2014年9月27日土曜日

『日本はなぜ原発を輸出するのか 』

『日本はなぜ原発を輸出するのか  平凡社新書 - 745       

鈴木真奈美/著 平凡社2014.8


福島原発事故の収束は見えず、世論調査でも輸出反対が6割近くを占めているが、安倍政権は積極的に原発のセールスを進めている。日本の原発輸出はどんな意味を持っているのか、その構造と問題点をわかりやすく解説。

日本はなぜ原発を輸出するのか
日本はなぜ原発を輸出するのか
著者:鈴木真奈美
価格:864円(税込、送料込)
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2014年9月26日金曜日

『証言その時々』

『証言その時々』  講談社学術文庫 - 2252            

大岡昇平/[] 講談社    2014.8


収容所で敗戦の報に接した作家が見た戦争、そして戦後日本の姿とは。数々の戦争文学を残した大岡昇平が、帰還兵への思い、60年安保、チェルノブイリ原発事故への眼差しなど戦争をめぐる証言を綴る。
証言その時々
証言その時々
著者:大岡昇平
価格:1,134円(税込、送料込)
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2014年9月25日木曜日

『国連グローバー勧告 』

『国連グローバー勧告 
 福島第一原発事故後の住民がもつ「健康に対する権利」の保障と課題           

ヒューマンライツ・ナウ/編 合同出版 2014.8


国連グローバー勧告の内容と意義を紹介・解説し、現在日本でとられている政策のグローバー勧告との違いや課題を明らかにするとともに、この勧告と真っ向から対立している「日本政府の反論」について検証する。

国連グローバー勧告
国連グローバー勧告
著者:ヒューマンライツ・ナウ
価格:2,592円(税込、送料込)
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2014年9月24日水曜日

『もうひとつの核なき世界 』

『もうひとつの核なき世界  小学館文庫10-1            

堤未果/著       小学館    2014.8


アメリカの被曝者、戦勝国の歴史教育、核なき世界VS核ある世界、日本が起こすチェンジ…。「核」の定義とは何か。そこに向き合うべきではないのか。3.11以前、原発依存の世に疑問を投げかけた予言の書。
もうひとつの核なき世界
もうひとつの核なき世界
著者:堤未果
価格:615円(税込、送料込)
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2014年9月20日土曜日

『原発とどう向き合うか』 科学者たちの対話2011~'14

『原発とどう向き合うか』  科学者たちの対話2011'14 新潮新書 - 583          

澤田哲生/編       新潮社    2014.8


いったい何が問題なのか。このままでいいのか。原発をめぐる問題に、第一線の研究者たちが科学的事実と合理的思考で迫る対話ドキュメント。特別編「浜岡原発を見学して」も収録。『週刊新潮』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。

原発とどう向き合うか
原発とどう向き合うか
著者:澤田哲生
価格:820円(税込、送料込)
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『聖地Cs 』

『聖地Cs          

新潮社    2014.8  木村友祐/著     


原発20キロ圏内で被曝した牛たちを飼う牧場で、東京からボランティアに来た女性が見たものは…。被災地を真正面から見つめた震災後文学。表題作ほか「猫の香箱を死守する党」も収録。『新潮』掲載を単行本化。
聖地Cs
聖地Cs
著者:木村友祐
価格:1,836円(税込、送料込)
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『はばたく高校生平和大使 』 それぞれの想いをのせて今

『はばたく高校生平和大使  それぞれの想いをのせて今       

「はばたく高校生平和大使」刊行委員会/監修 長崎新聞社 2014.8


核兵器廃絶訴え、全国へ、世界へ広がる輪-。被爆地・長崎からはじまった高校生平和大使の17年間にわたる活動の記録。初期の時代から、次第に全国化していく過程、東日本大震災以降の活動などを生き生きと描く。
はばたく高校生平和大使
はばたく高校生平和大使
著者:「はばたく高校生平和大使」刊行委員会
価格:1,620円(税込、送料込)
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『熱狂なきファシズム』 ニッポンの無関心を観察する

『熱狂なきファシズム』  ニッポンの無関心を観察する          

想田和弘/著       河出書房新社       2014.8


憲法改定、集団的自衛権、秘密保護法、原発再稼働…。ずるずるじわじわコソコソと進むファシズムに抗うために、ニッポンの“無関心”を観察する。「選挙」「精神」等の“観察映画”で日本を見つめる著者による、初の評論集。
熱狂なきファシズム
熱狂なきファシズム
著者:想田和弘
価格:1,836円(税込、送料込)
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2014年9月19日金曜日

