『原発とサヨナラする54の理由 』 未来の大人たちに教えたい
飯田哲也/著 牧野出版 2012.04
原発がなくても、私たちの暮らしはまったく変わりません! 誰もが思うのに誰も教えてくれない、原発に関する54の疑問をQ&A形式で解説。原発ゼロ社会の未来像と、フクシマ後の新しい生き方を紹介します。
「原発とサヨナラする54の理由」
先日、文京区立図書館で「原発とサヨナラする54の理由」という本を借りて読んでみました。
京都大学大学院原子核工学専攻修了。東京大学先端科学技術研究センター博士課程単位取得満期退学の学歴を持っている方です。
本を読んでみると、日本が東日本大震災とそれに伴う福島原発事故に遭って、原発とサヨナラしようとのコンセプトで書かれている本です。
当時、日本にあった原発の数、54基から「原発とサヨナラ」する54の理由を書かれたようです。
本を読んでいて一番印象に残ったのはデンマークのサムソ島での自然エネルギー100%のことについて書かれている部分です。
人口4300人の小さな島、サムソ島ではエネルギーの自給率4%だったが、10年かけて自給率100%にし、そのエネルギーの全てを自然エネルギーにしたという部分です。
自然エネルギーは風力発電、太陽光発電、バイオマス発電、小水力発電、などのようです。
日本でも原発とサヨナラして、自然エネルギーを導入していこうとのことが本に多く書かれています。
本が書かれたのは2012年で、2012年の段階でこのような本が書かれていることを思うと、現在の原発を再稼働させている日本とは異常な状況なのだと思いました。
日本でも、やる気になれば自然エネルギーの導入は出来るような気がしました。
液晶テレビの価格変動を引き合いに出して、自然エネルギーの需要が増えれば、自然エネルギーの料金も安くなるとのことも書かれています。
日本でもエネルギーがなるべく早く自然エネルギーに変わっていけば良いと思いました。
先日は、文京区立図書館で、「原発とサヨナラする54の理由」という本を借りて読んでみたので、本を読んでの感想を書いてみました。
早稲田大学探検部関係者には、是非ご一読していただきたい本です。