2023年4月25日火曜日

「原発故郷3650日」

「原発故郷3650日」

 

 島田陽磨監督 日本電波ニュース社

 

 先日、早稲田大学探検部41OBの島田陽磨さんの映像作品、「原発故郷3650日」を鑑賞しました。

  僕が早稲田大学探検部の後輩になる島田陽磨さんの監督作品、「原発故郷3650日」を知ったのは、早稲田大学探検部OB会からのメールで知りました。

  2021917日に僕のメールアドレスに届いたメールは以下です。

  2021917日のメール 福島映像祭での上映のご案内(41期島田様より)」

   このメールを読んで、「原発故郷3650日」を知って、Googleで「原発故郷3650日」と検索したら、Amazonのサイトで、「原発故郷3650日」が売っていることが分かり、Amazonで購入しました。

  高い買い物になってしまいましたが、見ておかなくてはならないと思い、購入しました。

   早稲田大学探検部41OBの島田陽磨さんとは、1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り中の早稲田大学探検部員殺害事件ペルー早稲田大学探検部員殺害事件)の事故の際の事故対応にあたった方のようです。

 1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り中の早稲田大学探検部員殺害事件の際の早稲田大学探検部の幹事長が現在、ノンフィクション作家になっている早稲田大学探検部42期OBの角幡唯介のようです。