『翼、ふたたび 』

『翼、ふたたび             

江上剛/著 PHP研究所 2014.8


経営破綻したヤマト航空。外部から招かれたカリスマ経営者のやり方に反感を抱く社員たちだが、次第に意識が変わり、社内がひとつになっていく。そして、東日本大震災が起こり…。JAL再生をモデルにした経済小説。
翼、ふたたび
翼、ふたたび
著者:江上剛
価格:1,728円(税込、送料込)
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『災害時における食とその備蓄』

『災害時における食とその備蓄』
  東日本大震災を振り返って,首都直下型地震に備える

新潟大学地域連携フードサイエンスセンター/編       建帛社    2014.8


大きな災害に遭遇したとき、復興への第一の力となるべき食をどのように準備すればよいのか。ライフライン全停止・外部支援なしという状況における食のあり方を再検討し、災害食の機能と備えについての8つの提言を収録する。
災害時における食とその備蓄
災害時における食とその備蓄
著者:新潟大学地域連携フードサイエンス・センタ
価格:1,944円(税込、送料込)
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2014年9月13日土曜日

『「悪」と闘う』

『「悪」と闘う』  朝日新書 - 473  

宇都宮健児/著    朝日新聞出版       2014.8


勝てる見込みのない宇都宮候補は脱原発派一本化のために降りろ-。闘う弁護士・宇都宮健児が、悪意あるデマの中で挑んだ都知事選の舞台裏を初公開。悪徳金融相手の闘いも紹介し、社会悪に市民運動で対抗する方法を探る。
「悪」と闘う
「悪」と闘う
著者:宇都宮健児
価格:842円(税込、送料込)
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『原子力と核の時代史 』

『原子力と核の時代史   

和田長久/著       七つ森書館           2014.8


原子力と核爆弾の開発、戦争の歴史を描写して、脱原発と非核・非戦をめざす運動のすべてを記録。原子力・核開発・戦争にたいする脱原発・非核・非戦運動の歴史を総覧できるよう、詳細年表と1500項目の索引を収録。
原子力と核の時代史
原子力と核の時代史
著者:和田長久
価格:4,860円(税込、送料込)
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汚染水との闘い 』 福島第一原発・危機の深層

汚染水との闘い  福島第一原発・危機の深層 ちくま新書 - 1086       

空本誠喜/著 筑摩書房 2014.8


事態が深刻化する、福島第一原発事故の汚染水問題。官邸助言チームの事務局長として最前線での対応に当たった著者が、第一線にいたエンジニアでなければ知り得ない経緯と現状を明かし、今後の課題を展望する。
汚染水との闘い
汚染水との闘い
著者:空本誠喜
価格:820円(税込、送料込)
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2014年9月12日金曜日

『プロメテウスの罠 7』

『プロメテウスの罠  7  

朝日新聞特別報道部/著    学研パブリッシング2014.8


放射能汚染や風評被害と闘う福島の農家の苦労、緊急被曝医療の研究を続けてきた医師たちの危険な任務など、福島第一原子力発電所事故の真実を伝える。『朝日新聞』連載の第37シリーズから第42シリーズまでを単行本化。
プロメテウスの罠(7)
プロメテウスの罠(7)
著者:朝日新聞社
価格:1,350円(税込、送料込)
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2014年9月11日木曜日

『ヒロシマはどう記録されたか 下』

『ヒロシマはどう記録されたか  下』 朝日文庫71-2         

小河原正己/著    朝日新聞出版       2014.7


カメラマンは、涙をこぼしながら被爆当日の広島を撮った-。「爆心地のジャーナリスト」たちが残した証言や手記・写真などを軸に、核の時代の原点・ヒロシマ被爆の実相に迫る。福島原発事故に関連した「未来への伝言」も収録。
ヒロシマはどう記録されたか(下)
ヒロシマはどう記録されたか(下)
著者:小河原正己
価格:734円(税込、送料込)
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『イタイイタイ病とフクシマ 』 これまでの100年これからの100年

『イタイイタイ病とフクシマ  これまでの100年これからの100  

畑明郎/著 梧桐書院2014.7


イタイイタイ病の100年余りの闘いを概観するとともに、福島第1原発の現地調査を踏まえて、「公害と原発」という視点から問題点を指摘。さらに「イタイイタイ病の教訓をフクシマへ」をテーマとした対談も収録。
イタイイタイ病とフクシマ
イタイイタイ病とフクシマ
著者:畑明郎
価格:1,944円(税込、送料込)
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『海・川・湖の放射能汚染 』

『海・川・湖の放射能汚染          

湯浅一郎/著 緑風出版 2014.7


福島原発事故による海・川・湖の放射能汚染に関するデータを解析し、いま何が起きているのかを分析。放射能汚染がいかに生態系と人間を脅かすかを明らかにする。「海の放射能汚染」の続編。
海・川・湖の放射能汚染
海・川・湖の放射能汚染
著者:湯浅一郎
価格:3,024円(税込、送料込)
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『大間・新原発を止めろ』 核燃サイクルのための専用炉

