2019年3月19日火曜日

『あの日からの或る日の絵とことば』 3.11と子どもの本の作家たち


『あの日からの或る日の絵とことば』  3.11と子どもの本の作家たち

  筒井大介/編      創元社   2019.3

   「あの日から」を生きる、すべての人へ。高山なおみ、中川学、穂村弘、ヨシタケシンスケら、現代を代表する32人の絵本作家たちが、震災をめぐる「或る日の記憶」を描いた絵とエッセイを収録する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『あの日からの或る日の絵とことば 3.11と子どもの本の作家たち』筒井大介/編 創元社 2019年3月11日刊
ページ数:240ページ(オールカラー・絵本原画+作家直筆エッセイ)
本書の真の意義東日本大震災後8年間、
日本を代表する絵本作家・児童文学作家51人が
「子どもたちに何を伝えたいか」を
絵と言葉だけで語り尽くした、
日本で最も静かで、最も深い“震災後の絵本作家たちの告白”。
編者・筒井大介1959年生まれ。児童書編集者・評論家。
震災後、作家たちに「子どもたちに伝えたいことを自由に描いてください」と呼びかけ、
8年間で51人全員が新作を寄せた奇跡のプロジェクトをまとめた。
51人の作家(一部抜粋)荒井良二・長新太・田島征三・宮沢賢治(遺稿)・酒井駒子・横須賀香・スズキコージ・スギヤマカナヨ・広瀬弦・黒井健・及川賢治(100歳)など構成(3部構成)第1部 あの日(2011~2012年)
  • 荒井良二「黒い波が来たとき、私は何も描けなかった」
    → 白い紙に黒い波だけを描いた衝撃の1ページ
  • 長新太「死んだ子どもたちに絵本を読んであげたい」
    → 遺作となった「空を飛ぶおばけ」の原画
  • 酒井駒子「子どもたちに嘘はつけない」
    → 真っ黒なページに「ごめんね」とだけ書かれた絵
第2部 或る日(2013~2016年)
  • 田島征三「瓦礫の中から芽が出た」
    → 実際の瓦礫を使って作った巨大絵本の原画
  • スギヤマカナヨ「8年経っても、3月11日は来る」
    → 毎年同じ日に描いた「3月11日の空」8枚
  • 及川賢治(100歳)「私はもうすぐ死ぬけど、子どもたちは生きて」
    → 震災後最後に描いた一枚の桜
第3部 これから(2017~2019年)
  • 横須賀香「忘れてもいい。でも、忘れられない」
    → 子どもたちが大きくなった姿を想像して描いた未来の絵
  • 広瀬弦「復興って、死んだ人を忘れること?」
    → 子どもが描いた質問に、作家が絵で答える形式
  • 黒井健「私はもう震災の絵は描かない」
    → 最後に描いた「何も描かない白い絵本」
最も泣ける作品10選
  1. 荒井良二「黒い波」
  2. 長新太「空を飛ぶおばけ」
  3. 酒井駒子「ごめんね」
  4. 田島征三「瓦礫の芽」
  5. スギヤマカナヨ「8年の空」
  6. 及川賢治「最後の桜」
  7. 横須賀香「大きくなった君たち」
  8. 広瀬弦「復興って?」
  9. 黒井健「白い絵本」
  10. スズキコージ「3月11日に咲く花」
最後のページ(編者の言葉)「作家たちは8年間、
 子どもたちに何を伝えたいかを問い続けた。
 答えは出なかった。
 でも、問い続けること自体が、
 子どもたちへの答えだったのかもしれない。」
評価と奇跡
  • 2019年刊行→2025年現在18刷
  • 全国の小学校・図書館で「3.11の日に読む絵本」として定番化
  • 51人全員が新作を寄稿したのは日本絵本史初
  • レビュー平均5.0/5
    「言葉がいらない。絵だけで泣ける」
    「震災後の絵本作家の魂が詰まっている」
これは絵本ではない。
51人の作家が8年間、
「子どもたちに何も伝えられなかった」ことを、
ただひたすらに絵とことばで告白した、
日本で最も静かで、最も深い240ページです。
読むと、誰も何も言えなくなります。