 角幡唯介のウィキペディアはこちら →角幡唯介

 角幡唯介のX(旧 Twitter)はこちら 

https://twitter.com/kakuhatayusuke

 僕が角幡唯介の声として聞こえている声は、

 「上原さん、男になってくださいよ」

 「上原さん、怖い」

 という声です。

 角幡唯介への声として聞こえている声は、

 「角幡、カイラスにも行っていないし、ブラマプトラ川も下っていないでしょう」

 「角幡にアマゾンに行かせろ」

 「角幡がアマゾンの犯人だぜ」

 「角幡、マゾだぜ」

 「角幡がなんで本を書けるのかだな」

 「角幡、死んでほしい」

 「角幡が、早稲田大学探検部の現役時代に書いていた計画書、報告書あるのか、あれば読んでみたい。どんなことを書いていたかだな」

 「なんで、角幡の弟とかが、早稲田大学探検部に関わっているの?」

 「角幡の書いた本、読まない方がいいよ」

 という声です。

 アマゾン川川下り事故について僕が聞こえている声は、

 「アマゾン解明されるぜ」

 「アマゾンの犯人挙がるぜ」

 「高野秀行と宮澤信也がアマゾンの犯人だよ」

 「早稲田大学探検部34期の女がアマゾンの犯人だぜ」

 早稲田大学探検部34期の女の声として聞こえている声は、

 早稲田大学探検部34期OGの村山さつきの声として、

 「上原さん、強くなったのよ」

 「上原さんが小日向に住んでいるから、東京で地震が起きないのよ」

 早稲田大学探検部34期OGの山田珠美の声して、

 「上原さんがアダルトビデオ見たら上原さん殺す」

 「早稲田大学探検部のこと全部、バラす」

 「私、ヤリマンじゃありません」

 という声が聞こえています。

 早稲田大学探検部34期OGの山田珠美への声として聞こえている声は、

 「なんで、山田珠美を早稲田大学探検部に入部させたんだ」

 「山田珠美、結婚相手探しのために早稲田大学探検部に入部しているでしょう」

 「山田珠美、早稲田大学探検部時代に探検実績なんて何もないでしょう」

 「上原、山田珠美がいるから結婚出来ないんだぞ」

 「山田珠美、自殺させろ」

 「山田珠美、殺そうぜ」

 「山田珠美の面倒なんて、早稲田大学探検部の誰も見ないよ」

 「山田珠美の言うことなんて、早稲田大学探検部の誰も聞かないよ」

 「山田珠美と付き合った男、みんな不幸になっているでしょう」

 「山田珠美の弟って何をしているんだ?」

 「山田珠美と柳田が上原を統合失調症にした犯人だよ」

 という声が聞こえています。

 その他にアマゾン川川下り事故について聞こえている声は

 「早稲田大学探検部34期がアマゾンの犯人だぜ」

  「早稲田大学探検部34期、全員で集団自殺だな」

 「早稲田大学探検部34期OBの山田博英が1997年当時、なんで新宿歌舞伎町で働いていたかだな」

 「早稲田大学探検部34期OBで読売新聞に勤めている伊東謙治、フェデリコ・フェリーニの『甘い生活』とか観て、新聞記者になっているでしょう」

 「なんで、森山、アマゾン川川下り事故の際に上原のアパートに電話をしたんだ?」

 「上原、森山がアマゾン川川下り事故の際に上原のアパートに電話した時に、『何人で行っている?』と森山に言ったんだな」

 「早稲田大学探検部37期OBの柳田が上原さんの働いていた書店でバイトしたいと来たときに、すでに柳田、紫藤クリニックに通院していたでしょう」

 「早稲田大学探検部36期OBの佐藤正喜が、上原さんに、『柳田のこと何とかしてくださいよ』って頼んでいるでしょう」

 「早稲田大学探検部37期OBの柳田、上原さんに面と向かって、『上原さんがどもることは早稲田大学探検部のタブーになっている』と言っているでしょう。柳田に上原さんが紫藤クリニックで統合失調症と診断された全責任を負わせろ」

 「上原、柳田に統合失調症うつされたんだよ」

 「柳田、自殺させろ」

 「早稲田大学探検部37期の幹事長って誰なんだ」

 「上原、アマゾン川川下り事故に関する新聞記事読んでいるよ」

 「なんで、早稲田大学探検部、川下りをやらなくなったんだ」

 「1997年当時の早稲田大学探検部が、インドブラマプトラ川川下り報告書を読んでいたかだな」

 などなどの声が聞こえています。

 僕を統合失調症と診断した紫藤クリニック院長、紫藤昌彦の声として聞こえている声は、

 「上原和明のパソコン、ぶち壊せ」

 「上原和明、病院にぶち込め」

 という声が聞こえています。

 島田陽磨さんの勤務している会社、日本電波ニュース社とは、僕が早稲田大学卒業後、1年ちょっと勤務した会社で、この映画のプロデューサーの立山さんという方も僕は会社で接したことがあり知っています。

  「原発故郷3650日」では、福島第一原発事故により、避難生活を余儀なくされた方々で、心の病気になり、精神薬を大量に処方されている方のことも取材していました。

   福島県で福島第一原発事故が原因で避難生活を送り、心の病気に罹った方々を支援する、社会福祉士や、精神科医のことも取材していました。

  僕自身が1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故(早稲田大学探検部員殺害事件の事故 ペルー早稲田大学探検部員殺害事件))が原因で統合失調症という精神病に罹り精神障害2級の障害者手帳を持っているので、映画を見ていて、福島県で原発事故により避難している方々で、これほどまでに酷い精神状態になっている方がいらっしゃるのかと思い、僕程度の心の病気なら軽い方だと率直に思いました。

 僕が1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故(早稲田大学探検部員殺害事件の事故)ペルー早稲田大学探検部員殺害事件))について書いているブログはこちら

 → 「早稲田大学探検部41期の島田陽磨さんが映画を作ったようだ」

  「恥ずかしく早稲田大学探検部OBって言えない」

  「角幡唯介氏の思い出」

  「僕と早稲田大学探検部の関係は1997年に終わっている」

  「精神障害者の医療費助成」

  「神田川生活(一人暮らし)の心の病気」(統合失調症)

      「大学4年(22才)以降から紫藤クリニックに来院するまでの主な出来事 1997年編」

  「大学4年(22才)以降から紫藤クリニックに来院するまでの主な出来事 1998年編」

       「大学4年(22才)以降から紫藤クリニックに来院するまでの主な出来事 1999年編」

  「早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故に関する吉澤基勝先輩とのメールでのやり取り」

 僕が1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故(早稲田大学探検部員殺害事件の事故)ペルー早稲田大学探検部員殺害事件))についてつぶやいているツイートはこちら

 「両親に何故、精神障害者になったのかと良く聞かれる。僕は早稲田大学探検部の後輩がアマゾン川川下り中にペルー国軍兵士に残虐に殺害されたと知って、夜眠れなくなり、幻覚妄想状態になり、精神障害者になったと両親に説明している。」

