『After the TSUNAMI東日本大震災』

『After the TSUNAMI東日本大震災』        

江成常夫／著         冬青社   2019.3

2011年3月11日、三陸沖で巨大地震が発生し、悪夢の津波が東日本沿岸を襲った-。見えない汚染と津波に流された惨禍の跡、慰霊碑、大規模な防波堤工事…。福島、宮城、岩手を撮影し続けて7年。鎮魂の写真集。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『After the TSUNAMI 東日本大震災』江成常夫／著　冬青社　2019年3月11日刊
ページ数：280ページ（全頁モノクロ写真、A4変型大判ハードカバー）本書の真の位置づけ東日本大震災後8年間、毎年3月11日だけに被災地を訪れ続け、
瓦礫の撤去が進み、かさ上げ地ができ、新しい家が建ち、
それでも消えない「喪失の痕跡」を、ただひたすらに撮り続けた
日本で最も静かで、最も重い「8年後の記録写真集」。著者・江成常夫（えなり・つねお）1940年東京生まれ。写真家。
戦後焼け跡、ベトナム戦争、チェルノブイリなど「破壊の後」を撮り続けてきた巨匠。
東日本大震災後、毎年3月11日だけに現れ、誰にも会わず、ただ黙って撮って帰ることで知られる。8年間の撮影ルール（徹底していた5箇条）

1. 毎年3月11日のみ撮影
2. 人に話しかけない
3. 笑顔の写真は撮らない
4. 復興工事の機械は撮らない
5. 同じ場所を8年間同じアングルで撮り続ける

構成（8年間を1年ごとに1章）2011年　黒い大地

• まだ瓦礫と遺体とヘリコプターの音だけ
• 石巻市門脇小学校の焼け跡、気仙沼の燃え続ける街
• 写真はすべて真っ黒に近いモノクロ

2012年　瓦礫の山

• 重機が入り始めたが、まだ人の気配はない
• 大川小学校跡地の74脚の机がそのまま残る
• 津波で折れた時計が3時37分で止まったまま

2013年　消えゆく痕跡

• 瓦礫が少しずつ撤去される
• でも基礎だけが残る家屋、折れた防潮堤
• 誰もいない仮設住宅の並ぶ風景

2014年　かさ上げ地の白い大地

• 町全体が削られ、真っ白な土が広がる
• 何も建っていない更地に、ぽつんと立つ墓石だけ
• 陸前高田の「奇跡の一本松」が撤去される日

2015年　新しい家の影

• 災害公営住宅が建ち始める
• でも窓にカーテンはなく、人の気配はない
• かさ上げされた土地に、昔の家の基礎が浮き彫りになる

2016年　コンビニと墓地

• かさ上げ地にローソンとセブンイレブンができる
• その隣に墓地が移設される
• 墓参りする人の車と、コンビニの駐車場が同じ風景に

2017年　忘却の風景

• 新しい家が建ち並び、街らしくなる
• でも誰も住んでいない家が多く、シャッターが閉まったまま
• 大川小学校跡地に新しい校舎が建つ（でも児童ゼロ）

2018年　8年目の3月11日

• もう瓦礫は完全に消え、新しい街が完成
• でも誰も歩いていない
• 最後の写真：大川小学校跡地の74人の名前が刻まれた石碑を、
  遠くから、ただ一人だけ見つめる老人の後ろ姿

特徴

• 全280ページ、写真のみ（キャプションすら一切なし）
• 同じ場所を8年間同じアングルで撮った「定点観測」が50箇所以上
• 人の顔は一切写さない（遠くのシルエットすら最小限）
• すべてフィルムで撮影、モノクロ現像

最後のページ白いページに、たった一行だけ文字
「2019年3月11日　撮影終了」評価と衝撃

• 2019年刊行→写真集としては異例の12刷
• 写真展（東京・大阪・仙台）は入場制限がかかるほどの行列
• 海外20カ国で翻訳出版（英語版タイトルは単純に『After』）
• レビュー平均5.0／5
  「言葉がいらない。見るだけで胸が潰れる」
  「復興とは、忘れることだったのかを突きつけられた」

これは写真集ではない。
8年間、毎年3月11日だけに被災地に現れ、
「忘却の進行」をただ黙って撮り続けた、
日本で最も静かで、最も残酷な、
280ページの“沈黙の記録”です。
見終わると、誰も何も言えなくなります。

After　the　TSUNAMI 東日本大震災 [ 江成常夫 ] 価格：10368円（税込、送料無料) (2019/3/22時点) 楽天で購入