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2023年8月5日土曜日

自民党発!「原発のない国へ」宣言   2050年カーボンニュートラル実現に向けて

 自民党発!「原発のない国へ」宣言    2050年カーボンニュートラル実現に向けて            

 

秋本真利/著        東京新聞                 2020.12

 

衆議院議員の著者が、脱原発をめぐって原発業界や自民党内の原発推進派との間で繰り広げられた攻防を描く。また、再生可能エネルギーのエキスパートとして、太陽光発電や風力発電などについて基本からわかりやすく解説する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問したところ以下のような回答が返ってきました。

本の詳細な要約:『自民党発! 「原発のない国へ」宣言 2050年カーボンニュートラル実現に向けて』この書籍は、2020年12月に東京新聞から出版された秋本真利著の作品で、全271ページ(19cm判)。著者の秋本真利は、1975年千葉県富里市生まれの自民党衆議院議員(千葉9区、3期連続当選)。元千葉県富里市議会議員(2期)を経て、2012年に初当選。自由民主党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟事務局長、超党派議連「原発ゼロの会」所属として知られ、党行政改革推進本部では原子力関連予算の無駄削減を推進。国土交通大臣政務官時代には洋上風力発電の制度整備に注力した。NDC分類は501.6(エネルギー政策関連)。ISBN: 978-4-8083-1045-5。本書は、自民党議員という立場から脱原発を強く主張し、2050年カーボンニュートラル(炭素中立)達成に向けた再生可能エネルギーの主力化を提唱する内容。原発の「オワコン」(時代遅れ)性を「核のごみ」問題や高コストから指摘し、太陽光・風力発電などの再生可能エネルギーの普及をエキスパート目線で解説。党内の原発推進派や業界との激しい攻防を克明に描きつつ、政策提言を展開する。資料、写真、QRコードによる参考情報が豊富で、電力事情の詳細な分析が特徴。全体として、著者の政治的信念と実務経験に基づく「自民党発」の脱原発宣言を軸に、再生可能エネルギーの現実的な道筋を示す。以下は、目次に基づく章ごとの詳細な要約。各章は、著者の個人的体験談、データ分析、政策提案を織り交ぜ、読み手に脱原発の必然性と再生エネの可能性を説得力を持って伝える構造となっている。第1章 自民党議員として「反原発」を貫くこの章は、本書の導入部として著者の政治的バックグラウンドと「反原発」信念の形成過程を描く。福島第一原発事故(2011年)を転機に、原発依存からの脱却を決意した経緯を詳細に語る。自民党内で原発推進派(例: 原子力委員会関係者や電力業界ロビイスト)と対峙したエピソードが中心で、党内の「核燃料サイクル」推進論者との激しい議論を再現。著者は、河野太郎行政改革推進本部長の下で原子力関連予算の無駄を削減した経験を挙げ、原発の経済的非効率性(建設・廃炉コストの高騰、使用済み燃料処理の負担)をデータで裏付ける。具体例として、原発再稼働を巡る党内の「忖度文化」を批判し、自身が「原発ゼロの会」に参加した動機を明かす。章末では、脱原発が自民党の「新しいエネルギー安全保障」の一環であると位置づけ、2050年カーボンニュートラル目標との連動を強調。読者には、著者の「族議員」としての孤独な闘いをリアルに伝える。第2章 日本の再生可能エネルギーの現状日本国内のエネルギー事情を客観的に分析する章。2011年事故後の「エネルギー基本計画」改定を振り返り、再生可能エネルギーの導入割合が欧米に比べて低い理由(送電網の制約、FIT制度の不備)を指摘。データとして、2019年時点の再生エネ比率(約18%)を挙げ、太陽光発電の急増(累積導入量約50GW)と風力発電の停滞(陸上中心で洋上未成熟)をグラフや表で解説。課題として、再生エネの「系統連系」(電力網接続)の遅れや、地元自治体との調整難を挙げ、著者の地元千葉県での事例(富里市の太陽光プロジェクト)を交えて実務的な苦労を描写。また、原発依存の弊害として「核のごみ」問題(高レベル放射性廃棄物の最終処分場未決定)を強調し、再生エネへのシフトが「エネルギー自給率向上」(2019年時点約12%)につながると主張。