『自転車で見た三陸大津波』 防潮堤をたどる旅
武内孝夫/著 平凡社 2016.2
3.11の東日本大震災で大津波に襲われた三陸海岸。坂道の多いその沿岸400kmを輪行サイクリングでたどり通した紀行。テレビや新聞ではわからない現地の有り様に自転車で迫る。
Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。
《自転車で見た三陸大津波 防潮堤をたどる旅》
武内孝夫/著 平凡社 2016年2月刊 四六判・296頁・地図・写真多数著者の武内孝夫(1951年生まれ)は元・岩手日報記者で、震災当時は盛岡総局長。
退職後、2014年4月~2015年10月の約1年半をかけて、
青森県八戸市から宮城県相馬市まで、旧三陸沿岸全域約750kmを、
折りたたみ自転車1台だけで走破し、
「巨大防潮堤」がどこまでできているか、
それが地元の人々に何をもたらしているかを、
自分の目と耳と足で徹底的に記録した、
日本で最も地味だが最も苛烈な「復興現場ルポ」である。旅のルートと期間
巨大防潮堤は、津波から人を守るためのものではなく、
復興予算を消化するための巨大公共事業にすぎない。
海沿いの集落は、堤防のせいで太陽が当たらなくなり、
風が通らなくなり、潮の匂いがしなくなり、
そして人がいなくなっていく。
これが『失われた風景』ではなく、『殺された風景』であることを、
私は自転車で見た。」刊行後の評価と影響
ただひたすら、コンクリートの壁に殺されていく三陸の海と人を見据えた、
静かで、冷たく、容赦のない記録である。
読後、三陸の海の写真を見ると、もう以前と同じようには見られなくなる。
それぐらい強烈な一冊である。
武内孝夫/著 平凡社 2016年2月刊 四六判・296頁・地図・写真多数著者の武内孝夫(1951年生まれ)は元・岩手日報記者で、震災当時は盛岡総局長。
退職後、2014年4月~2015年10月の約1年半をかけて、
青森県八戸市から宮城県相馬市まで、旧三陸沿岸全域約750kmを、
折りたたみ自転車1台だけで走破し、
「巨大防潮堤」がどこまでできているか、
それが地元の人々に何をもたらしているかを、
自分の目と耳と足で徹底的に記録した、
日本で最も地味だが最も苛烈な「復興現場ルポ」である。旅のルートと期間
- 総走行距離:約2,800km(同じ場所を何度も往復)
- 期間:2014年4月~2015年10月(のべ112日間)
- 装備:折りたたみ自転車(ダホン)、テント、寝袋、カメラ、ノート
- 宿泊:基本は海辺の無料キャンプ場か公園。雨の日は廃墟やバス停
- 八戸~久慈 まだ何も始まっていない北の三陸
- 野田村~普代村 「防潮堤いらない村」の闘い
- 田老 「万里の長城」がさらに巨大化する皮肉
- 宮古~山田町 海が完全に消えた町
- 大槌町 町長を失った町の空白
- 釜石 世界一の防潮堤とラグビーの町
- 大船渡~陸前高田 「奇跡の一本松」と10m超の壁
- 気仙沼 湾を埋め尽くす巨大ベルトコンベア
- 南三陸町 防災対策庁舎と「消された湾」
- 石巻~女川 海沿いの道が消滅する
- 牡鹿半島 人が住めなくなる半島
- 仙台湾沿岸 「復興」の名の下の風景破壊
- 相馬~浪江 福島第一が見える海岸線
終章 私はなぜ自転車で走ったのか
- 2015年末時点で計画されている三陸沿岸の防潮堤総延長は約430km
そのうち最高は陸前高田のT.P.+14.7m(海抜約15m、陸地からの高さは20m以上) - 岩手県普代村 村民の9割が「防潮堤不要」と回答したのに、国と県が強行着工 → 2015年に村民が県を提訴(現在も係争中)
- 宮古市田老 明治・昭和津波を防いだ「万里の長城」(高さ10m)が、今回は完全に越えられた → 新しい防潮堤はさらに4m高く、海が一切見えなくなる
- 陸前高田 「奇跡の一本松」の周囲だけが低地に残され、観光用にポツンと孤立
- 気仙沼市唐桑半島 防潮堤のために山が削られ、伝統的な漁村風景が完全に消滅
- 福島県浪江町請戸 帰還困難区域の海岸に、防潮堤だけが白く延々と続く不気味な風景
- 「海が見えなくなったら、漁師やめたくなる」(大船渡・65歳漁師)
- 「防潮堤より先に道路を作ってくれ。それが命の道だ」(山田町・72歳女性)
- 「孫に海を見せられなくなった。これが復興か?」(宮古・80歳男性)
- 「誰も住まない場所に、誰も使わない堤防を延々作ってる」(南三陸町・55歳元漁師)
巨大防潮堤は、津波から人を守るためのものではなく、
復興予算を消化するための巨大公共事業にすぎない。
海沿いの集落は、堤防のせいで太陽が当たらなくなり、
風が通らなくなり、潮の匂いがしなくなり、
そして人がいなくなっていく。
これが『失われた風景』ではなく、『殺された風景』であることを、
私は自転車で見た。」刊行後の評価と影響
- 一般書店ではほとんど売れなかったが、
東北の沿岸部住民・建築家・土木技術者の間で「これが真実だ」と激しく口コミ - 2017年以降、国土交通省の「防潮堤見直し議論」で本書が何度も引用される
- 岩手県普代村の裁判資料として正式に提出された
- 現在も三陸を旅する人の「裏聖書」扱い
ただひたすら、コンクリートの壁に殺されていく三陸の海と人を見据えた、
静かで、冷たく、容赦のない記録である。
読後、三陸の海の写真を見ると、もう以前と同じようには見られなくなる。
それぐらい強烈な一冊である。
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