2022年5月14日土曜日

「線量計と奥の細道 」

「線量計と奥の細道   

 

ドリアン助川/著           幻戯書房              2018.7

 

松尾芭蕉「奥の細道」の全行程約2000キロを旅しながら、「生きる」ということを考えた日々-。「3.11」後の日本がどうなっているのか、目と耳と足で確かめた路上の記録。写真、地図も収録。

ドリアン助川さんの著作です。

3.11、東日本大震災後の日本がどうなっているのかを知るために、松尾芭蕉と河合曽良が歩いた「奥の細道」を自転車で旅したことを本にしています。

「奥の細道」は東日本大震災被災地と重なり、旅する各地で、放射線量を計る線量計を取り出し、各地の放射線量を計っています。

東日本大震災、福島第一原発事故のことを考えながら、「奥の細道」を自転車で旅しています。

原発のことについては、P203にきちんとした意見が書かれてあります。

以下のような記述がなされています。

すなわちやはり、この列島は生きている。環太平洋の火山地域は常に激しく身震いし、土地の形を変え続けている。三百余年なんて地球史的にはほんの一瞬だ。それほど揺れ動く列島の上で私たちは暮らしている。事実、震度5以上の地震の発生率は日本列島が群を抜いて世界一だ。我が国は、地震の巣なのだ。津波ひとつで大事故を起こしてしまう原子力発電所はやはり「向いていない」と言わざるを得ない。

この意見に関しては、居酒屋のご夫婦もさんざんうなずいて下さった。

「地震の国だからね。原発は向いていないね」

ドリアン助川さんの、奥の細道を旅して考えたことが書いてある本で、東日本大震災、福島第一原発事故のことを考えさせられる本です。

早稲田大学探検部関係者には、是非、ご一読していただきたい本です。

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2022年4月22日金曜日

「福島に生きる」 頭上げ屈せず10年-被害者の証言

 「福島に生きる」  頭上げ屈せず10-被害者の証言                        

 

菅野尚夫/著    新日本出版社       2022.3

 

福島県民を恐怖のどん底に落とし、県土を放射能で汚染した原発事故。その痛苦に満ちた体験や怒りを聞き取り、二度と同じ過ちを繰り返させないために語り継ぐ。『しんぶん赤旗』掲載を書籍化。


「フェンスとバリケード 」 福島と沖縄抵抗するジャーナリズムの現場から

 「フェンスとバリケード 」 福島と沖縄抵抗するジャーナリズムの現場から   

 

三浦英之/著    朝日新聞出版       2022.3

 

安倍首相ぶら下がりへの突撃ルポ、台本ありきの首相記者会見の内幕、「原発」や「基地」を抱える首長の葛藤。原発と基地を押しつけられる「苦渋の地」を持ち場とする二人の記者が、取材現場の裏側をつづる。


「チェルノブイリ」 「平和の原子力」の闇

 「チェルノブイリ」  「平和の原子力」の闇          

 

アダム・ヒギンボタム/著           白水社    2022.3

 

ソヴィエトで最も安全で進んだ原発と言われたチェルノブイリ。構造的な欠陥をはらんだ誕生から、19864月の事故の経緯、未曾有の放射能汚染、人間の心身に残した傷まで、膨大な取材と調査を通じ、災厄の全体像に迫る。


「この国の危機管理失敗の本質」

 「この国の危機管理失敗の本質」  ドキュメンタリー・ケーススタディ          

 

柳田邦男/著    毎日新聞出版       2022.3

 

コロナ禍における戦略思想の欠落、巨大津波における警鐘抹殺、原発被害者の視点からの欠陥分析、政治の言語崩壊。徹底的な調査と検証で、日本の組織を蝕む「負の遺伝子」をあぶり出す。『文藝春秋』ほか掲載を書籍化。


「原発被災した地域を支え、生きる」 福島モデルの地域共生社会をめざして

 「原発被災した地域を支え、生きる」  福島モデルの地域共生社会をめざして

 

菊池馨実/編    旬報社    2022.3

 

東日本大震災の支援者であり被災者でもあった人たちが、相双地域の地域包括ケア、福祉・医療にかかわる福島でのさまざまな原発事故被災への対応を語る。復興支援活動に携わっている人たちによる座談会なども掲載。


「ひとりでがんばらない! 」 子どもと考える福祉のはなし 大人は知らない・子どもは知りたい!

 「ひとりでがんばらない!   子どもと考える福祉のはなし 大人は知らない・子どもは知りたい!            

 

藤田孝典/著    クレヨンハウス    2022.3

 

福祉とは、特別なひとを助けることではなく、自分や家族を幸せにするしくみ-。社会福祉士・藤田孝典がはじめて子どもたちに語る福祉哲学。2019年開催の講演「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」と追加取材を元に書籍化。