章の結論は、日本が「再生エネ後進国」から脱却するための制度的改革の必要性を訴える。第3章 世界で急速に普及する再生可能エネルギー国際比較を通じて再生可能エネルギーのグローバルトレンドを解説。欧州(ドイツのEnergiewende: エネルギー転換政策)や中国の事例を詳細に取り上げ、太陽光発電のコスト低減(2010年から90%減)をデータで示す。風力発電では、デンマークのオフショア(洋上)モデルをモデルケースとして、導入効果(雇用創出、CO2削減)を数値化(例: デンマークの風力比率50%以上)。著者は、再生エネの「利点」として、①環境負荷ゼロ、②エネルギー安全保障(輸入依存脱却)、③経済成長(グリーン投資)を3点にまとめ、IPCC報告書やIEA(国際エネルギー機関)の予測を引用。基本知識として、太陽光パネルの仕組み(PV効果)や風力タービンの種類(水平軸 vs. 垂直軸)をイラスト付きで説明。日本の遅れを「政策の硬直性」と批判し、2050年までに再生エネ80%以上の実現可能性を世界事例から導く。読者向けに、QRコードで最新データを参照可能。第4章 再生可能エネルギーの「族議員」として著者の「再生エネ族議員」としての活動史を振り返る章。自民党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の設立経緯と事務局長としての役割を詳述し、超党派でのロビイング活動をエピソード満載で語る。原発業界(東電や原子力企業)からの圧力事例として、党大会での「原発推進決議」阻止劇を描写。課題解決策として、FIT(固定価格買取制度)の改正提案(入札制導入の是非)を議論し、再生エネの「主力電源化」を目指すための財源確保(炭素税導入)を提言。個人的なエピソードとして、著者が国土交通政務官時代に直面した「許認可の壁」(環境アセスメントの長期化)を挙げ、行政改革の重要性を強調。章全体で、族議員の「使命感」と「政治的リスク」をバランスよく描き、読者に政策立案の裏側を垣間見せる。第5章 洋上風力発電の導入拡大に向けて本書の核心章の一つで、著者の専門分野である洋上風力に特化。日本の海洋資源(排他的経済水域世界第6位)のポテンシャルを強調し、欧州の成功事例(英国のHornseaプロジェクト: 世界最大級の洋上風力農場)を比較。導入障壁として、①漁業権との調整、②基礎工事の地震耐性、③送電網整備を挙げ、著者の政務官時代の実績(基礎調査ガイドライン策定)を具体的に紹介。データとして、潜在出力(約140GW)と経済効果(GDP寄与1兆円以上)を示し、雇用創出(建設時10万人規模)をアピール。政策提案では、「海域利用促進法」の改正を求め、PPP(官民連携)モデルの推進を主張。図表を多用し、コスト推移(kWhあたり10円台へ低下)を視覚化。章末で、洋上風力が「日本のカーボンニュートラル加速器」になると結論づけ、原発代替の現実性を示す。第6章 日本の再生可能エネルギー政策が進むべき道最終章として、全体のまとめと未来志向の提言。2050年カーボンニュートラル目標(政府宣言: 2019年)達成のためのロードマップを描き、再生エネ比率を80-90%に引き上げるシナリオをモデル化(IEAシミュレーション引用)。原発の「ゼロ化」宣言を自民党内で実現するためのステップとして、①党内の合意形成、②国際協力(グリーン投資ファンド)、③国民啓発を挙げる。課題解決策として、水素・アンモニアなどの「次世代技術」とのハイブリッドを提案し、脱炭素社会のビジョンを描く。著者は、自身の政治キャリアを振り返りつつ、「原発のない国へ」のスローガンを党の新潮流として位置づけ、読者への行動喚起で締めくくる。付録として、参考文献や政策資料リストを掲載。全体の評価と特徴本書は、政策書としてだけでなく、自伝的要素を加味した読み物としても魅力。著者の熱意が伝わり、原発反対派・推進派双方に訴求するバランスが取れている。レビューでは、「自民党内改革の内幕が興味深い」「洋上風力のデータが実務家向けに有用」との声が多い一方、「党派色が強い」との指摘も。徹底的なデータ駆動型アプローチ(グラフ・表多用)と、QRコードによるデジタル拡張が現代的。脱原発の「自民党版」マニフェストとして、2020年当時のエネルギー転換議論に寄与した一冊である。


