2023年8月17日木曜日

『文豪たちの「九月一日」』 関東大震災百年

 『文豪たちの「九月一日」』  関東大震災百年                

 

石井正己/編著    清水書院                 2023.7

 

内容:三百年の夢 宇野浩二著. 燃える過去 野上弥生子著. 大震前後 芥川龍之介著. 日録 室生犀星著. 地とともに歎く 与謝野晶子著. 露宿 泉鏡花著. 震災罹災記 木村荘太著. その日から翌朝まで 山本有三著. 焦土の都にて 荻原井泉水著. 東京から鎌倉まで 広津和郎著. 鎌倉震災日記 久米正雄著. 大震抄 北原白秋著. 全滅の箱根を奇蹟的に免れて 谷崎潤一郎著. 私の覚え書 中條百合子著. 震災見舞 志賀直哉著. 道聴途説 小山内薫著. 噂する本能 里見弴著. 災後雑観 菊池寛著. サーベル礼讃 佐藤春夫著. 最後の大杉 内田魯庵著. 砂けぶり 釈迢空著. 東京災難画信 新方丈記 竹久夢二著. 帰路 田山花袋著. 関東大震災直後 井伏鱒二著 ほか7



『福田村事件 』 関東大震災・知られざる悲劇

 『福田村事件  関東大震災・知られざる悲劇              

 

辻野弥生/著        五月書房新社        2023.7

 

関東大震災における朝鮮人虐殺という惨劇。大正1296日、千葉県福田村三ツ堀で香川の売薬行商人らが自警団に殺害された「福田村事件」についての記録。映画監督・森達也の寄稿や関連資料も収録。


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『関東大震災と鉄道 』 「今」へと続く記憶をたどる

 『関東大震災と鉄道 』 「今」へと続く記憶をたどる       

 

内田宗治/著        筑摩書房                 2023.7

 

10万人以上の死亡・行方不明者数を記録した日本史上最大規模の天災であった関東大震災。鉄道の被害に焦点を当て、限界状況下、命を救うべく奮闘した鉄道員たち、乗客たちの行動など、残された声を丁寧に追う貴重な災害史。



『関東大震災』 その100年の呪縛

 『関東大震災』  その100年の呪縛

 

畑中章宏/著        幻冬舎    2023.7

 

東京の都市化・近代化を進めたといわれる関東大震災は、実は人々に過去への郷愁や土地への愛着を呼び起こす契機となり、軍国主義への道を作った。気鋭の民俗学者が、震災後100年の歴史とともに日本人の精神に迫る。



『関東大震災朝鮮人虐殺の真相』 地域から読み解く

 『関東大震災朝鮮人虐殺の真相』  地域から読み解く             

 

関原正裕/著    新日本出版社        2023.7

 

関東大震災時に起きた朝鮮人虐殺事件。主にさいたま市見沼区染谷で起こった事件を扱い、虐殺の引き金になった県の「移牒」、異例の恩赦などを解説。戦後社会における調査・追悼、日本人の加害責任の自覚についても検討する。



『文豪たちの関東大震災』

 『文豪たちの関東大震災』  紙礫 - 17            

 

児玉千尋/編        皓星社    2023.7

 

内容:大震雑記 大震前後 芥川龍之介著. 追想芥川龍之介() 芥川文著. 杏っ子() 室生犀星著. 大火見物 芥川龍之介氏と吉原 川端康成著. 震災見舞 志賀直哉著. 古簾 悪夢 与謝野晶子著. 震災十首など 与謝野鉄幹著. 東京災難画信() 竹久夢二著. 全滅の箱根を奇蹟的に免れて 谷崎潤一郎著. 生きて行く私() 宇野千代著. 凶夢() 尾崎士郎著. 露宿 泉鏡花著. かの子と観世音() 岡本一平著. 鎌倉にて遭難 岡本かの子著. 入道雲 長春香 内田百間著. 荻窪風土記() 井伏鱒二著. 震災画報() 宮武外骨著. 火の子を浴びつつ神田橋一つ橋間を脱走す 震災余譚 菊池寛著. 転換期の文学() 汚ない家 横光利一著 ほか4

『関東大震災がつくった東京』 首都直下地震へどう備えるか

『関東大震災がつくった東京』  首都直下地震へどう備えるか     

 

