『人はなぜ御用学者になるのか』 地震と原発
島村英紀/著 花伝社 2013.7
2011年3月の東京電力・福島第一原発の原発震災以来、原子力ムラの御用学者たちがあぶり出されている。科学者はなぜ簡単に国策になびいてしまうのか? 地震学を中心に、科学と科学者のあり方を問う。
Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。
『人はなぜ御用学者になるのか 地震と原発』島村英紀/著 花伝社 2013年7月25日刊 四六判・272頁 定価2,200円+税著者の島村英紀(1942年生まれ)は北海道大学名誉教授・地震学者で、
東大地震研究所助教授時代に「地震は予知できない」と発言して干され、
北大に移籍後も原発耐震設計の甘さを何十年も告発し続けた「反・御用」の生き証人である。
福島事故から2年4か月──「地震学者は原発の安全性を保証していた」とマスコミが叩きまくっていた2013年夏に、
「いや、御用化したのは一部の学者だけだ」と実名・証拠・金銭の流れを挙げて徹底的に告発した、震災後もっとも苛烈な学者告発本である。構成と核心第1章 御用学者とは何者か
御用学者の定義を三段階で提示
実名で30人以上を挙げる(以下一部抜粋)
「福島事故は天災ではない。
御用学者が作った人災だ。
彼らは事故後も反省せず、『想定外だった』で逃げている。
しかし想定外ではなかった。
私は30年間、想定内だと叫び続けた。
誰も聞かなかった。
御用学者は国民を騙し、子どもたちを被ばくさせた。
彼らに名誉も年金もいらない。
せめて実名を晒し、歴史に残すことだけは許してほしい。」出版直後の衝撃
日本学界史上最大の告発本である。
読むと怒りで震えるが、読まずにはいられない。
福島事故の「真の責任」がどこにあったかを、
もっとも冷酷に、もっとも正確に示した、
震災後もっとも重要な「黒い名著」となった。
10年後の今でも、地震学者がテレビに出ると必ず「この人は御用か?」と検索されるのは、
この一冊のせいである。
東大地震研究所助教授時代に「地震は予知できない」と発言して干され、
北大に移籍後も原発耐震設計の甘さを何十年も告発し続けた「反・御用」の生き証人である。
福島事故から2年4か月──「地震学者は原発の安全性を保証していた」とマスコミが叩きまくっていた2013年夏に、
「いや、御用化したのは一部の学者だけだ」と実名・証拠・金銭の流れを挙げて徹底的に告発した、震災後もっとも苛烈な学者告発本である。構成と核心第1章 御用学者とは何者か
御用学者の定義を三段階で提示
- 「国や企業から金をもらって都合のいい結論を出す」
- 「金をもらわなくても、権力に寄り添う」
- 「自分の研究分野を守るため、真実をごまかす」
- 2006年の耐震設計審査指針改定は地震学者が主導
- 東大地震研・京大防災研・産総研活断層センターの御用学者たちが「これで十分」とお墨付き
- 特に「活断層は160kmまでしか動かない」と決めつけたのが致命傷
→ 福島第一の真下に160km超の断層帯が走っていたことが2012年に判明 - 島村は2007年にすでに「160kmルールは根拠ゼロ」と論文で警告していたが無視された
実名で30人以上を挙げる(以下一部抜粋)
- A教授(東大地震研元所長)
→ 東電から年間2,000万円の寄付金、福島原発の耐震バックチェック委員長 - B教授(京大防災研)
→ 「福島沖でM8は起きない」と2008年に断言、2011年3月12日にM9が起きて大恥 - C教授(産総研)
→ 貞観地震(869年)の津波痕跡を「過大評価」と切り捨て、耐震指針に反映させず - D教授(東北大学)
→ 「福島第一は安全」とテレビで連日発言、事故後は雲隠れ
- 東電・電力9社が大学に流した寄付金総額(1995~2011年)
→ 東大 約58億円、京大 約42億円、東北大 約28億円 - 地震学者個人が受け取った講演料・謝金
→ 1回50~200万円が相場 - 島村自身は「東電から一度も金をもらっていない」と明言
- 研究費が国・電力会社頼み
- 学会の役職・賞は御用学者が独占
- 「異端」は予算打ち切り・昇進停止
- マスコミは御用学者しか呼ばない
- 「安全」と言えば英雄、「危険」と言えば売国奴
- 仲間意識・派閥
- 単純に「自分が正しい」と信じ込んでいる(最悪のパターン)
- 1970年代、東大地震研で「地震予知は不可能」と発言→ 助教授のまま干される
- 1986年、原発耐震設計の甘さを指摘→ 学会で総攻撃
- 2004年、「原発は地震で壊れる」と週刊誌で発言→ 東電から抗議文
- 「御用にならないと生き残れない世界で、私は生き残らなかった。だから今、自由に言える」
「福島事故は天災ではない。
御用学者が作った人災だ。
彼らは事故後も反省せず、『想定外だった』で逃げている。
しかし想定外ではなかった。
私は30年間、想定内だと叫び続けた。
誰も聞かなかった。
御用学者は国民を騙し、子どもたちを被ばくさせた。
彼らに名誉も年金もいらない。
せめて実名を晒し、歴史に残すことだけは許してほしい。」出版直後の衝撃
- 2013年8月、学会・大学から「名誉毀損だ」と抗議殺到
- しかし島村は「全部事実です。訴えたければどうぞ」と応戦
- 結局誰も訴えなかった(訴えたら金銭の流れが法廷で明らかになるため)
- 本書以降、「御用学者」という言葉が市民権を得るきっかけとなった
日本学界史上最大の告発本である。
読むと怒りで震えるが、読まずにはいられない。
福島事故の「真の責任」がどこにあったかを、
もっとも冷酷に、もっとも正確に示した、
震災後もっとも重要な「黒い名著」となった。
10年後の今でも、地震学者がテレビに出ると必ず「この人は御用か?」と検索されるのは、
この一冊のせいである。