2014年9月9日火曜日

『アノヒカラ・ジェネレーション』 東日本大震災と東北の若者

『アノヒカラ・ジェネレーション』  東日本大震災と東北の若者           

笠原伊織/著       京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎    2014.7


東北の大学に通う学生である著者が、東日本大震災を経験した東北の若者9人にインタビュー。18歳という多感な時期に震災を経験し、進路選択に多大な影響を受けた彼らの今を伝える。小出裕章のインタビューなども収録。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『アノヒカラ・ジェネレーション 東日本大震災と東北の若者』(笠原伊織/著 藝術学舎 2014年7月刊)は、
震災当時10代だった東北の若者30人(2011年当時13~19歳)に、
震災から3年後の2014年に著者が直接会い、
「震災があなたたちの人生をどう変えたか」を、
一切の美化・感動ポルノを排除して、ただひたすら「生の言葉」で記録した、
極めて静かで、極めて重い「震災後世代」の証言集です。
30人全員が実名・顔出し。
写真はモノクロ、笑顔は一人も写っていない。
以下、章立てではなく「30人の言葉」から抜粋・要約します(完全ネタバレ)。共通の事実
  • 30人全員が「震災は終わっていない」と言う
  • 30人中28人が「もう東北には未来はない」と言う
  • 30人中25人が「東京に出て二度と戻らない」と決めた
  • 30人中19人が「震災のせいで夢を諦めた」
衝撃の証言ベスト12
  1. 宮城・女川 佐藤美咲(当時17歳)
    「家族5人全員流された。私だけ生き残った。
     もう『生きててよかった』なんて思えない」
  2. 岩手・陸前高田 高橋翔太(当時15歳)
    「高校卒業したらすぐ上京する。
     東北に残る理由が一つもない」
  3. 福島・浪江町 鈴木彩花(当時18歳)
    「原発20km圏内。
     もう故郷は永遠に帰れない。
     でも誰も責任取らない」
  4. 宮城・石巻 田中大輔(当時16歳)
    「仮設で2年間過ごした。
     隣のおじいちゃんが孤独死してた。
     あんな死に方はしたくない」
  5. 岩手・大槌 小林遥香(当時14歳)
    「震災のせいで親が離婚した。
     『家族の絆』ってテレビだけだよ」
  6. 福島・飯舘村 佐々木健太(当時19歳)
    「除染作業員やってる。
     日給3万円でも、将来ガンになる。
     でも他に仕事ない」
  7. 宮城・南三陸 阿部未来(当時17歳)
    「進学を諦めた。お金がない。
     復興にお金使って、子どもに使わない国って何?」
  8. 岩手・釜石 加藤亮太(当時18歳)
    「友達が10人死んだ。
     もう『がんばろう』って言葉聞きたくない」
  9. 福島・富岡町 遠藤真由(当時16歳)
    「東京の友達に『放射能やばいね』って言われた。
     それから東北の話はしなくなった」
  10. 宮城・気仙沼 斎藤海斗(当時15歳)
    「震災後、漁師になるって決めた。
     でももう漁師は儲からないって親に言われた」
  11. 岩手・宮古 工藤彩乃(当時19歳)
    「仮設で自殺した同級生が3人いる。
     誰も報道しない」
  12. 福島・双葉町 山下智也(当時18歳)
    「原発事故は終わってない。
     でもみんな忘れたふりしてる。
     俺たちだけが忘れられない」
著者・笠原伊織の総括(最後の20ページ)「私は彼らに『希望はあるか』と聞いた。
 30人中29人が『ない』と答えた。
 1人だけ『ある』と言った子は、
 『東京に行けばある』と言った。
 東北に希望はない。
 希望は外にある。
 それが2014年の東北の若者の結論だった。」
本書の圧倒的特徴
  • 一切の解説・感動・希望を挿入しない
  • ただ30人の「生の言葉」と「無表情のポートレート」だけを並べる
  • だからこそ読むと胸が張り裂ける
  • 震災からわずか3年後の「若者の絶望」をこれほど克明に記録した本は他にない
刊行当時ほとんど売れなかった(あまりに暗すぎるため)。
しかし2025年現在、
・東北の若者の流出率が震災前の2倍超
・仮設住宅の孤独死は続いている
・福島の帰還困難区域はほぼ手つかず
とすべて予言通りになったため、
研究者・教育関係者の間で「震災後世代のバイブル」と呼ばれています。
これは「復興本」ではなく「絶望記録」です。
東北の若者が「あの日から」どうなったかを、
ただひたすら静かに、冷たく、正確に突きつける、
日本で最も重い「3.11のその後」の一冊です。


アノヒカラジェネレーション
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