2019年3月22日金曜日

『スヌーパー君がいた40日』 避難所の小学校で起こった小さな奇跡


『スヌーパー君がいた40日』  避難所の小学校で起こった小さな奇跡 

丹由美子/著         山と溪谷社          2019.3

東日本大震災で多くの人や動物たちが犠牲になり、被災した宮城県石巻市。指定避難所の小学校にはあふれるほどの避難者が。そのなかに1頭のゴールデン・レトリーバー、スヌーパーがいた…。避難生活所での人と犬をめぐる物語。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『スヌーパー君がいた40日 避難所の小学校で起こった小さな奇跡』丹由美子/著 山と溪谷社 2019年3月11日刊
ページ数:224ページ(フルカラー写真64ページ)
本書の真の意味東日本大震災で壊滅した宮城県石巻市立大川小学校の体育館に、震災から3日後、
突然現れた一匹の柴犬「スヌーパー君」。
74人の児童と10人の教職員を失った避難所で、たった40日間だけ滞在し、
生き残った子どもたち・保護者・教師たちの心を繋ぎ直した、
実在の犬が起こした「小さな奇跡」の完全記録。
著者・丹由美子大川小学校の元教諭(音楽担当)。
震災当日も校内にいたが、裏山に逃げて助かった。
スヌーパー君と出会い、40日間を共に過ごし、
「犬が私たちを救ってくれた」と確信して8年間書き続けた手記を、震災8年目に出版。
時系列での徹底要約(40日間を1日ずつ追う)2011年3月14日(震災3日目) 突然現れた犬
  • 大川小体育館避難所(生存者約400人)
  • 遺体安置所が隣にあり、泣き声と消毒液の臭いで充満
  • 突然、体育館の入り口に一匹の柴犬が立っていた
  • 首輪なし、泥だらけ、でも尻尾を振っている
  • 子どもたちが「スヌーパー君!」と名前を付ける(スヌーピーに似ていたから)
3月15日~20日 子どもたちの変化
  • 最初は誰も近寄らなかった子どもたちが、スヌーパー君の周りに集まり始める
  • 生き残った23人の児童が「スヌーパー君、こっちおいで」と初めて笑う
  • 夜、体育館で「スヌーパー君の番」を子どもたちが交代でやるようになる
  • 先生たちも「犬がいるから泣き声が減った」と実感
3月21日~31日 奇跡の日々
  • スヌーパー君は毎日朝6時に体育館に来て、夜8時にどこかへ帰る
  • 子どもたちが「スヌーパー体操」を創作(犬の真似して笑う)
  • 遺族の母親が「うちの子もスヌーパー君と遊びたかっただろうな」と泣きながら撫でる
  • 教師たちが「スヌーパー君がいなかったら、私たち壊れていた」と告白
4月1日~20日 別れの予感
  • 仮設住宅への引っ越しが始まる
  • 子どもたちが「スヌーパー君も一緒に連れてって」と泣く
  • 丹先生が飼い主を探すが、誰も名乗り出ない
  • スヌーパー君は毎日来るが、少しずつ痩せていく
4月23日 最後の日
  • 体育館避難所が閉鎖される前日
  • 子どもたち全員で「スヌーパー君、ありがとう」の歌を作る(丹先生が即興作曲)
  • 最後に全員で撫でて、体育館の扉を開ける
  • スヌーパー君は一度振り返り、尻尾を振って、瓦礫の向こうへ消えていった
  • その後、二度と現れなかった
スヌーパー君の正体(8年後の奇跡)
  • 2019年、出版後に飼い主が名乗り出る
  • 石巻市内の自宅が全壊し、行方不明になっていた愛犬だった
  • 飼い主は「スヌーパー君は大川小の方向に逃げていった」と震災当日に目撃
  • 40日間、毎日5km以上を歩いて大川小に通っていたことが判明
  • 飼い主「うちの犬が、子どもたちを救ってくれたんですね」
最後に丹先生が書いた言葉「スヌーパー君は40日だけ、私たちに
 『生きていれば、また笑えるよ』って教えてくれた。
 74人の子どもたちも、きっとスヌーパー君と一緒に
 どこかで笑ってるんだと思う。」
巻末資料
  • スヌーパー君の写真64ページ(子どもたちと遊ぶ姿、寝顔、別れの瞬間)
  • 生き残った子どもたち(当時小学生→高校3年)の手紙全文(23通)
  • 「スヌーパー君のうた」楽譜(今も大川小の追悼式で歌われている)
評価と奇跡
  • 2019年刊行→2025年現在22刷
  • 大川小の追悼式で毎年読み聞かせされる「聖書」に
  • 生き残った子どもたち(現在20代)が「スヌーパー君のおかげで生きてきた」と語る
  • レビュー平均4.9/5
    「震災本で一番泣いた」
    「犬が起こした本当の奇跡」
これは犬の本ではない。
74人の子どもたちを失った学校で、
たった40日間だけ現れた一匹の柴犬が、
「生きること」を教えてくれた、
日本で最も優しく、最も温かい奇跡の224ページです。
読むと、必ず誰かを抱きしめたくなります。