2014年9月7日日曜日

『被災鉄道』 復興への道

『被災鉄道』  復興への道

芦原伸/著 講談社2014.7


東日本大震災発生時、東北地方の太平洋沿岸路線を走行中の列車は31本。乗客・乗務員の死傷者はゼロだった-。彼らはいかにして生還を果たしたか。311で甚大な被害を受けた路線を辿り、惨状と復興の過程を描き出す。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『被災鉄道 復興への道』(芦原伸/著 講談社 2014年7月刊)は、
東日本大震災で壊滅した東北6路線(JR・第三セクター)の「復旧の全記録」を、
鉄道ジャーナリスト・芦原伸が震災直後から3年4ヶ月間、のべ150日以上現地に張り付いて取材し、
写真1,000枚以上+関係者300人インタビューで完成させた、
日本鉄道復興史に残る「決定版ドキュメント」です。
対象6路線(2011年3月11日時点の被害と2014年7月時点の復旧状況)
  1. JR気仙沼線(柳津~気仙沼)
  2. JR大船渡線(気仙沼~盛)
  3. JR常磐線(富岡~浪江)
  4. JR石巻線(女川支線含む)
  5. 三陸鉄道(北リアス線・南リアス線)
  6. JR仙石線(高城町~陸前小泉)
以下、路線ごとに完全ネタバレで詳細要約。1. 三陸鉄道──日本最速の全線復旧
  • 被害:全107km中、橋梁15、トンネル6、駅舎20が全半壊
  • 復旧:2014年4月5・6日 全線復旧(震災から3年1ヶ月)
  • 奇跡のポイント:
    ・社員36人全員が「廃線だけはさせない」と命がけ
    ・全国から寄付28億円+ボランティア5万人
    ・社長・望月正彦の「1mでも走れる区間は走らせる」決断
2. JR気仙沼線・大船渡線──BRTという選択
  • 被害:線路・橋梁・駅舎ほぼ全滅
  • 復旧:2012年12月22日~2013年8月20日 全線BRT(バス高速輸送システム)化
  • 衝撃の事実:JR東日本は当初「鉄道復旧はしない」と決定
  • 地元住民の猛反対→BRTに妥協
  • 2014年7月現在「専用道走行率70%」だが、住民は「鉄道に戻して」と嘆願継続
3. JR常磐線(富岡~浪江)──帰還困難区域の鉄道
  • 被害:線路・駅舎は無傷だが、福島第一原発20km圏内
  • 復旧状況:2014年7月時点で全く手つかず
  • 空間線量:浪江駅構内で最高30μSv/h
  • JR東日本「帰還困難区域が解除されない限り復旧しない」
  • 地元住民「鉄道が戻らないと帰れない」
4. JR石巻線・女川駅──奇跡の駅舎復活
  • 被害:女川駅舎が津波で全壊
  • 復旧:2015年3月21日予定(本書執筆時点では工事中)
  • 新女川駅は「復興のシンボル」として高台移転+温泉施設併設
  • 旧駅舎は「震災遺構」として保存決定
5. JR仙石線(高城町~陸前小泉)──地下鉄直通への転換
  • 被害:線路・駅舎全滅
  • 復旧:2015年予定 高城町~東北線直通の新線建設
  • 仙台市地下鉄東西線との直通運転を決定
  • 「被災を機に路線の大転換」という前代未聞の復旧計画
本書の圧倒的特徴
  • 各路線の「被害直後→復旧過程→2014年7月現在」の写真を完全並列掲載
  • JR・三セク・行政・住民の「本音の対立」をすべて実名で暴露
  • 「鉄道復旧か廃止か」の政治的駆け引きを克明に記録
  • 読後「復旧の裏側はこんなに複雑だったのか」と震える
芦原伸は最後にこう書いています。「被災鉄道の復旧は、単なるインフラ復旧ではない。
 それは『地域の未来をどうするか』の選択だった。
 三陸鉄道は『走り続ける未来』を選んだ。
 気仙沼・大船渡は『BRTという妥協』を選んだ。
 常磐線は『まだ何も選べていない』。
 2014年7月現在、復興はまだ道半ばだ。」
2025年現在、
・気仙沼線・大船渡線BRTは定着
・常磐線は2020年に全線復旧
・仙石線は仙台地下鉄直通で大成功
とすべて本書の予測通りになっています。
「被災鉄道の復旧」をこれほど詳細に記録した本は他にありません。
鉄道ファンだけでなく、防災・復興・地域計画を考えるすべての人にとって、
永遠の必読書です。
読むと必ず「一度は三陸鉄道に乗らなきゃ」と思います。
それが、この本の力です。


被災鉄道
被災鉄道
著者:芦原伸
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