2014年6月25日水曜日

『原発破局を阻止せよ! 』


『原発破局を阻止せよ

広瀬隆/著 朝日新聞出版 2011.08

福島原発で本当に起こっていること、子供の未来を奪う体内被曝の危険性、「原発全廃」でも電力不足は起こらない…。30年以上にわたり原発の危険性を訴えてきた著者による『週刊朝日』緊急連載を単行本化。



 先日、広瀬隆さんの著作、「原発破局を阻止せよ」という本を読んでみました。

 本を読んで僕が心に残った部分は、家庭で使う冷房エネルギーが占める比率が2%という部分です。

 真夏になると、冷房を多くの家庭で使い電力消費が増えるのだと僕は思っていましたが、この本によると資源エルルギー庁の「平成21年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2010)」では2008年度データによれば家庭エネルギー全体に占める冷房エネルギーの占める比率は2%とのことです。

 真夏になると電力消費を抑えるため、節電として、冷房を我慢している人も多くいると思いますが、冷房エネルギーの比率はわずかのようです。

 もう一つ、リニア中央新幹線に関して書かれている部分もとても気になりました。

 リニア中央新幹線は東海道新幹線の3倍といわれるエネルギーを必要とする、電力消費を抑制しようと必死に節電に努めている日本で、時速500キロで走行時の超伝導リニアの想定消費電力は1列車で約3.5万キロワットにもなる。この新幹線が必要とするのは原発数基分に匹敵するエネルギー量になる。

 と書いてあります。

 国交省鉄道局のパブリックコメントでは、リニア賛成16に対して反対648となり、97%の圧倒的な国民がその建設に反対しているとのことです。

 リニア中央新幹線の計画が本当に無謀な計画で、福島原発事故を経験した後の2011421日に、リニア中央新幹線の計画が出されたと思うと本当に日本はおかしな国になっているのだと思いました。

 福島原発事故に関して、刑事告発したことについても書かれています。

 ルポライターの明石昇二郎氏と刑事告発したとのことです。

 東京地方検察庁特捜部に対して、201178日に福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大大学院教授、神谷研二・広島大原爆放射線医科科学研究所所長、高村昇・長崎大大学院教授および高木義明・文部科学相らが福島県内の児童の被爆安全説を触れ回ってきたことに関して、重大なる人道的犯罪と断定し、業務上過失致傷罪にあたるものとして刑事告発したとのことです。

 また、原子力安全委員会委員長・斑目春樹、東京電力会長・勝俣恒久、東京電力前社長・清水正孝、前原子力安全委員会委員長・鈴木篤之(現・原子力研究開発機構理事長)、原子力安全・保安院長・寺坂信昭ら多数も、未必の故意によって大事故を起こした責任者として、重大なる人道的犯罪と断定し、業務上過失致死傷罪にあたるものとして刑事告発したとあります。

 「未必の故意」とは、

 確定的に犯罪を行おうとするのではないが、結果的に犯罪行為になってもかまわないと思って犯行に及ぶ際の容疑者の心理状態。殺人事件の場合、明確な殺意がなくても、相手が死ぬ危険性を認識していれば、故意として殺人罪が適用される。

 との意味だそうです。(コトバンクより)

 広瀬隆氏の怒りはすさまじいようです。

 先日は広瀬隆氏の著作、「原発破局を阻止せよ」という本を読んだので本を読んでの感想を書いておきます。


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