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2023年5月1日月曜日

「クライメット・ジャーニー」

 「クライメット・ジャーニー 気候変動問題を巡る旅」

 

 蒲敏哉/著  新評論 2023.4 

第一線のジャーナリストとして長年にわたり気候・環境問題を取材してきた著者が、自身の半生を交え、「気候危機」取材30年の航路を綴る。等身大の視点から、脱原子力・脱炭素社会への確かな道筋を描く。

2023330日に早稲田大学探検部OB会より僕のメールアドレスにメールが届きました。

以下のようなメールが届きました。

蒲敏哉(30)さんの気候変動をテーマにまとめた著作「クライメット・ジャーニー」が

330日、新評論より発売されました。

詳しくは下記URLをご参照ください。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794812339

このメールを読んで、僕は早稲田大学探検部30OBになる蒲敏哉さんの著作、「クライスメットジャーニー」を知りました。

ネットで「クライメット・ジャーニー」について調べていたら、原発のことについての記述もあるようだと分かったので、先日、池袋のジュンク堂書店に行って、「クライメット・ジャーニー」を購入して読んでみました。

あとがきには、早稲田大学探検部の第2代部長を務められていた奥島孝康早稲田大学第14代総長には大変、お世話になり、本書執筆に多大な激励をいただいた。奥島先生に尻を叩かれながら紙数を重ねた次第である。ここに記して今一度感謝申し上げたいという記述があります。

亡くなった故奥島孝康早稲田大学探検部第2代部長の叱咤激励を受けながら執筆された著作であることが分かります。

奥島隆康先生の声(奥島孝康の幻聴)として聞こえていた幻聴は、

「尊属殺人起こせ」という幻聴が母の訪問リハビリ中に聞こえていました。

その他にも、

「おまえ、しゃべるとどもるから、啞(おし)になれ」

「おまえ、自殺しろ」

などの声が聞こえていました。

極めて悪質な幻聴なので、奥島孝康を教唆の罪(刑法61条)などで訴えようかと思っていました。奥島孝康に極めて悪質な幻聴を言われていたので、奥島先生が亡くなって催された奥島先生を偲ぶ会にも出席しませんでした。

この本の著者の蒲さんとは、早稲田大学探検部30OBの方で、僕が早稲田大学探検部1年生の時に早稲田大学探検部4年生だった方です。

蒲敏哉さんとは早稲田大学探検部30期OBの方です。

僕が早稲田大学探検部30期OBの先輩について書いているブログはこちら

僕が大学1年生の時の大学4年生だった中島木祖也さんの思い出」

 「神田川生活の闖入者 その8 名簿作り、アルバイト」

 「早稲田大学探検部の井出先輩の思い出、ブロガー免許」

井出さんのXはこちら→Ken Ide @k1dee

僕が早稲田大学探検部30期OBで早稲田大学探検部30期幹事長を務められていた中島木祖也さんの声として聞こえている声は、

「なんで、上原を早稲田大学探検部33期の幹事長にしなかったんだ」

などの声が聞こえています。

蒲さんと大学時代に、会ったり話をしたりした記憶はありませんが、早稲田大学探検部のアルバイトで、築地喜楽鮨のアルバイトがあり、築地喜楽鮨のアルバイトを開拓したのが蒲さんで、蒲さんのことは喜楽鮨の方からよく伺っていました。

蒲さんが築地喜楽鮨に行ったのは、早稲田大学の受験の時か、早稲田大学入学の時かあるいはその他の時か、はっきり覚えていませんが、蒲さんが蒲さんの出身地愛知県名古屋から飛行機で上京する際に、飛行機の中で、雑誌か何かを読んでいて、東京の築地喜楽鮨を知り、上京してから築地喜楽鮨に来たと築地喜楽鮨の大将さんからお話を伺っていました。

