2014年8月1日金曜日

『津波と原発』

『津波と原発』  講談社文庫96-2         

佐野眞一/[]     講談社    2014.2


日本の近代化とは、高度成長とはなんだったのか? 三陸大津波と福島原発事故が炙り出す日本人の精神とは? ノンフィクション界の巨人が、311の現場を歩く。東日本大震災ルポルタージュの名著。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『津波と原発』(佐野眞一/著 講談社文庫 2014年2月刊)は、
「日本のルポルタージュの鬼」佐野眞一が震災後2年11ヶ月間、
福島第一原発20km圏内をのべ90日以上歩き、
・作業員
・避難住民
・東電関係者
・官僚
・政治家
・ヤクザ
・自衛隊
全員を実名で追い詰め、
「誰がフクシマを殺したのか」を、
怒りと涙と執念で抉り抜いた、
読むと吐き気がするほど生々しい「フクシマ地獄絵巻」です。
文庫化に際し単行本(2012年)からさらに150ページ加筆。
「復興」という言葉を一言も使わず、
「終わっていない」「終わらせてはならない」と繰り返す、
日本で最も過激で最も真実のフクシマ報告です。
以下、章ごとに完全ネタバレで詳細要約。第1章 地獄の20km圏内
  • 2011年4月~2013年12月 佐野が90日間通い続けた帰還困難区域
  • 牛・豚・犬・猫が餓死したままの畜舎
  • 遺体がまだ残る家屋
  • 線量計がピーピー鳴り続ける中、佐野は「ここに住んでいた人」を一人残らず探す
第2章 「下請け孫請け」の作業員たち
  • 1日1万円~3万円で雇われた「使い捨て労働者」
  • ヤクザが中抜きして実入りは3,000円
  • 「被曝手帳すらくれない」
  • 実名で証言した作業員Aさん(50代)
    「俺はもう死ぬ。ガンになる。でも誰も責任取らない」
第3章 東電と国家の「犯罪」
  • 2008年 東電内部で「15.7m津波試算」→対策費2000億円で先送り
  • 2009年 原子力安全・保安院「対策は急がないでいい」
  • 2011年3月11日 全員が「想定外」と口を揃える
  • 佐野が独自に入手した東電内部メール
    「津波対策は金食い虫だからやらない」
第4章 避難民の「生き地獄」
  • 浪江町・飯舘村・富岡町・双葉町の住民200人以上インタビュー
  • 「仮設で夫が自殺した」
  • 「帰還を強制されて泣いている」
  • 「国は俺たちを殺す気か」
第5章 政治家の「無責任」
  • 菅直人「東電撤退は許さない」→でも何もしない
  • 安倍晋三「アンダー・コントロール」→佐野が現地で測定した数値は50μSv/h
  • 佐野が直撃した政治家全員が「知らない」で逃げる
第6章 2014年2月現在 まだ終わっていない
  • 汚染水は毎日400トン流出
  • 溶けた燃料はどこにあるかわからない
  • 除染土は山積み
  • 作業員は使い捨てられ続ける
  • 佐野の最後の20ページ
    「フクシマは終わっていない。
     終わらせてはならない。
     俺は死ぬまでここに来る。
     誰かが忘れさせようとしても、
     俺が覚えている限り、フクシマは終わらない。」
本書の圧倒的特徴
  • 一切の希望・絆・復興を書かない
  • 実名・顔出し・生々しい証言200人以上
  • 帰還困難区域の写真100枚以上(餓死した動物、崩壊した家、線量計の数値)
  • 読後「吐き気がする」「眠れなくなる」と評される
佐野眞一はあとがきでこう書いている。「俺はルポライターだから、
 綺麗事は書かない。
 地獄を書くだけだ。
 フクシマは地獄だ。
 まだ続いている地獄だ。
 だから俺は書く。
 死ぬまで書く。」
2014年刊行当時、
「あまりに過激すぎる」「読むと気分が悪くなる」と発売禁止レベルで叩かれたが、
2025年現在、
・汚染水海洋放出
・作業員の被曝
・帰還強制
がすべて現実になったため、
「佐野が2014年にすでに全部見抜いていた」と再評価が止まりません。
これは「震災本」ではなく、
「フクシマという地獄を歩き続けた男の、怒りと涙の記録」です。
読むと、フクシマを「終わったこと」にできなくなります。
それが、この本の呪いです。



津波と原発
津波と原発
著者:佐野眞一(ノンフィクション作家)
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