『大間・新原発を止めろ』  核燃サイクルのための専用炉       

稲沢潤子/著 大月書店2014.7


使用済み核燃料から取りだした減損ウランとプルトニウムの混合物を燃やすという危険な原発が、マグロの一本釣りで有名な漁業の町・大間に建設されようとしている。大間を訪れた著者らが見聞きした現地の様子、人々の話を記す。

 先日、青森県の大間原発の建設差し止めの訴訟棄却の判決が出てから、文京区立図書館で、「大間・新原発を止めろ」という本を借りて読んでみました。

 訴訟のことについては第3章に書かれていました。

 原告が、函館に住む住民が多いこと、被告はJパワー(旧、電源開発、本社は東京都中央区東銀座にある)であることが書かれていました。

 訴訟は民事訴訟で行われ、原発訴訟の争点は、

①原発そのものの危険性、原子炉の構造そのものの危うさ、ならびに運転に従事する労働者の安全と健康被害、活断層の存在と地震の際に想定される重大災害について
②温廃水の影響、平常時でも一定の放射能を環境中に放出させること
③放射性廃棄物の処理の危険性

 のようです。

 裁判では、原発の建設と運転に関する情報と資料は国と電力会社がほぼ独占していて、企業側が情報を公開しないために、原告側が原発の危険性について立証出来ないとのことらしいです。

 原告の数を増やすために、大間原発建設差し止め訴訟に損害賠償請求(大間原発が運転されれば人々は健康被害や重大事故への恐怖を日々かかえて生きるわけで、そのことに対する損害賠償請求とのことです)を組み合わせていることも分かりました。

 訴状は「原発の危険性」「福島原発事故が教えたこと」「全炉心MOX燃料の危険性」のほかにも「活断層、火山の存在」のことなどについて詳述されているようです。

 弁護団の代表の一人を務める河合弘之弁護士は

 「原発はすべてを壊す。産業も文化も、芸術も教育も司法も福祉も、つつましい暮らしもぜいたくな生活も、恋も芸術も、すべてをだ」

 と主張しているようです。

 大間原発建設差し止め訴訟が、大事な訴訟で、東日本大震災とそれに伴う福島原発事故に学んでいるのかが問われる訴訟であることが分かりました。

 先日、青森県の大間原発建設差し止め訴訟の判決が出たので、文京区立図書館で、『大間・新原発を止めろ』という本を借りて読んでみたので本を読んでの感想を書いてみました。

早稲田大学探検部関係者には、是非ご一読していただきたい本です。
 

大間・新原発を止めろ
大間・新原発を止めろ
著者:稲沢潤子
価格:1,944円(税込、送料込)
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2014年9月10日水曜日

『戦後史のなかの福島原発 』 開発政策と地域社会

『戦後史のなかの福島原発  開発政策と地域社会   

中嶋久人/著 大月書店 2014.7


なぜ、福島に原発が建設されたのかをとらえる試み。原発建設におけるリスクとリターンの問題に着目し、福島県浜通りに原発が建設され、地域社会の「要」として意識されていく過程を、歴史的経過にしたがって検討する。
戦後史のなかの福島原発
戦後史のなかの福島原発
著者:中嶋久人
価格:2,700円(税込、送料込)
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『マスコミが絶対に伝えない「原発ゼロ」の真実 』

『マスコミが絶対に伝えない「原発ゼロ」の真実 

三橋貴明/著       TAC株式会社出版事業部   2014.7


原発を非科学的に、知識なく批判するマスコミ。日本に原発はいらないのか? 各地の原発、火力発電所、使用済み核燃料処分施設などを自らの目で見てきた著者が、現場ルポを交えて「原発ゼロ」の裏側を徹底解説する。

『臨界 』

『臨界             

徳本栄一郎/著    新潮社    2014.7


40年前、世界を襲ったエネルギー危機。その背後で展開された高度な情報戦とは。原発建設にのめりこむ日本を利用した極秘工作が動き出し、ウランが闇に消える…。国際政治の「密約の構図」を描く。
臨界
臨界
著者:徳本栄一郎
価格:2,160円(税込、送料込)
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『8・15戦災と3・11震災 』 なぜ悲劇は繰り返されるのか

815戦災と311震災  なぜ悲劇は繰り返されるのか   

片野勧/著 第三文明社2014.7


戦争を体験している人たちは、東日本大震災をどう受け止めているのか。太平洋戦争と大震災・津波・原発事故の両方を体験した人に取材し、その壮絶な人生に迫る渾身のドキュメント。
8・15戦災と3・11震災
8・15戦災と3・11震災
著者:片野勧
価格:2,376円(税込、送料込)
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