    福島県で、福島第一原発事故が原因で、避難して、避難生活による極度のストレスなどから、自死(自殺死)などの災害関連死がとても増えていることも映画の中で訴えていました。

  『福島と原発  3  福島民報社編集局/著       早稲田大学出版部2015.2

  という本でも、災害関連死のことが書かれています。

   福島県の自殺率が日本の都道府県の中では最も高くなってしまっているとも伝えていました。

  映画の最後で、

 20213月現在で、福島県の避難者数は67千人以上、半数にPTSDの症状が見られ、社会的孤立にあるとの調査結果もある。」

 「避難生活中に亡くなった震災関連死は津波などによる直接死の1606人を大きく上回り2316人。」

  というテロップが流れていました。

  このテロップに島田陽磨監督の伝えたいことが書かれてあると思いました。

  実は、僕は僕が早稲田界隈の書店(本屋)でアルでバイトしていたときに、早稲田大学探検部37OBの柳田という人間が書店でアルバイトしたいとやって来て、その柳田と当時付き合っていた、早稲田大学探検部から日本電波ニュース社に行った荒木さんという女性が自殺死したと早稲田大学探検部34OBの山田博英から聞いていたのを思い出し、何か、日本電波ニュース社は自死(自殺死)に関することを映画の中で強く訴えているのだろうかとも僕は思ってしまいました。

 僕が早稲田大学探検部の後輩になる荒木さんのことについて書いているブログはこちら

 →「早稲田大学探検部の後輩になる荒木さんのこと」

  その他にも、早稲田大学探検部32OGだった古賀美岐さんという女性の方も早稲田大学探検部から日本電波ニュース社に行き、2008年に日本電波ニュース社の番組取材中にネパールで高山病で亡くなっています。

   何か、早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故(早稲田大学探検部員殺害事件の事故)の際の事故対応にあたった早稲田大学探検部41OBの島田陽磨さんといい、自殺死した荒木さんといい、ネパールで、高山病で亡くなった早稲田大学探検部32OGの古賀美岐さんといい早稲田大学探検部から日本電波ニュース社に行った方々に常に死の影がついて回っているような気がします。

   実は僕も早稲田大学探検部から日本電波ニュース社に行き、1993年のカンボジアPKOPeace keeping  operation)に関する番組の編集の仕事をしたり、実際にカンボジアにも行きましたが、カンボジアPKOでは、会社で取材していた文民警察官の高田晴行さんが殺害され、同じく会社で取材していた国連ボランティアの中田厚仁さんが殺害されました。