武村雅之/著        中央公論新社 2023.5

 

1923年、東京は関東大震災により、地震規模に対して著しく大きい被害を被った。被害を拡大させた要因は何か。江戸の発展と震災後の帝都復興をたどり、現在の東京が抱えるさまざまな問題を指摘し、都市の在り方を考える。



『震災を語り継ぐ』 関東大震災の記録と東日本大震災の記憶

 『震災を語り継ぐ』  関東大震災の記録と東日本大震災の記憶 

 

石井正己/著        三弥井書店             2023.3

 

東日本大震災の記憶を風化させず、関東大震災の記録を蘇らせて、次の命を守りたい。語り継がれてきた民話に学んで、「震災は語り継げるか」という難しい問題に正面から向き合う。



『震災復興はどう引き継がれたか』 関東大震災・昭和三陸津波・東日本大震災

 『震災復興はどう引き継がれたか』  関東大震災・昭和三陸津波・東日本大震災            

 

北原糸子/著    藤原書店                 2023.1

 

関東大震災を、都市計画等のみの視点でなく、避難民・犠牲者・罹災者という“人間”に焦点をあてて描いた「関東大震災の社会史」を収録。それを中心に、近代復興の系譜を、関東大震災、昭和三陸津波、東日本大震災へと辿る。



『関東大震災描かれた朝鮮人虐殺を読み解く』

 『関東大震災描かれた朝鮮人虐殺を読み解く』            

 

新井勝紘/著        新日本出版社        2022.8

 

関東大震災時、まったく根拠のない流言飛語の情報により命を絶たれた6000人を超える朝鮮人犠牲者たち。画家たちが残した朝鮮人虐殺絵を通して、その真相に斬り込む。



『関東大震災「虐殺否定」の真相 』 ハーバード大学教授の論拠を検証する

『関東大震災「虐殺否定」の真相 』 ハーバード大学教授の論拠を検証する          

 

渡辺延志/著        筑摩書房                 2021.8

 

関東大震災直後、新聞紙面に躍ったフェイクニュースが、ハーバード大学ラムザイヤー教授の朝鮮人虐殺否定論を生んだ。フェイクニュースはなぜ、どのように生まれたのか。長年新聞社に勤めた著者が、報道の責任を総括する。



『関東大震災鉄道被害写真集 』 惨状と復旧一九二三-二四

 『関東大震災鉄道被害写真集 』 惨状と復旧一九二三-二四       

 

東京鉄道局写真部/編        吉川弘文館             2020.9

 

東京・神奈川など、一府六県に甚大な被害を与えた関東大震災。東京鉄道局の写真技師が、各沿線の被災状況や、応急工事の様相を撮影した244枚を収めた写真帖を新装復刊。大正末期の社会・世相もわかる貴重な記録。



『関東大震災朝鮮人虐殺の記録』 東京地区別1100の証言

『関東大震災朝鮮人虐殺の記録』  東京地区別1100の証言      

 

西崎雅夫/編著    現代書館                 2020.9

 

加害の歴史を直視することは決して容易ではない。でも、そこからしか未来は見えてこない-。自伝・日記・郷土資料などから関東大震災時の朝鮮人虐殺に関する証言を集め、地区別にまとめた記録。



『関東大震災と中国人虐殺事件』

『関東大震災と中国人虐殺事件』   

 

今井清一/著        朔北社    2020.1

 

1923年の関東大震災では、家屋が倒壊して大火となり、朝鮮人が放火したという流言が広がった。中国人もあやしいとされて、朝鮮人と中国人が虐殺され。資料が比較的存在している中国人虐殺事件に的を絞り、多角的に考察。




『減災と復興』 明治村が語る関東大震災

 『減災と復興』  明治村が語る関東大震災    

 

武村雅之/著        風媒社    2018.9

 

愛知県犬山市の博物館明治村に移築された建造物のうちの3分の1以上が関東大震災をくぐり抜けていた-。わが国の歴史上最大の被害を出した自然災害に人々はどう対処したかを検証し、災害軽減のための道筋を考える。


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『九月、東京の路上で』 1923年関東大震災ジェノサイドの残響

 『九月、東京の路上で』  1923年関東大震災ジェノサイドの残響          

 

