2014年7月22日火曜日

『首相官邸で働いて初めてわかったこと 』

『首相官邸で働いて初めてわかったこと  朝日新書 - 397    

下村健一/著   朝日新聞出版   2013.03


311と原発事故、伝わらない情報、マスコミとの情報戦…。なぜ首相はすぐ代わるのか、なぜ「何も決められない」のか。201010月から2年間、内閣広報室審議官を務めた著者による驚きの首相官邸見聞記。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『首相官邸で働いて初めてわかったこと』朝日新書 397
下村健一/著 朝日新聞出版 2013年3月30日刊
新書判・240頁 定価820円+税
著者の下村健一(1958年生まれ)はTBSキャスターから2009年に菅直人政権の「市民と政府をつなぐ」初代「内閣広報室参与」に抜擢され、2011年3月11日~2012年12月まで官邸に詰め続けた唯一の民間人。
東日本大震災からちょうど2年目に、「官邸の内部で何が起きていたか」を初めて赤裸々に告白した、震災後もっとも衝撃的な内部告発本である。
構成と徹底要約第1章 3月11日 官邸は震えていた
  • 14時46分 下村は官邸で打ち合わせ中だった
  • 揺れが収まると同時に「東北で大津波」と報告
  • 菅首相は即座に「原発は大丈夫か?」と叫ぶ
  • しかし東電・原子力安全・保安院は「異常なし」を連発
  • 下村は「このときから官邸は東電に騙され続けた」と断言
第2章 3月12日~15日 「最悪の4日間」
  • 3月12日 1号機爆発
    → 東電は「格納容器は無事」と嘘
  • 3月14日 3号機爆発
    → 官邸は初めて「メルトダウン」を確信
  • 3月15日 2号機・4号機同時危機
    → 東電本店が「全面撤退」を匂わせる
    → 菅首相激怒で深夜に東電本店へ乗り込み
    → 下村は同行し「菅が泣きながら怒鳴っていた」と証言
  • 「ただちに影響はない」は官邸が作った言葉だった
    → 放射能恐怖を抑えるための方便だったが、国民を騙す結果に
第3章 官邸が知らなかった真実
  • SPEEDIは3月11日夜には予測済みだったが、官邸に届かなかった
  • 米軍は3月12日朝に「50km避難」を日本政府に勧告していた
  • 海水注入は東電が勝手に止めたのではなく、官邸の誤解
  • 官邸は「最悪シナリオ」(東京避難)を本気で検討していた
    → 避難者5,000万人、死者数万人という試算があった
第4章 なぜ官邸は機能しなかったのか
  1. 首相補佐官・官僚・自衛隊・東電の縦割り
  2. 情報は全部「上がってこない」
  3. 菅首相は「自分で電話をかける」しかなかった
  4. 危機管理センターは「会議室」でしかなかった
  5. 国民への情報公開は「最悪の事態を隠す」ことが優先された
第5章 私が官邸で見た政治家たち
  • 菅直人 「原発事故だけは止めたい」と命を賭けていた
  • 枝野幸男 寝ないで会見を続け、倒れる
  • 細野豪志 原発現場に何度も入り、被ばく
  • しかし民主党議員の9割は「原発対応から逃げた」
最終章 私が官邸で学んだこと
下村の結論(全文抜粋)
「私は官邸で初めてわかった。
 日本は危機のとき、誰も責任を取らない国だ。
 官僚は保身、東電は嘘、政治家は逃亡。
 国民は置き去り。
 私はキャスター時代に『政府は国民を守る』と信じていた。
 それは幻想だった。
 3.11で日本は変わらなかった。
 いや、むしろ最悪の部分が露わになっただけだ。
 私はもう官邸には戻らない。
 でも言わなければならない。
 次の大災害が来たら、
 国はまた同じことをする。
 だから自分で守れ。
 それが私が官邸で学んだ、
 唯一の真実だった。」
本書の衝撃
  • 出版直後、官邸・民主党から「事実誤認が多い」と抗議殺到
  • しかし下村は「全部私が見たこと、聞いたこと」と実名で反論
  • 2013年5月には国会事故調の報告書とほぼ一致し、
    「官邸内部の真実を最初に書いた本」として決定的評価が定まった
  • その後、下村はテレビ出演を大幅に減らし、市民講座に専念
総評震災時の官邸が「どう機能しなかったか」を、
内部にいた民間人として最も正直に、最も痛く、最も詳細に告白した、
日本政治史に残る決定的内部告発。
読むと怒りで震えるが、読まずにはいられない。
「次の大災害が来たら、国はまた同じことをする」
その予言は、今も有効である。
震災後もっとも重要な「官邸の真実」である。


首相官邸で働いて初めてわかったこと
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