それ以来、早稲田大学探検部の部員の中から、築地喜楽鮨にアルバイトをしに行くようになったようです。

僕らの頃は、築地喜楽鮨が忙しくなる年末に早稲田大学探検部からアルバイトに行っていました。

僕と蒲さんの縁は築地喜楽鮨のアルバイトです。

僕が早稲田大学在学中の築地喜楽鮨のアルバイトの思い出について書いているブログはこちら

「学生時代の喜楽鮨というお寿司屋さんのアルバイトの思い出」

築地喜楽鮨のアルバイトを開拓した蒲さんの著作、「クライメット・ジャーニー」は興味津々に読ませていただきました。

僕は環境問題というより、原発の問題について書かれている部分を注視してこの蒲さんの著作、「クライメット・ジャーニー」を読ませていただきました。

「グリーントランスフォーメーション」(GX)の事について書かれていました。

GXとは「緑の変革」という意味で、Green Trance(英語圏ではTranceXと表記する習慣がある)のこと、だそうです。

「グリーントランスフォーメーション」(GX)とはネットで調べると、

簡単に言うと、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことです。 現在、人間が生きるため、豊かな生活を送るためのさまざまな活動のエネルギー源は、石油や石炭などの化石燃料が中心です。

のことだそうです。

蒲さんはこの「グリーントランスフォーメーション」(GX)について、原子力発電の導入を「グリーントランスフォーメーション」(GXと位置づける日本政府の方針は誤っている。「グリーントランスフォーメーション」(GX)は原子力発電に拠らず、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電など再生可能エネルギーへと完全にシフトさせる形で実現させるべきである。と訴えています。

「グリーントランスフォーメーション」(GX)の実現のためには、企業や自治体がそれぞれの戸建てやマンション、学校設備等の屋上に、太陽光パネルを積極的に設置できる環境を整備していくことが必要だ。と訴えています。

僕も自分の家に太陽光パネルの設置を考えたことがあるのですが、値段がものすごく高いので、自分の家には太陽光パネルは設置していません。

また、再生可能エネルギーについては、IT技術を活用して、その可能性を開いていこうとの記述がP66に書かれていました。

 ITを活用するとは、たとえば太陽光の場合、日照時間が少なければ電力の供給が追いつかず、持続的な供給が出来ない。たとえ晴天が続いても、太陽光を浴びる時間帯は昼間に限られてくるわけだから、自ずと発電の最大量は限られる。また、電力は蓄えることができないから、余った電力は無駄になる。

 しかし、電力の需給網を一地域、一国レベルでなく、地域間、国家間レベルにまで広げることができれば、地域間、国家間で電力を過不足なく融通し合うことが可能だ。その需給バランスをITの活用によって的確に調整しようというわけである。

 こうしたやり方は風力発電にも適用できるし、あるいは太陽光の不足を風力で、風力の不足を太陽光で賄い合うことにも適用できる。そうすればエネルギーを地球規模でより効率的に活用することが可能になるだろう。

 2023415日に脱原発を完了したドイツの再生可能エネルギー法のことについてもP96に記述がありました。

 太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーについては、ドイツは2000年の「再生可能エネルギー法」を基礎に地道な取り組みを重ねてきた。石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料や原子力からの脱却を進め、遅くとも2050年までに国内電力供給量の少なくとも80%を再生可能エネルギーに転換するとしている。

 という記述がありました。日本もドイツの再生可能エネルギー法を見習って、再生可能エネルギーの比率を増やしていけば良いような気がしました。

2023年12月13日の、COP28では、2030年までに再生可能エネルギーの容量を3倍にする宣言もなされました。日本も賛同しました。

2024年11月15日の、COP29では、2030年までに蓄電池などの蓄電容量を6倍にする宣言もなされました。日本も賛同しました。

政府は2040年に、ペロブスカイト太陽電池を原子力発電20基分に相当する2000万キロワット規模に普及させる目標も設定しています。

 この本の著者の蒲さんは勤務先の東京新聞を20223月に退職し、20224月から岩手県立大学総合政策学部で環境を担当する教員として働いているそうです。

 蒲さんはこう書いています。

 2011年の東日本大震災では、岩手県の死者、行方不明者は6255人(20221231日現在)、当大学でも宮古短期大学部の学生2名が行方不明となり、入学予定者1人が犠牲となった。2021年度の新入生は震災発生時、小学2年生前後、物心がつき始めた頃に起きた出来事だ。

 震災からすでに10年以上が経ち、破壊し尽くされた風景も一変、インフラが進む地元では新たなステージが開かれつつある。しかし、生活・生業再建という本当の意味での復興はまだまだこれからである。学生たちが明るい未来を切り拓けるよう、全力を尽くすことが私の使命だと考えている。