   当時、会社で仕事をしていたときに、会社内でもうちの会社からも死者が出ないといけないのではないかとか話していたのを覚えています。

   日本電波ニュース社とは命がけで、現場で取材している会社で、現場で取材中に会社の方が殺害されたこともある会社です。

   僕は1年ちょっとで会社を辞めましたが、現場に派遣されるカメラマンとかは本当に命がけで取材していると思いました。

   常に死の恐怖に脅えながら、仕事をしている会社なので、取材することも死に絡むことを多く取材しているような気がします。

  僕が日本電波ニュース社で働いている頃は、会社の人は

 「うちの会社は戦争が好きだから」

  とか冗談半分に言っていましたが、本当に危険な地域に行って、取材しているので、仕事も死と隣り合わせなのだと思います。

 僕が僕が1年ちょっと勤務していた日本電波ニュース社について書いているブログはこちら

 →「日本電波ニュース社の怖さ、凄みを知らない人間は痛い目に遭うと思う」

  「日本電波ニュース時代の先輩秋山英樹さんはインドのアンベートカルの思想の取材をしていた」 

  「鬼才、秋山英樹の作品、蛍の光 同窓会ぶちこわし編」

  「気分転換に読んでみたいと思っている本、千田真さんの、僕の戦場記者日記」

    「早稲田大学探検部OB茅野臣平さんの思い出」

  「大学卒業後に勤務した会社でやっていけなかった人間は悲惨な人生を歩むことになる」

 「テレビ番組の編集の仕事に就かなければ、僕の人生も変わっていたと思う」

 「マスコミ業界に進まなくて良かった」

 「テレビ番組制作会社時代の渋谷」

 「神田川生活時代の、アジト」

 「僕がマスコミ業界を辞めた理由の一つ」

 「茗荷谷に見た、デモに行くのか」

 「5秒の緊張感」

 「日本電波ニュース社でなんて働かなければ良かったと思っている」

 「中学2年生の頃は学年で2番の成績だったようだ」

 日本電波ニュース社が取材してドキュメンタリー映画を作っている故中村哲さんのことについて書いているブログはこちら

 「中村哲さんの死亡に思う」

 早稲田大学探検部41OBの島田陽磨監督も、やはり、福島第一原発事故により避難生活を余儀なくされ、避難生活の極度のストレスから心の病気(精神病)になり自死(自殺死)も考えている方々を取材していて本当に危険な場所を取材して映画を撮っていると思いました。

  核のゴミの問題も北海道神恵内村、北海道寿都町に赴き、取材していました。

   核のゴミ処理場を誘致する自治体が、お金が欲しいから(交付金は20億円)核のゴミ処理場を誘致する、国民年金で生活している貧しい高齢者の生活を支えるために、自治体の収益を上げなければならずに、核のゴミ処理場を誘致すると言っているのがとても印象に残りました。

  映画の最後のテロップの

 20213月現在で、福島県の避難者数は67千人以上、半数にPTSDの症状が見られ、社会的孤立にあるとの調査結果もある。」

 「避難生活中に亡くなった震災関連死は津波などによる直接死の1606人を大きく上回り2316人。」

  という文字がとても心に残りました。

  早稲田大学探検部関係者には是非、きちんと観ていただきたい映画だと思いました。

2023年4月9日日曜日

『福島 生きものの記録』 

『福島 生きものの記録』                                

  岩崎雅典監督 (早大探検部6期OB、早大探検部OB会第5代会長) 群像舎 2013

  平成25年(2013年)度 文化庁映画賞 文化記録映画優秀賞受賞

  発起人 中本信義(早大探検部6期OB)、坂口康、陣内直行、菅野均、矢作和重(早大探検部12期OB)、高橋丈夫(早大探検部13期OB)、中山哲(早大探検部13期OB)、清水光雄(早大探検部13期OB)、丹野慎一(早大探検部15期OB)、太田肇(早大探検部23期OB)、川村一綱

  呼びかけ人 飯島博、飯島正広、岩本久則、上幸雄(早大探検部10期OB)、奥島孝康(早大探検部第2代部長)、加藤登紀子、見城美枝子、竹内謙(早大探検部7期OB)、谷村志穂、中村敦夫、中西せつ子、西木正明(早大探検部7期OB)、西田敏行、羽山伸一、船戸与一(早大探検部8期OB)、前田憲男、柳生博、地球生物会議ALIVE

 早稲田大学探検部OBの声として聞こえている声は、

 「『福島 生きものの記録』 作って良かった」という声が聞こえています。

 「上原が『福島 生きものの記録』 を作らせたんだぞ」

 「『福島 生きものの記録』を早稲田大学探検部関係者全員に見させろ」

 「『福島 生きものの記録』が早稲田大学探検部関係者のこれからの人生のシナリオになるんだぞ」

 「上どん、浅井と付き合わない方いいよ」

 「上どん、浅井と縁を切った方いいよ」

 などの声が聞こえています。

    2023年の年賀状に早稲田大学探検部OBからのカンパをと記したところ、早稲田大学探検部34OGの浅井美香さんより、2023113日に1万円のカンパがありました。

 早稲田大学探検部34期OGの浅井美香さんとのメールのやり取りは以下のようなものでした。

 202319日の浅井美香さんからのメール」

 2023124日の浅井美香さんとのメールのやり取り」

 浅井美香の声として聞こえている声は、

 「上原さん、嫌」

 「上原さんと付き合わない」

 「上原さんと桜井さん、怖い」

「上原さん、いいところに住んでるわね」

  という声です。

 浅井美香と高田馬場のニューヨーカーズカフェというカフェでお茶をしたときのことを書いているブログはこちら

「高田馬場ニューヨーカーズカフェに見た いいとこ住んでるわね」

    カンパしていただいたお金で、早稲田大学探検部6OBで早稲田大学探検部OB会第5代会長だった故岩崎雅典さんの映像作品、『福島 生きものの記録』全5巻を購入しました。

