2016年3月23日水曜日

『震災風俗嬢』

『震災風俗嬢』           

小野一光/著      太田出版             2016.3

東日本大震災からわずか1週間後に営業を再開させた風俗店があった。震災時に接客中だった女の子、両親を亡くした風俗嬢、風俗嬢になった被災した女子高生…。被災地の風俗嬢を5年にわたり取材した渾身のノンフィクション。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

《震災風俗嬢》(小野一光/著、太田出版、2016年3月刊)は、東日本大震災後の岩手・宮城を中心に、被災地で性風俗業に従事する女性たち(通称「震災風俗嬢」)の実態を、著者自身が利用者として現地に通い詰め、延べ200人以上の女性に取材したルポルタージュである。著者の小野一光は、震災直後から「被災地で風俗嬢が増えている」という噂を耳にし、2011年夏から約4年間にわたり、岩手県釜石市・大船渡市・盛岡市、宮城県石巻市・気仙沼市・仙台市などを繰り返し訪れ、デリヘルやソープランド、ピンサロ、立ちんぼなどあらゆる業態を利用しながら、嬢たちに直接話を聞いた。「取材です」と言えばほぼ全員が拒否するため、普通の客として金を払い、プレイの合間に話を聞き、プレイ後にメモを取り、時には連絡先を交換して後日改めて会うという手法を徹底した。本の構成と主な章立て
  • 序章 震災風俗とは何か
  • 第1章 立ちんぼのリアル(石巻・気仙沼など)
  • 第2章 デリヘル嬢たちの事情(釜石・大船渡・盛岡)
  • 第3章 ソープ・店舗型風俗の現場(仙台・盛岡)
  • 第4章 復興バブルと性風俗の膨張
  • 第5章 被災した風俗嬢たちの人生
  • 終章 震災から5年、私が見たもの
核心となる内容(徹底要約)
  1. 「震災風俗嬢」の実態と類型
    • 被災して自宅や仕事を失い、生活のために風俗に流入した女性(本当の意味での「被災者」)
    • 震災前から風俗嬢だったが、復興工事の男たち(土木作業員・自衛隊・ボランティアなど)が急増したことで出稼ぎに来た女性
    • 仮設住宅暮らしで生活保護を受けつつ、こっそり風俗で小遣い稼ぎする主婦
    • 夫が失業・アルコール依存になり、家族のために風俗で働くようになった人妻
    • 震災で旦那や親を亡くし、「もうどうでもいいや」と自暴自棄になって風俗に落ちた女性
    • 震災とは関係なく、単に地方に左遷された風俗嬢
    → 著者は「純粋な震災被災者で風俗に入った人」は全体の2~3割程度で、大多数は「復興バブルに乗っかって稼ぎに来たプロかセミプロ」だと結論づけている。
  2. 復興バブルと性風俗の爆発的膨張
    • 復興工事の作業員(日給1.5万~2.5万円の高額賃金)が地方に大量に流入
    • 男だらけの寮生活で性欲を処理する場所がなく、風俗需要が爆発
    • 岩手・宮城のデリヘル店舗数は震災前比で3~5倍に激増
    • 仙台のソープ街「国分町」は震災後に出稼ぎ嬢が殺到し、一時的に日本一稼げるソープ街になった
    • 釜石・大船渡など普段は風俗がほとんどない町にまでデリヘルが乱立
  3. 衝撃的な個別証言(抜粋)
    • 気仙沼の立ちんぼ(30代後半):津波で家と夫を失い、娘2人を仮設で育てながら1日10~15人の客を取る。「死にたいけど娘のために生きてる」
    • 釜石のデリヘル嬢(24歳):震災前は普通のOLだったが会社が潰れ、借金300万円を抱えて風俗へ。月150万円稼いで2年で完済した
    • 石巻の人妻デリヘル嬢(42歳):仮設住宅暮らしで生活保護8万円+風俗で月80万円。「国から金もらって客からもらう、二重取り最高」
    • 盛岡のソープ嬢(19歳):震災とは無関係の福島出身。「復興の男は金を持ってるしチップも弾むから東北に来た」
  4. 著者が見た被災地の残酷な現実
    • 復興工事の金が地元にほとんど落ちない(大手ゼネコンと全国各地からの作業員が総取り)
    • 風俗で稼いだ金も大半が出稼ぎ嬢が持ち帰るか、客の作業員が県外に送金
    • 地元に残るのは「使い古された女たち」と「心身症になった作業員」だけ
    • 仮設住宅での近親相姦や、ボランティアとの性行為など、噂されていた闇は一部実在した
  5. 著者の結論(かなり辛辣)
    • 「震災風俗嬢」という言葉はマスコミが作り上げた幻想に近い
    • 本当に苦しんでいる被災者は風俗なんてできる体力も精神力もない
    • 目立ったのは「復興バブルに群がったハイエナたち」(出稼ぎ嬢・作業員・風俗店経営者)
    • 震災は「悲劇」であると同時に、ある種の人々にとっては「絶好の金儲けの機会」でもあった
評価と影響刊行当時、非常に強烈な内容で賛否両論を巻き起こした。
  • 「被災地を食い物にした最低の本」と激しい批判を浴びる一方
  • 「誰も書けなかった真実を抉り出した傑作」と絶賛する声も多数
  • 実際に被災地の人たちの中には「これが現実だった」と認める人もいた
総じて、日本における「災害と性風俗」「復興バブルと搾取構造」をここまで生々しく暴き出した書籍は他に類を見ない。読後感は極めて重く、著者自身も「こんな本を書いてしまって良いのか自問自答した」とあとがきに記しているが、結果として震災後5年目の被災地が抱えていた「見たくない真実」を克明に記録した、極めて貴重なドキュメントとなっている。


震災風俗嬢

震災風俗嬢
著者:小野一光
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