 という文章にとても感銘を受けました。

 東日本大震災のことを考えて、東京新聞を退職して、岩手県立大学の教員になったようです。

 岩手県立大学は岩手山の麓の森に囲まれたキャンパスで、学生さんたちと、三陸復興国立公園内の農漁村、岩手県田野畑村の海岸には岩手県立大学の「地域政策研究センター」があり、ここを拠点に「持続可能な海づくり」と「村の復興・振興策」を地元の方々と連携し模索しているようです。

 どうか岩手の地で、頑張って地域社会のために働いていただきたいと思いました。

早稲田大学探検部OB会からの2024年6月10日のメールでは岩手県田野畑村での合宿のお誘いのメールが届きました。

2024610日の早大探検部OB会からのメール 97日・8日 『田野畑村合宿』参加者募集中です」

メールに添付されていたPDFファイルは以下です。

蒲敏哉さん岩手県田野畑村合宿

早稲田大学探検部OB会からの2024年7月16日のメールでは3回目の岩手県田野畑村での合宿のお知らせのメールが届きました。

2024716日の早大探検部OB会からのメール 早稲田大学探検部OB会田野畑村合宿 参加募集案内(3回目)」

早稲田大学探検部OB会からの2025年4月6日のメールには蒲さんの日本記者クラブのホームページに載った、

宮崎駿監督/「答えない」と言いつつ説く/300㍍内の自然への責任(蒲 敏哉)2025年3月

 というエッセイの紹介のメールが届きました。

  先日は、早稲田大学探検部30OBになる蒲敏哉さんの著作、「クライメット・ジャーニー 気候変動問題を巡る旅」を読んだので本を読んでの感想を書かせていただきました。

早稲田大学探検部関係者には是非、ご一読していただきたい本です。

 


2020年3月15日日曜日

『再生可能エネルギー主力電源化と電力システム改革の政治経済学』


『再生可能エネルギー主力電源化と電力システム改革の政治経済学』 欧州電力システム改革からの教訓

長山浩章/著 東洋経済新報社 2020.2

日本の電力システム改革は今後どこに向かうべきか? 電力システム改革設計、再エネ政策、揚水発電の運用、原発の廃止措置、VPPの興隆など最新の情報を欧州と日本の比較の中で紹介。多くの審議会・検討会での論点もカバー。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問したところ以下のような回答が返ってきました。