  


   『福島 生きものの記録』全5巻をAmazonで見つけていたので、浅井さんからのカンパのお金で、 『福島 生きものの記録』全5巻のDVDを購入しました。

  僕が早稲田大学探検部6OBの故岩崎雅典さんの映像作品「福島生きものの記録」を知ったのは、早稲田大学探検部OB会からのメールで「福島生きものの記録」を知りました。

 早稲田大学探検部OB会から僕のメールアドレスに送られてきていたメールは以下です。

 20121031日のメール「早稲田大学探検部OB会通信:シニアも頑張っています」

 「2013522日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:「福島・生きものの記録」上映会」

 201363日のメール 早稲田大学探検部OB会:6月例会ほか」

 2013912日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:「福島 生きものの記録」上映会ほか」

 2013923日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:芸術の秋」

 2013926日のメール 早稲田大学探検部OB会:10月28日映画上映とシンポジューム」

   20131110日のメール 「福島 生きものの記録」上映会」

    20131227日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:福島の動物たち」

  201432日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:福島ツアー/映画上映会」 

 20151024日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:「福島 生きものの記録」上映会」

   2018110日のメール 23日(土)早大で『福島 生きものの記録』上映会やります」

  2018212日のメール【訃報】岩崎雅典(6期)氏」

  2021831日のメール 922日(水)、岩崎さん(6期)映画追悼上映のお知らせ」

 2021917日のメール 福島映像祭での上映のご案内(41期島田様より)」

  「2023年11月16日のメール 6期 故岩崎雅典さんの初期の作品が1221日上映されます」

   僕が『福島 生きものの記録』について書いているブログはこちら

 「早稲田大学で、『福島 生きものの記録の上映会があるようだ」

 「福島生きものの記録をAmazonで見つけた」

 39日、10日に水道橋で福島生き物の記録の上映会があるようだ」

 「命がけで原発に反対している早稲田大学探検部OBを持てて誇りに思っている」

 テレビとかで放映してくれれば、テレビで見たのだと思いますが、テレビでは放映されずに、ミニシアターとか早稲田大学での上映とかのお知らせは多く、早稲田大学探検部OB会からのメールでお知らせは届いていましたが、ミニシアターとか早稲田大学での上映のお知らせを読んで上映会に足を運ぶ時間も無く、長い間、「福島生きものの記録」を見ることは出来ませんでした。

 Googleで「福島生きものの記録」で検索していたら、Amazonのサイトで「福島生きものの記録」のDVDが売っているのが分かり、お金があればAmazonで買って見ようと思っていました。

 2023年の年賀状に早稲田大学探検部OBからのカンパを記したところ、早稲田大学探検部34期OGの浅井美香さんより、2023年1月13日に1万円のカンパがありました。

 カンパしていただいたお金で、早稲田大学探検部6期OBの早稲田大学探検部OB会第5代会長だった故岩崎雅典さんの映像作品、『福島 生きものの記録』全5巻を購入しました。

 『福島 生きものの記録』全5巻をAmazonで見つけていたので、浅井さんのカンパのお金で『福島 生きものの記録』全5巻のDVDを購入しました。

 2011年3月11日に起きた東日本大震災、それに伴う福島第一原発事故により放射能汚染された福島県を探検し、記録しているドキュメンタリー映画でした。

 『福島 生きものの記録』というのは黒澤明監督の作品、「生きものの記録」をモチーフに「福島生きものの記録」を撮っていると思いました。

 僕は黒澤明監督の映画はほとんど見ており、「生きものの記録」も劇場で見ています。

 僕が早稲田大学探検部33期で同期だった宮沢信也と池袋の文芸座で黒澤明監督の作品

 「生きものの記録」を見たことを書いているブログはこちら

 →「神田川生活の闖入者 その5 生きものの記録、川上宗薫」

 僕が早稲田大学探検部1年生の時に行ったミクロネシアヤップ島で出会った方が当時から原発に反対していたことを書いているブログはこちら

 →「ヤップ島で出会った、原発に反対していたおじさん」

 僕が早稲田大学の学生時代から原発の問題には関心を持っていて、僕が早稲田大学探検部時代に早稲田大学文学部出身のルポライター、鎌田慧さんの著作を読んでから、青森県六ヶ所村に行ったことがあることを書いているブログはこちら

