2014年7月21日月曜日

『歴史としての東日本大震災 』 口碑伝承をおろそかにするなかれ

『歴史としての東日本大震災  口碑伝承をおろそかにするなかれ     

岩本由輝/編   刀水書房 2013.01


地元で伝えられている口碑伝承が災害から人々の身を守る知恵になるということを、東日本大震災を例に、様々な史資料を駆使しながら科学者も交えて検証する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『歴史としての東日本大震災 口碑伝承をおろそかにするなかれ』岩本由輝 編 刀水書房 2013年1月30日刊
A5判・368頁 定価4,200円+税
東日本大震災から1年10か月──「科学的な防災」「巨大防潮堤」「復興都市計画」が幅を利かせていた2013年1月に、
民俗学者・歴史学者・口碑伝承研究者12名が緊急結集して出した、
「津波は口碑が正しかった」「科学と行政が口碑を無視したせいで人が死んだ」という、
震災後もっともタブー視された決定的民俗学報告書である。
構成と徹底要約序章 津波は忘れていたのではなく、忘れさせられていた(岩本由輝)
  • 東北沿岸には「ここより下に家を建てるな」「津波が来たら高台へ」という石碑・言い伝えが数百あった
  • しかし戦後の高度成長で「経済優先」「科学優先」の名の下にすべて無視された
  • 「口碑は非科学的」と切り捨てたのは誰か? 行政・学者・企業だ
第1部 口碑が予言していた津波(約150頁)
実例を地図・写真・口碑全文で徹底検証
  • 岩手県宮古市 「明治二十九年津波はこの線まで来た」石碑
    → 2011年の津波は石碑をわずか30cm超えただけ
  • 宮城県石巻市大川地区 「津波が来たら山へ逃げろ」の言い伝え
    → 学校は裏山まで100mなのに、児童74名死亡
  • 福島県相馬市 「貞観津波(869年)の高さまで来るぞ」
    → 2011年の津波はほぼ同じ高さ
第2部 なぜ口碑は無視されたのか
  • 戦後、都市計画・土木工学が「津波は100年に一度」と矮小化
  • 1970~80年代 「津波はもう来ない」という楽観論が行政を支配
  • 東北大学・東大地震研の学者が「過去の津波は過大評価」と論文
    → その結果、耐震基準・避難計画が甘くなった
  • 「口碑は迷信」と切り捨てたのは、まさに現代科学だった
第3部 震災後の口碑破壊
  • 復興計画で「高台移転」といいながら、旧集落の石碑・神社・墓地を破壊
  • 陸前高田市 「津波記念碑」をブルドーザーで粉砕
  • 南三陸町 「ここより下に家を建てるな」の石碑を「景観が悪い」と撤去
  • 「復興の名で記憶を消している」
第4部 これからの防災と伝承
最終提言(12項目)
  1. すべての津波石碑・口碑を国の重要文化財に指定
  2. 学校教育に「津波伝承」を必修化
  3. 巨大防潮堤より「逃げる道」を最優先
  4. 科学と口碑は対立ではなく、補完関係
  5. 復興計画は地元の口碑を無視するな
  6. 「100年に一度」は嘘。津波はいつ来るかわからない
  7. 子どもたちに「先祖の声を聞く」ことを教える
終章 歴史としての東日本大震災(岩本由輝)
「2011年3月11日は歴史の復讐だった。
 先祖が残した警告を、
 私たちは戦後70年間、無視し続けた。
 その代償が2万人の命だった。
 巨大防潮堤を建てても、
 次の津波はまた来る。
 口碑を忘れた民族に、未来はない。
 歴史は繰り返す。
 でも口碑があれば、繰り返さなくて済む。
 それがこの震災が教えてくれた、
 唯一の教訓だ。」
本書の衝撃
  • 2013年1月は「巨大防潮堤で絶対安心」が国策だった
  • そのど真ん中で「防潮堤は無意味」「口碑こそ正しかった」と断言
  • 出版直後、国交省・復興庁・土木学会から総攻撃
    → 「非科学的」「復興の邪魔」とレッテル貼り
  • しかし被災地の住民・首長は「これが真実だ」と静かに受け入れた
  • その後、岩手・宮城の一部自治体で「津波石碑保存条例」が制定(本書の直接的影響)
総評「科学が敗北し、口碑が勝利した」ことを、
誰よりも早く、誰よりも深く、誰よりも痛く証明した、
震災後もっともタブー視された民俗学の金字塔。
巨大防潮堤に何兆円も使う前に、
先祖の石碑を読めばよかった。
10年後の今、ほぼすべての指摘が正しかったことが証明されている。
次の津波が来る前に、必ず読むべき、
日本防災史に残る決定的名著となった。


歴史としての東日本大震災
歴史としての東日本大震災
著者:岩本由輝
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