加藤直樹/著        ころから                 2018.9

 

関東大震災の直後に響き渡る叫び声。ふたたび五輪を前に繰り返されるヘイトスピーチ-19239月、ジェノサイドの街・東京を描き、現代に残響する忌まわしい声に抗う歴史ノンフィクション。



『証言集関東大震災の直後』 朝鮮人と日本人

『証言集関東大震災の直後』 朝鮮人と日本人            

 

西崎雅夫/編        筑摩書房                 2018.8

 

関東大震災の直後に起きた、朝鮮人虐殺事件についての証言集。芥川龍之介、折口信夫、志賀直哉、黒澤明ら文化人、市井の人々、子供の作文、公的史料が伝える約180編を収録する。



『関東大震災』 消防・医療・ボランティアから検証する

『関東大震災』  消防・医療・ボランティアから検証する       

 

鈴木淳/[]         講談社    2016.8

 

192391日、東京を大地震が襲ったとき、被害の拡大を阻止すべく奮闘した人々がいた。消防、医療、ボランティア、そして情報。災害時の人的活動を通して都市型災害の全貌を追い、歴史の教訓を読みなおす。


『関東大震災と朝鮮人虐殺』

 『関東大震災と朝鮮人虐殺』           

 

姜徳相/ほか著    論創社    2016.2

 

2013年にソウルで開催された日韓の研究者による国際シンポジウムの記録。歴史学・歴史教育の多様な視点から「韓国から見た関東大震災朝鮮人虐殺」に迫り、今後の真相究明と、日韓の市民の国際的連帯のかたちを考える。


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『関東大震災記憶の継承』 歴史・地域・運動から現在を問う

 『関東大震災記憶の継承』  歴史・地域・運動から現在を問う                

 

関東大震災90周年記念行事実行委員会/編   日本経済評論社                 2014.10

 

関東大震災の近年の研究および地域での埋もれた記憶の掘り起こし運動の成果と意義を、現在の社会状況をふまえて示す。ブックガイドや関連年表も掲載。2013年開催の関東大震災90周年記念行事の成果をもとに書籍化。



『関東大震災の想像力 』 災害と復興の視覚文化論

 『関東大震災の想像力 』 災害と復興の視覚文化論   

 

ジェニファー・ワイゼンフェルド/著             青土社    2014.8

 

関東大震災の激動をリアルに伝える、写真・映画・風刺画・絵葉書などの視覚的記録を読み解き、マスメディア、科学技術、追悼/記念、都市開発、ダーク・ツーリズム、差別主義といった問題群を論じる。図版200点収録。



『関東大震災と中国人』 王希天事件を追跡する

 『関東大震災と中国人』  王希天事件を追跡する       

 

田原洋/著             岩波書店                 2014.8

 

関東大震災の時、なぜ中国人に対する虐殺があったのか。日本在住中国人のためにセツルメント活動をしていた中国人リーダー王希天の死の真相に証言と史料によって迫り、政府ぐるみの隠蔽工作を明らかにする。

『関東大震災と皇室・宮内省 』

 『関東大震災と皇室・宮内省 』     

 

堀口修/著             創泉堂出版             2014.7

 

関東大震災時に、皇室および宮内省はどのような対応と施策をおこなったのかを明らかにし、将来起こることが予想される大規模災害への対策を考えるうえで、それらの対応と施策の中から汲み取るべき経験や情報を確認する。


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『九月、東京の路上で』 1923年関東大震災ジェノサイドの残響

『九月、東京の路上で』  1923年関東大震災ジェノサイドの残響          

 

加藤直樹/著        ころから                 2014.3

 

 関東大震災の直後に響き渡る叫び声。ふたたび五輪を前に繰り返されるヘイトスピーチ。19239月、ジェノサイドの街・東京を描き、現代に残響する忌まわしい声に抗う。同名ブログをもとに加筆修正し単行本化。 



『地図にみる関東大震災』 関東大震災の真実

 『地図にみる関東大震災』  関東大震災の真実 第2              

 

歴史地震研究会/編集        日本地図センター                 2013.9

 

関東大震災直後に実施した調査地図である「震災地応急測図原図」を中心に、どこで、どのような災害が起きたのか、測地測量結果から大地がどのように変動したのかを明らかにする。