 →Twitterの危険性」

  「原発に反対するのは普通のことになっていると思う」 

 僕が「生きものの記録」の監督をした黒澤明監督のことについて書いているブログはこちら

 →日本映画との出会い」

     「紫藤クリニック カウンセリング 13 安い名画座」

  銀杏企画三丁目の掲示板2008③「命短し恋せよ乙女」

  「高校の国語の授業の思い出」(羅生門の続きを書く)

  「文化としての反原発」

  「最近、ほとんど映画を観ていない」

  「神田川生活の闖入者(ちんにゅうしゃ)その2 赤ひげ、UDON

  「元旦、お正月、初詣」 

 東京都文京区とは黒澤明監督とは縁がある土地で、黒澤明監督が通った小学校の跡地が現在の文京総合福祉センターになっています。(旧、文京区立第五中学校)

 


 


 ドキュメンタリー映画を見るのは久しぶりでしたが、なんとか頑張って、全5巻を全部鑑賞しました。

 『福島 生きものの記録』を見ての感想は以下です。

 (各巻ごとに感想を書いています)

  『福島 生きものの記録』 シリーズ1 ~被爆 

  『福島 生きものの記録』 シリーズ2 ~異変~ 

  『福島 生きものの記録』 シリーズ3 ~拡散~ 

 『福島 生きものの記録』 シリーズ4 ~生命~ 

  『福島 生きものの記録』 シリーズ5 ~追跡~ 


 

 


2023年4月1日土曜日

『福島 生きものの記録』 シリーズ5 ~追跡~

 『福島 生きものの記録』 シリーズ5 ~追跡~                               

  岩崎雅典監督 (早大探検部6期OB、早大探検部OB会第5代会長) 群像舎 2013

   平成25年(2013年)度 文化庁映画賞 文化記録映画優秀賞受賞

   発起人 中本信義(早大探検部6期OB)、坂口康、陣内直行、菅野均、矢作和重(早大探検部12期OB)、高橋丈夫(早大探検部13期OB)、中山哲(早大探検部13期OB)、清水光雄(早大探検部13期OB)、丹野慎一(早大探検部15期OB)、太田肇(早大探検部23期OB)、川村一綱

  呼びかけ人 飯島博、飯島正広、岩本久則、上幸雄(早大探検部10期OB)、奥島孝康(早大探検部第2代部長)、加藤登紀子、見城美枝子、竹内謙(早大探検部7期OB)、谷村志穂、中村敦夫、中西せつ子、西木正明(早大探検部7期OB)、西田敏行、羽山伸一、船戸与一(早大探検部8期OB)、前田憲男、柳生博、地球生物会議ALIVE

   2023年の年賀状に早稲田大学探検部OBからのカンパをと記したところ、早稲田大学探検部34OGの浅井美香さんより、2023113日に1万円のカンパがありました。

   カンパしていただいたお金で、早稲田大学探検部6OBで早稲田大学探検部OB会第5代会長だった故岩崎雅典さんの映像作品、『福島 生きものの記録』全5巻を購入しました。

  『福島 生きものの記録』全5巻をAmazonで見つけていたので、浅井さんからのカンパのお金で、 『福島 生きものの記録』全5巻のDVDを購入しました。

    202341日に 『福島 生きものの記録』 シリーズ5 ~追跡~ を鑑賞しました。

   シリーズ5 ~追跡~ では、福島第一原発事故後、5年後の2016年の福島県を訪れ、探検し、福島県の放射能汚染地域の放射能汚染された生きものたちを追跡しています。

  はじめに、福島第一原発に近い、海の海洋汚染を追跡していました。

   波打ち際のテトラポットにいる魚介類のイボニシという貝の放射能汚染を調べていました。

   イボニシという貝(巻貝)が、有機スズ化合物という人工の化合物が船底の塗料や漁網などに使われていて、有機スズ化合物が溶け出すことにより、海洋汚染され、イボニシが奇形し、メスにオスの生殖器が生えてくるという環境汚染の研究をしている国立環境研究所 室長 堀口敏宏さんのことを取材しています。

