『原発と日本人 』 自分を売らない思想 角川oneテーマ21 - A-164
小出裕章/[著] 角川学芸出版 2012.12
原発という国家・企業の犯罪を容認してきた日本人は、福島第一原発事故を経てなお、原発再稼動への道を歩みつつある。戦争や公害に直面し、権力と闘った知識人や科学者、市民の足跡をたどり、「いのちを売らない思想」を探る。
「原発と日本人」
先日、小出裕章氏と佐高信氏の「原発と日本人」という本を文京区立図書館で借りて読んでみました。
僕は長い間、原発に反対している小出裕章氏の言っていることに関心があったので本を図書館で借りて読んでみました。
本を読んでみると、小出氏が、原子力の勉強を志していたことが分かりました。
将来の有望なエネルギーとして、原子力の勉強をしていたことが書かれています。
東北大学工学部原子核工学科に入学して原子力の勉強をしていたようですが、女川原発の建設反対運動で、仙台に原発を作れと言っていって、原発の危険性に気づき、以来、反原発の立場で研究、発言している方です。
京都大学原子炉実験所の助教授のようです。
本を読んでいても、理系の方でありながら、社会問題に対して大きな関心を持ち、原発の問題を考えてきたことが分かりました。
多くの人に、原発の基本的なことは知っていって欲しいと書いてあります。
日本が原発を持つ国で、原発から供給される電気を使っている限り、原発の基本的なことは知っておいて欲しいと書いてあります。
東日本大震災とそれに伴う、福島原発事故当時は、小出氏はメディアに数多く取材され、とても忙しかったと書いてありますから、メディアからも信用されている方であることが分かります。
本の中には、小出氏が、出演したメディアとして、
「絶対原子力戦隊スイシンジャー『異形編 怪人小出男』」というのも紹介されています。
僕もネットで調べてみると動画がありました。
「絶対原子力戦隊スイシンジャー」が
で、「絶対原子力戦隊スイシンジャー『異形編小出男』が
です。
小出氏が、権力に対峙して、原子力に反対してきたことが分かり易く描かれていると思いました。
福島原発事故以前から原発に反対していて、原発の危険性を訴えています。
原発のことに関心を持っている方なら読んでみても良い本だと思います。
先日、小出裕章氏と佐高信の「原発と日本人」という本を読んでみたので本を読んでの感想を書いてみました。
早稲田大学探検部関係者には是非、ご一読していただきたい本です。