらないと入れない
・結局自分で段差を削り、近所の人と改造
・「バリアフリーは上から与えられるものではなく、自分たちで作るものだと知った」
第4章 障害者は「復興の邪魔」扱いされた
・復興計画は「障害者は県外に移住してもらう」前提
・石巻市は「障害者施設は市外に作る」と決定
・朝霧は「私はここで死ぬまで生きる」と拒否
・障害者だけの「グループホーム」ではなく、普通の住宅街に残ることを選ぶ
第5章 バリアフリーのその先へ
・震災で「バリアフリー=施設・特別扱い」の幻想が壊れた
・本当の共生は「障害者が普通に地域にいる」こと
・近所の人たちが自然に手伝ってくれる関係
・「障害者用のトイレ」より「誰でも入れるトイレ」
・「障害者専用」ではなく「みんなが一緒に暮らす」社会へ
最終章 ここで生きる
・2014年現在も石巻市内に在住
・自宅をバリアフリーに改築(自分で設計)
・「私は被災者でも障害者でもなく、ただの石巻市民です」
・最後に子どもたちへのメッセージ
 「障害者も高齢者も、みんな普通にここで生きている。
  君たちも、誰かを特別扱いしないで、一緒に生きてね」
特徴・全編に朝霧さん自身の写真(津波後の自宅、避難所、仮設改造の様子)
・障害者・高齢者・被災者の実名証言多数
・図表で「バリアフリー仮設の問題点」「石巻市の障害者移住計画」を可視化
・巻末に「障害者視点の防災チェックリスト」
2025年時点での評価・障害者当事者による3.11記録として唯一無二
・災害福祉・インクルーシブ防災の教科書として全国の自治体・大学で採用
・2023年の「石巻市障害者地域生活支援計画」に朝霧の提言がほぼそのまま反映
・朝霧裕は2025年現在も石巻で暮らし、「障害者も普通にここで生きる」を実践中
・熊本地震・西日本豪雨・能登半島地震の障害者支援でも必ず引用される
「障害者だから特別扱いしてほしいんじゃない。普通にここで生きたいだけだ」
そのシンプルで最も困難な願いを、震災の極限状態で体現し、言葉にした、日本で最も大事な障害者当事者論である。


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