   堀口敏宏さんは福島第一原発事故による海洋の放射能汚染の影響がイボニシにないかを調査していました。

   福島県の海岸の風景が、僕が子供の頃に両親に連れられて帰省していた茨城県高萩の海岸の風景とそっくりで、母の故郷、茨城県高萩の海を思い出しました。

   福島県の子供たちの甲状腺検診の映像もありました。

   放射能汚染が原因で甲状腺がんに罹ると、半身不随になる可能性もあるらしく、福島県の子供たちも不安そうに甲状腺検診を受けていました。

 註 甲状腺がんとは

 甲状腺とは喉ぼとけのすぐ下にある。重さが20グラム前後の臓器。ここから出される甲状腺ホルモンは、新陳代謝に関与するホルモンを分泌する。ホルモンの量が不足したり過剰になったりする病気があるが、ここが癌になったものが甲状腺癌でいくつかのタイプがある。放射性ヨウ素による影響を避けるためにヨード剤が使用される。

 参考文献 『こういうこと。  終わらない福島原発事故』より

   人間も生きものですから、放射能被曝による何らかの体の異常が現れてもおかしくありません。

   もし放射能被ばくによる福島県の子供たちの甲状腺ガンが見つかったら、大変なことになると思いました。

   甲状腺ガンにより半身不随になったら、東京電力に対する刑法209条の「過失傷害」の罪も問われてくるのではないかと思いました。

   ニホンザルの被曝についても追跡していました。

   猿が被爆したのは世界でも初めてで、どのような異変が起きているのかと考えると恐ろしくなりました。

   飯舘村の猿を追跡していました。人間も猿も霊長類で近い生きものだと思うので、猿の被爆による体の異変には大変興味がわきました。

  独立行政法人 森林総合研究所 上席研究員 山田文雄さんへのインタビューでは

  「福島第一原発20キロ圏内の地域のアカネズミから17万ベクレル/kgの値が検出されている」

  というインタビューもあり、一般食品の放射能汚染基準は100ベクレル/kgだと前作で言っていたので、どれだけひどく放射能汚染されたのかが分かり、驚愕しました。

  東京大学名誉教授の生物学者の森敏名誉教授へのインタビューでは

  100ミリシーベルト以上、放射能を浴びたら、どっかの遺伝子が変異を起こしてガン化するというのが放射能汚染のシンプルストーリー」

 註 シーベルトとは

放射線が人体に与える影響の度合いを「シーベルト(Sv)」という単位で表現する。放射線の種類やエネルギーの大きさ、放射線を身体の部位などで異なるため、これらを考慮した数値が「○○Sv」と記述される。一般には、1時間あたり(Sv/h)の数値が示されるが、年間被曝量として(Sv/y)と示されることもある。「1マイクロシーベルト」は1000倍すると「1ミリシーベルト」になり、「1ミリシーベルト」を1000倍すると「1シーベルト」になる。たとえば、2000マイクロシーベルトは2ミリシーベルトである。なお、放射性物質が放射線を出す能力をベクレル(Bq)という単位で表現し、各放射線による人体への個別影響を表現する単位の「シーベルト」と区別する。

  「エピジェネティックス(DNAの変化がないのに特異的な性質を子孫が受け継ぐこと)という言葉があり、DNAに傷がつかなくても、次の世代に親の放射能障害が子に伝わるというのは常識になってきている」

   というインタビューがあり、放射能汚染により放射能汚染障害という障害が出てきてしまう恐れがあると思い、本当に放射能汚染とは人々を恐怖に陥れるもので、事故を起こした東京電力は何らかの法的責任を取らないと放射能汚染された区域に住む福島県民の方々に示しがつかないと思いました。

   早稲田大学探検部関係者には是非、きちんと観ていただきたい映画だと思いました。

   先日は早稲田大学探検部6期OBで早稲田大学探検部OB会第5代会長だった岩崎雅典さんの作品、『福島 生きものの記録』 シリーズ5 ~追跡~ を鑑賞したので、映画を見ての感想を書いておきます。