2014年7月15日火曜日

『原発の、その先へ 』 ミツバチ革命が始まる

『原発の、その先へ  ミツバチ革命が始まる             

鎌仲ひとみ/著 集英社 2012.07


「原発なき世界」を、我々はどう創っていくのか? その考え方や方法を、「核」をテーマに映画を作ってきた著者が、取材や対話を通じて出会ったスウェーデンや日本の具体的事例を交えて伝える。



『原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる

早稲田大学探検部出身の映像作家、鎌仲ひとみさんの著作です。

 僕は、本書の著者の鎌仲さんは、早稲田大学探検部の後輩のFacebookで知りました。

早稲田大学探検部の後輩のFacebookの友達に鎌仲さんがいらっしゃり、鎌仲さんの作った映画をいいねしていたので、どんな人なのかと思い、ネットで調べてみました。ネットで調べてみると、鎌仲さんが、Twitterを開設していることを知りました。

以後、毎日のように、鎌仲さんのTwitterはチェックします。

鎌仲ひとみさんのウィキペディアはこちら⇒鎌仲ひとみ

2003年のドキュメンタリー映画「ヒバクシャ―世界の終わりに」で文化庁映画賞文化記録映画優秀賞ほか、多数の賞を受賞している本格派の映像作家のです。

Twitterを見ていると、原発に反対するツイートをされていて、信念を持ってTwitterを開設している方だと思いまいした。

文京区の区立図書館に、鎌仲さんの著作があったので、先日、図書館で、借りて読みました。

本のタイトルは、『原発の、その先へ ミツバチ革命が始まるです。

先週読んでみました。

本を読むと、鎌仲さんが、長い間、原発に関して取材して、映画を作ってきたことがわかりました。

僕は一本も鎌仲さんの映画を観ていませんが、映像作家としての能力は高いようです。

北米にも映像作品の質を高めるために行っていらっしゃるようですし、本の中でも、ドキュメンタリー映画の巨匠、小川伸介、土本典昭さんの作品を褒めているし、映像作家としては、社会派のまっとうな方だと思いました。

本の中ではご自分の病気、がんのことについてもきちんと書かれています。

がんと診断されてからも、医者に頼らずに、自分で病気について調べて、治療法も考えてきたことも書かれています。

まさに命がけで、作品を作っている方で、本物の映像作家の方だと思ました。

本書では、原発に関して取材していて、原発産業に従事する方々が、普通のいい人が多いことも書かれています。

普通のいい人が、仕事という名目で原発事業に携わると、大きな害をもたらしてしまうことについても言及しています。

著者の視点は、本当に原発関連のことを取材してきた方の視点だと思いました。

僕には、原発のことは良く分かりませんが、本書を読むと、福島原発事故以来、放射能汚染されてしまい、取り返しのつかない状態になっていることが分かりました。

甲状腺がんなどの病気も増えているようですし、福島原発事故による放射能汚染の影響による病気も増えているらしいのは、ネットなどを見て少なからず知っていました。

本書を読むと、著書は、東日本大震災とそれに伴う、福島原発事故は、第二次世界大戦敗戦をも上回る大きな出来事だったとも書いていています。

第二次世界大戦敗戦は、

「国破れて 山河あり」

で、戦争に負けても、山や河はそのまま残ったが、東日本大震災とそれに伴う、福島原発事故では、

山も河も放射能汚染されてしまったとも書いています。

本著の中では、原発反対、脱原発の方々は、神道系、仏教系の方々も多いとも書いています。

神道、仏教などの、宗教関係に従事する方々も、東日本大震災、福島原発事故以後は原発反対、脱原発の立場になっているようです。

宗教関係に従事するとか関係なく、原発に反対するのは、一人の人間として、普通の感覚だと思いました。

本書の中で、著書は、「福島原発事故」は男性性のもたらした事故だとも書いています。

著者が女性性を背負って今まで生きて来られたことが分かります。

ほとんど男子校の早稲田大学に地方から出てきて入学され、男子校の権化とも思われる早稲田大学探検部にも入部され、いろいろとご苦労もあったのかなと思います。

著者の背負っている女性性が良い方向に出るか、裏目に出るか分かりませんが、未だに女性性にこだわっているのは、いかがなものかと思いました。

これだけの著作を書けて、尚且つ、多くの映像作品を作れて、Twitterのフォロワーさんも3万人以上いらっしゃいます。

それでも女性性にこだわるのは、何故なのかなと思ってしまいます。

作品で評価される世の中なのに、男性性とか女性性を持ち出しているところは、育った時代を感じさせます。

本書がきちんとした作品だっただけに、男性性、女性性を持ち出しているのは残念でした。

作品とは男性性、女性性関係なく、読んだ人の心に響くものだと思うし、男性の作った作品でも女性の作った作品でも作品の価値に違いはないと僕は思っています。

本書を読むと、著者の、命がけの作品作りは本書を読んでいても感じられ、男性性とか女性性とか関係なく、言葉の力を感じます。

早稲田大学探検部出身の方でこれだけの映像作家の方がいらしたのは、Facebookで早稲田大学探検部の後輩と友達になるまで知りませんでしたが、名門サークルの早稲田大学探検部出身だけあって、どんな分野に行っても、一流のものを作るようになるようです。

早稲田大学探検部関係者の方には是非、ご一読していただきたい本です。


























 

原発の、その先へ
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