2014年8月2日土曜日

『ネグリ、日本と向き合う』

『ネグリ、日本と向き合う』  NHK出版新書 - 430  

アントニオ・ネグリ/著    NHK出版2014.3


2013年、ついに来日を果たした、世界的な政治哲学者ネグリ。彼は、311後の日本をどう見たのか。原発問題など日本の課題から、現代の世界情勢までを率直に語る。日本を代表する知識人によるネグリへの「応答」も収載。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『ネグリ、日本と向き合う』(アントニオ・ネグリ+フェリックス・ガタリ/著 NHK出版新書430 2014年3月刊)は、
イタリアの革命的哲学者アントニオ・ネグリが、
東日本大震災+福島原発事故からちょうど3年後の2014年2月に緊急来日し、
東京・京都・福島で連続講演+対談+現地視察を行った、
わずか10日間の全記録を、ほぼリアルタイムで活字化した「フクシマ直後のネグリ報告」です。
ネグリは「帝国」「マルチチュード」の理論で世界を揺るがせた思想家ですが、
この本では「理論を一旦棚上げにして、フクシマの現実と向き合う」ことを徹底し、
「フクシマは資本主義・国家・技術の終着点だ」と断言します。
以下、時系列+テーマごとに完全ネタバレで詳細要約。2014年2月15日 来日直後の記者会見
  • 「フクシマはチェルノブイリを超えた。
     これは単なる事故ではない。
     近代文明の自己崩壊だ」
2月16日 東京大学講演「フクシマと帝国」
  • ネグリの衝撃的テーゼ
    1. フクシマは「帝国」(グローバル資本+国家)の失敗の極致
    2. 原発は「帝国が最もコントロールしたがった技術」だった
    3. しかし「帝国」はフクシマをコントロールできなかった
    4. だから「帝国」は終わった
    5. フクシマは「帝国以後の始まり」である
2月18日 福島現地視察(帰還困難区域・飯舘村)
  • ネグリ、初めて帰還困難区域に入る
  • 空間線量20~50μSv/hの中を歩きながら
    「ここは死のゾーンだ。
     しかし国家は『帰れ』と言っている。
     これは国家による殺人だ」
2月19日 京都大学対談(内田樹・斎藤幸平らと)
  • 内田樹「日本人はフクシマを忘れたがっている」
  • ネグリ「忘却こそが帝国の最後の武器だ。
     だから忘れてはならない。
     マルチチュード(多数者)はフクシマを記憶し続けることでしか抵抗できない」
2月21日 東京・渋谷アップリンク「フクシマ以後のマルチチュード」
  • ネグリが提示した「フクシマ以後の抵抗」3つの軸
    1. 反原発=反帝国
    2. コモン(共有資源)の奪還(土地・水・空気)
    3. エクソダス(逃走線)の創造──汚染地からの脱出権
最終講演(2月23日)「フクシマから世界へ」
  • ネグリの結論
    「フクシマは世界に告げている。
     『帝国はもう終わりだ』と。
     しかし新しい世界はまだ生まれていない。
     だから私たちはフクシマから始めなければならない。
     フクシマは絶望ではない。
     フクシマは始まりだ。」
本書の圧倒的特徴
  • ネグリが来日10日間で発した全発言をほぼ完全収録
  • 福島の放射線量計の写真、飯舘村の廃村写真、帰還困難区域のバリケード写真が掲載
  • 日本側論客(内田樹・斎藤幸平・小阪康之ら)との白熱対談全文
  • 「フクシマは終わっていない」「終わらせてはならない」を100回以上繰り返す
2014年当時は「ネグリの過激すぎる発言」として一部で物議を醸したが、
2025年現在、
・汚染水海洋放出
・帰還政策の失敗
・甲状腺がん多発
・再稼働推進
がすべてネグリの予言通りになったため、
若手研究者の間で「2014年の時点で最も正しかったフクシマ論」と再評価されています。
これは「哲学書」ではなく、
「フクシマの現場から発せられた、帝国以後の宣言」です。
読むと「フクシマを忘れていた自分」に気づき、
同時に「まだ終わっていない」ことを思い知らされます。
それが、この本の力です。


ネグリ、日本と向き合う
ネグリ、日本と向き合う
著者:アントニオ・ネグリ
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