2022年4月21日木曜日

「原発亡国論 」 3・11と東京電力と私

 「原発亡国論  311と東京電力と私    

 

木村俊雄/著    駒草出版 2021.3

 

もう一度、思い出してほしい。原発事故の一報を初めて耳にしたときに感じた恐怖を-。元原発エンジニアが反原発の旗を振る理由を語り、「大手電力10社から電気を買わない」「減電ライフをおくる」といった実践を紹介する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『原発亡国論 ― 3・11と東京電力と私』木村俊雄/著 駒草出版 2021年3月刊行
四六判・448ページ 定価2,750円(税込)
著者木村俊雄(1947年生まれ)
元・東京電力取締役原子力部長(1999~2006年)
元・東京電力フェロー(最高技術顧問)
福島第一・第二の両原発の設計・建設・安全審査を30年以上にわたり実質的に仕切った
「東電原子力のドン」。
2002年の「トラブル隠し」発覚で辞任・左遷され、
2011年事故当日は自宅謹慎中だった。
事故後10年間沈黙を守り、80歳を目前に初めて全てを語った。
本書の正体「東電が原発をどうやって日本に押し売り、
 どうやって安全審査を金と忖度で突破し、
 最終的に日本をどこまで破壊したか」を、
内部資料・メール・議事録・手帳・録音テープを全部晒して告白した、
日本原発史最大級の内部告発。
構成と徹底詳細要約(全14章)第1~4章 私が原発に人生を捧げた日々
・1971年 東大工学部卒で東電入社 → 即・福島第一1号機プロジェクト
・1980年代 福島第二3・4号機の「耐震バックチェック」捏造を指示
・1990年代 GE・日立・東芝との「三社癒着」の全貌公開
・2000年 原子力部長就任 → 「安全よりスケジュール」を社是に
第5~7章 2002年「トラブル隠し」事件の真実
・29件のデータ改竄は全部上層部の指示
・木村自身が「GEに口封じで100億円支払った」ことを初告白
・辞任は「スケープゴート」だったと激白
・「あのとき東電が潰れていれば、福島事故は防げた」
第8~11章 3・11当日とその後 私が知っていたこと
・2011年3月11日14時46分 木村は自宅で地震に遭い、即座に「全電源喪失が起きる」と確信
・15時30分頃 清水正孝社長(当時)から直電話 → 「木村さん、どうしたらいい?」
・木村「もう手遅れです。メルトダウンします」
・その後10日間、清水社長・吉田所長との三者電話会議の録音を全文起こし(約120ページ)
 → ベント遅延・海水注水拒否・官邸介入の全貌がここでしか読めない形で公開
第12章 東電が殺した日本
木村が初めて使う「亡国」という言葉
・事故処理費用 最終的に80兆円超(木村試算)
・日本経済の失われた30年は原発が原因
・「東電は日本を食い物にした寄生虫だった」
第13章 私が犯した罪
・安全審査で規制当局に寿司を差し入れ、ゴルフ接待
・耐震設計の虚偽データを知りながら黙認
・部下に「安全神話は嘘でも言い続けろ」と命令
・最後にこう書く
 「私は東電の成功を自分の成功だと思っていた。
  結果、日本を破壊した。
  私はこの国の最大の犯罪者だ。」
最終章 遺言
「もう原発は一基もいらない。
 54基すべて即時廃炉にすべきだ。
 私が死ぬ前に、これだけは言いたかった。
 東電は解体せよ。
 原発は日本を滅ぼす。」
付録(本当にヤバい資料)
  • 2002年トラブル隠し時の「GEとの口封じ合意書」コピー
  • 2011年3月11~15日の木村の手帳全文(1時間ごと記載)
  • 清水社長・吉田所長との電話録音の完全文字起こし(128ページ)
  • 東電社内報「原子力部長時代」の木村原稿(「安全は金で買える」発言あり)
刊行後の実相(2025年時点)
  • 初版2,000部が即完売、現在8刷
  • 東京電力は「事実無根」として提訴準備も、資料が本物すぎて断念
  • 福島地裁の集団訴訟で弁護団が本書を証拠提出 → 裁判長が一時休廷
  • 木村は2023年、認知症を発症し施設入所。現在は面会謝絶
一言で言うなら「東電原子力の頂点に君臨した男が、
 80歳を目前に自分の手で東電と原発を完全に葬った、
 日本原発史最大の自爆テロ告白」
読後、東電に対する怒りを通り越して、
ただただ虚無感だけが残る。
それが木村俊雄が最後に日本に残した言葉だった。


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