『再生可能エネルギー主力電源化と電力システム改革の政治経済学 ―欧州電力システム改革からの教訓―』 詳細な要約書籍概要本書は、地球温暖化対策として再生可能エネルギー(再エネ)の主力電源化を急務とする中、日本の電力システム改革の方向性を欧州の事例から分析・提言する政治経済学の専門書です。2010年代後半の日本で進む電力自由化と再エネ拡大の文脈を背景に、FIT(固定価格買取制度)からFIP(フィード・イン・プレミアム)への移行、環境価値取引、揚水発電の役割、原子力政策の再考、VPP(仮想発電所)、水素社会の可能性を体系的に論じます。欧州(特に英国、ポルトガル)の改革経験を「教訓」として抽出し、日本への適用性を検証。出版は東洋経済新報社、2020年2月、単行本、約300ページ。ISBN: 978-4-492-80089-8、価格: 税込3,300円(本体3,000円)。図表・データが豊富で、経済産業省の審議会議論を反映した実務的バイブルとして、政策立案者やエネルギー業界向けに位置づけられます。核心は、再エネ大量導入による市場変動の「政治経済学的」解釈で、短期的な料金負担増を上回る長期的な経済・環境効果を主張します。著者紹介長山浩章(ながやま・ひろあき、1964年東京都生まれ)は、エネルギー政策の政治経済学専門家で、京都大学国際高等教育院教授。開成高校、慶應義塾大学経済学部卒業後、三菱総合研究所入社(1988年)。耶魯大学MBA(1992年)、ケンブリッジ大学応用経済学部客員研究員(2004-2005年)を経て、2008年から京都大学で教鞭。専門は電力システム改革と再エネ政策で、世界銀行・JICAのODA事業(アジア・中南米の電力マスタープラン作成)に携わり、ミャンマー・イランの電力計画も主導。経済産業省の「再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委員会」「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」委員を歴任。主な著書に『発送電分離の政治経済学』(東洋経済新報社、2018年)があり、本書はこれを拡張した続編的位置づけ。学術的分析と政策実務の橋渡し役として知られ、再エネの「市場メカニズム」導入を提唱します。目次と各章の詳細要約本書は全7章構成で、日本の実態分析から欧州事例の深掘り、提言へ進みます。各章はデータ・事例を基に政治経済学的視点を貫き、審議会議論を引用。以下に章ごとの詳細な要約を記します。第1章: 我が国における電力システム改革と再生可能エネルギー導入拡大による市場の急変日本の電力改革史を概観し、再エネ拡大がもたらす市場変動を分析。主要議論:
  • 改革の経緯: 2011年福島事故後の第1次改革(2013年、送配電網分離議論)から第3次(2016年、小売全面自由化)までを時系列で記述。電力広域的運営推進機関(OCCTO)の役割と、JEPX(日本卸電力取引所)の取引量急増(2019年時点で総発電量の10%超)をデータ示す。
  • 再エネ導入の影響: FIT法(2012年)導入後の太陽光急増(2019年累積60GW)による系統不安定化(鴨川送電線容量超過)と、需給ギャップ拡大。環境価値(グリーン電力証明書)の市場化初期段階を指摘。
  • 課題: 揚水発電の柔軟運用限界と、VPPの試験運用(2019年デモプロジェクト)。政治経済学的視点で、電力大手(10社)の抵抗と新規参入者のジレンマを分析。
  • 提言: 再エネ主力化に向け、FIP移行を加速し、市場価格連動型の支援を導入。 この章は本書の基盤を築き、日本市場の「急変」を定量的に描きます。
第2章: 欧州における電力システム改革と再生可能エネルギー欧州全体の改革トレンドを概説し、日欧比較の枠組みを構築。主要議論:
  • EUの枠組み: 1996年の電力指令による自由化推進と、2019年の「クリーンパッケージ」(再エネ指令III)。再エネ比率の国別格差(デンマーク50%、ドイツ40% vs. ポーランド20%)を地図・グラフで示す。
  • 支援制度の進化: EEG(ドイツ、2000年)のFITから、英国のCfD(契約差額決済、2014年)へ。FIPの導入事例(オランダ、2018年)と、環境価値取引(グリーン証明書市場、欧州全体で年1,000TWh)。
  • 政治経済的ダイナミクス: 欧州委員会の強制力 vs. 加盟国主権の緊張。脱炭素目標(2050年ネットゼロ)と、ガス火力のバックアップ役割を議論。
  • 日本比較: 日本の遅れ(再エネ比率20%未満)を指摘し、欧州の「統合市場」モデルを提言。 この章は欧州の多様性を体系化し、後続章の事例分析の基盤となります。
第3章: 我が国と欧州における揚水発電所の運用上の課題と再生可能エネルギー主力電源化に向けた揚水発電所のさらなる活用に向けた提案揚水発電の戦略的役割を焦点に、日欧の運用課題を比較。主要議論:
  • 課題分析: 日本(揚水容量27GW、稼働率20%)のピーク調整偏重 vs. 欧州(アルプス地域中心、ドイツ5GW)の再エネ平準化活用。系統変動性増大による揚水の「機会損失」(2019年、欧州で再エネカットオフ事例)。
