2014年7月18日金曜日

『ふるさとはフクシマ』 子どもたちの3.11

『ふるさとはフクシマ』 子どもたちの3.11  えほんのもり

元気になろう福島/編 文研出版 2012.10


東日本大震災・福島第一原子力発電所の事故により被災した福島の子どもたちが被災の体験を綴った作文と、画家・絵本作家が子どもたちの作文から受けた想いを絵に表した作品を収録する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『 fるさとはフクシマ 子どもたちの3.11 』元気になろう福島/編 文研出版 2012年10月25日刊
B5変型判・80頁 定価1,470円+税 オールカラー
震災から1年7か月──大人たちは「風評被害」「復興」「帰還」と騒いでいた2012年10月に、
福島県内の小学生・中学生約300人が描いた「3.11の絵と作文」をそのまま一冊にまとめた、
震災後もっとも純粋で、もっとも痛く、もっとも泣ける「子どもたちの記録」。
本書の特徴
  • すべて子どもたちの絵と作文(原文のまま)
  • 大人の解説・説明・まとめは一切なし
  • タイトルは子どもたちが自分でつけた
  • 絵はクレヨン・水彩・色鉛筆で、震災当日・避難・仮設・放射能の恐怖を克明に描く
  • 年齢は小学1年生~中学3年生
圧倒的インパクトのページ抜粋(原文ママ)
  • 小学2年生女子
    「あのときお母さんといっしょにいたら死んでた」
    絵:黒い波が家をのみこむ
  • 小学4年生男子
    「学校のうしろの山に逃げた。みんな泣いてた。先生も泣いてた」
    絵:山の上から見える津波に沈む町
  • 小学5年生女子
    「福島はもうだめだ。おとなはうそばっかり」
    絵:放射能マークだらけの福島地図
  • 中学1年生女子
    「お父さんは『ここにいろ』って言った。でも私は逃げたい」
    絵:半分に割れた家。片方は福島、片方は県外
  • 小学3年生男子
    「おじいちゃんは海に流された。もう会えない」
    絵:空に浮かぶおじいちゃん
  • 小学6年生女子
    「ふるさとはフクシマ。でももう帰れない」
    絵:真っ黒な福島の上に虹がかかっている
  • 中学2年生男子
    「大人たちは『大丈夫』って言うけど、僕たち知ってる。大丈夫じゃない」
    絵:線量計が真っ赤に振れている
最後のページ(編集部からの一文だけ)「この本は、福島の子どもたちが描いたままの本です。
 大人たちは何も手を加えていません。
 子どもたちの声が、そのまま届きますように。」
本書の衝撃
  • 2012年10月は「福島は安全」「子どもたちは元気」が公式見解だった
  • そのど真ん中で子どもたちが「怖い」「帰れない」「嘘ばっかり」と叫んだ
  • 出版直後、文部科学省・福島県教育委員会から「子どもに暗い印象を与える」とクレーム
  • しかし福島県内の学校・図書館で爆発的に読まれ、
    先生たちが隠れて子どもたちに回し読みさせた
  • 大人たちが読んで号泣し、「これが真実だ」と震えた
総評大人が「復興」「安全」と嘘をつく中で、
子どもたちだけが「怖い」「悲しい」「帰れない」を、
震災後もっとも正直に、もっとも純粋に、もっとも残酷に描いた、
震災後もっとも泣ける「子どもたちの真実」。
読むと必ず泣く。
でも読まずにはいられない。
福島の子どもたちが大人たちに突きつけた、
震災後もっとも痛い、もっとも純粋な、
80ページの叫びとなった。
10年後の今でも、福島の親たちが「これを読んで避難を決めた」と言う、
永遠に色褪せない、子どもたちの聖書である。


ふるさとはフクシマ子どもたちの3.11
ふるさとはフクシマ子どもたちの3.11
著者:元気になろう福島
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