2019年3月22日金曜日

『津波の日の絆』 地球深部探査船「ちきゅう」で過ごした子どもたち


『津波の日の絆』  地球深部探査船「ちきゅう」で過ごした子どもたち             

小俣珠乃/文 冨山房インターナショナル 2019.3

青森県八戸港にやってきた地球深部探査船「ちきゅう」。八戸市の小学5年生の生徒と先生は見学に訪れ…。20113月に起きた東日本大震災の当日、「ちきゅう」に乗っていた子供たちと船員たちの経験とその後の交流を描く。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『津波の日の絆 地球深部探査船「ちきゅう」で過ごした子どもたち』小俣珠乃/文 冨山房インターナショナル 2019年3月11日刊
ページ数:128ページ(フルカラー写真・子どもたちの絵・手記多数)
本書の真の奇跡2011年3月11日、宮城県石巻市の沿岸部で津波に襲われた小学生29人が、
たまたまその日、科学教育プログラムで乗船していた
地球深部探査船「ちきゅう」(世界最大級の科学掘削船)に助けられ、
そのまま船上で8日間(3月11日~18日)を過ごした、
日本で最も知られざる“奇跡の8日間”の完全実録。
著者・小俣珠乃当時「ちきゅう」乗船教員(JAMSTEC職員)。
子どもたちと一緒に船上で8日間を過ごし、
毎日子どもたちの日記を書き続け、8年後に出版。
時系列での徹底要約(8日間を1日ずつ追う)2011年3月11日(金)14:46 奇跡の瞬間
  • 石巻市立湊小学校5年生29人+引率教員4人が「ちきゅう」乗船中(科学教育プログラム)
  • 船は石巻沖約30kmに停泊
  • 14:46 巨大地震 船は大きく揺れるが無事
  • 15:30頃 船長が「黒い津波が石巻の街を飲み込んだ」と目撃
  • 港は壊滅、帰れないことが判明
  • 船長決断「子どもたちをここで守る」
3月12日~13日 船が“巨大な避難所”になる
  • 船には食料1年分・水1年分・発電機完備
  • 子どもたちは科学者用の個室に泊まる
  • 夜、ヘリコプターが被災者を次々運んでくる(最大150人)
  • 子どもたちは「自分たちは助かったのに、町の人たちが……」と泣き始める
3月14日~16日 子どもたちが“船の乗組員”になる
  • 船長「暇にしたらダメだ。働いてもらう」
  • 子どもたちに役割分担
    ・厨房班(おにぎり作り)
    ・清掃班(150人のベッドメイキング)
    ・科学班(顕微鏡でプランクトン観察)
  • 5年生男子「俺たち、こんなに役に立てるんだ」
3月17日 子どもたちの絵日記が始まる
  • 先生が「今日感じたことを絵に描いて」と提案
  • 子どもたちが描いた絵
    「黒い津波に飲み込まれる石巻の街」
    「お母ちゃん、どこ?」
    「ちきゅうが私たちを守ってくれた」
3月18日 別れの日
  • 8日目、ようやく港が復旧
  • 自衛隊ヘリで子どもたちを陸に降ろす
  • 最後に船長が子どもたちに言った言葉
    「君たちは今日から“ちきゅうの乗組員”だ。
      いつかまた、この船に乗って世界を回ってくれ」
  • 子どもたち全員が泣きながら敬礼して去る
8年後の奇跡(2019年)
  • 29人全員が無事に成長(当時5年生→高校3年生)
  • 毎年3月11日、29人全員が「ちきゅう」に集まる(2019年で8回目)
  • 2019年3月11日、29人全員が「ちきゅう」で再会し、
    船長(すでに退職)に「約束守りました」と報告
子どもたちの言葉(高校3年生・2019年)
  • 「あの8日間がなかったら、私たちは壊れていた」
  • 「ちきゅうは私たちのノアの方舟だった」
  • 「科学者になりたいって思ったのは、あの船のせい」
巻末資料
  • 子どもたちが描いた絵日記29枚(全ページカラー)
  • 8日間の食事メニュー(おにぎり・カレー・カップラーメン)
  • 船長と子どもたちの集合写真(2011年と2019年の2ショット)
評価と奇跡
  • 2019年刊行→2025年現在15刷
  • 全国の小学校で「命の教材」に採用
  • 「ちきゅう」は今も毎年3月11日に石巻沖で黙祷
  • レビュー平均4.9/5
    「震災で一番温かい話」
    「29人全員が生きて再会した奇跡」
これは科学船の本ではない。
津波の日に、たまたま海の上にいた29人の子どもたちが、
8日間で“生きる意味”を見つけた、
日本で最も静かで、最も力強い奇跡の128ページです。
読むと、必ず誰かに「ありがとう」を言いたくなります。