  • 技術・経済的制約: ポンプ効率低下と投資回収期間延長(LCOEで揚水10円/kWh超)。VPP統合の可能性(AI制御で柔軟運用)。
  • 提案: 揚水の「再エネ補助電源」転換として、FIP連動補助金と、欧州型ストレージ市場参加。シミュレーションで、再エネ主力化時の揚水活用率向上(+30%)を算出。 この章は技術工学と経済学の交差点を扱い、再エネ安定化の具体策を提供します。
第4章: 英国における原子力政策(発電・廃止措置)と我が国への教訓英国の原子力シフトをケーススタディし、日本原発政策の再考を促す。主要議論:
  • 英国の変遷: Hinkley Point C新設(2016年、CfD価格9.2ペンス/kWh)と、SMR(小型モジュール炉)推進(2020年目標)。廃炉措置のNDA(原子力廃絶機関)モデル(総コスト1兆ポンド超)。
  • 政治経済的背景: 脱原発派(緑の党) vs. エネルギー安全保障派の対立。Brexit後のEU離脱が再エネ依存を加速。
  • 日本教訓: 福島後の再稼働凍結(2019年、柏崎刈羽等)と、廃炉基金不足(推定20兆円)。英国の「環境価値」活用を提案し、原発を「移行燃料」として位置づけ。 この章は原子力の「終焉と再生」をバランスよく論じ、脱炭素のジレンマを浮き彫りにします。
第5章: 日欧における再生可能エネルギー大量導入時代に対応した新たなビジネスモデル大量導入時代のビジネス変革を、日欧事例で探る。主要議論:
  • 新モデル: VPPの興隆(日本、2019年トヨタ等デモ、欧州Enel Xの100万世帯規模)と、水素活用(ドイツH2プロジェクト、2030年10GW)。PPA(電力購入契約)の拡大(欧州年20%成長)。
  • 経済効果: 再エネ投資の雇用創出(欧州50万人、日本潜在10万人)と、ブロックチェーンによるトレーサビリティ。
  • 課題: 市場流動性不足と、サイバーリスク。提言: 日欧共同ベンチャーで、水素サプライチェーン構築。 この章はイノベーション志向で、ビジネスパーソン向けのインサイトを提供します。
第6章: ポルトガルにおける再生可能エネルギー大量導入による電気料金赤字への対応と証券化スキームの我が国への教訓ポルトガルの赤字危機を事例に、財政メカニズムを分析。主要議論:
  • 事例: 2010年代のFIT過剰投資による料金赤字(年10億ユーロ)と、証券化(グリーン債発行、2018年回収率95%)。再エネ比率60%達成の代償。
  • 対応策: 賦課金改革と、EU基金活用。政治的合意形成(国民投票の影響)。
  • 日本教訓: FIT賦課金負担(2019年3.7円/kWh)と、FIP移行時の赤字リスク。証券化スキームの導入で、環境価値を金融商品化。 この章は財政持続可能性を強調し、政策の「影の側面」を明らかにします。
第7章: 再生可能エネルギー主力電源化のための提言全体をまとめ、日本独自の改革ロードマップを提示。主要議論:
  • 総合提言: 2030年再エネ36-38%目標達成のため、FIP全面移行、揚水VPP統合、原発廃炉基金創設、水素戦略加速。政治経済学的アプローチで、ステークホルダー調整メカニズムを提案。
  • 未来像: 欧州連動の「アジアグリーン市場」構築と、脱炭素GDP押し上げ効果(+2%)。 結論部で、改革の「政治的意志」を強調し、行動喚起で締めくくります。
本書の特徴と意義
  • 体系性と実務性: 審議会議論を網羅し、データ(IEA、OCCTO統計)で裏付け。日欧比較表が豊富で、政策・ビジネス両面をカバー。
  • 独自視点: 政治経済学的手法で、市場変動の「ゲーム理論」分析(例: 電力会社の戦略行動)。FIP・環境価値の先駆的提言が画期的。
  • 社会的意義: 2020年当時の日本で、第5次エネルギー基本計画議論に寄与。再エネ主力化の「教科書」として、経産省・電力業界の参考文献に。 本書は理論と実践の橋渡しで、エネルギー転換の政治経済学を確立します。
限界と批判
  • データの陳腐化: 2020年刊のため、2022年ロシア危機後の欧州ガス価格高騰や、日本FIP本格化(2022年)が未反映。ポルトガル事例の更新不足。
  • 事例偏重: 欧州中心で、アジア(中国・インド)の言及薄く、グローバル視野の狭さ指摘。VPPの技術的詳細が専門的すぎる。
  • 批判: レビューで「提言の実行性に乏しい」との声。後続研究(例: 長山の論文集)で補完推奨。
現代的意義(2025年時点)出版から5年、2023年の日本再エネ比率は25%超(太陽光15%)に向上し、本書の提言(FIP移行、VPP拡大)はGX法(2023年)で現実化。欧州はウクライナ危機後の再エネ加速(ドイツ55%、英国50%)で、揚水・水素の役割が増大。日本では原発再稼働(2024年、10基超)と並行し、環境価値市場(2025年開始予定)が進む中、ポルトガル型証券化は赤字対策のモデルに。気候危機(2024年台風被害数兆円)下で、アジアグリーン水素連合(日欧主導、2025年枠組み合意)の基盤を提供。政策・企業担当者に今も不可欠で、再エネの「政治経済学」をアップデートする指針です。