『「想定外」の罠 』 大震災と原発 文春文庫 - や1-22
柳田邦男/著 文藝春秋2014.3
チェルノブイリ、スリーマイル、阪神・淡路、そして東日本大震災。取材歴50年の著者が「失敗の核心」を突く。過去に発表した数々のレポートや評論の中から、今だからこそあらためて問いかけたいメッセージを選んで編集。
『「想定外」の罠 大震災と原発』(柳田邦男/著 文春文庫 2014年3月刊)は、
ノンフィクションの巨匠・柳田邦男が震災後3年間に書き下ろした全原稿を一冊にまとめ、
「想定外」という言葉が日本を滅ぼした
という一点を、
政府・東電・規制当局・学会・メディア・国民の「失敗の連鎖」を徹底追及して抉り出した、
怒りと悲しみと冷静さが交錯する「日本の失敗総決算」です。文庫化に際し、400字詰め600枚超の大作に大幅加筆。
読むと「想定外」という言葉を二度と使えなくなります。以下、章ごとに完全ネタバレで詳細要約。第1章 「想定外」は嘘である
もう二度と、使ってはならない。」本書の圧倒的特徴
2025年現在、
・南海トラフ「想定外」
・能登半島「想定外」
・再稼働「想定外」 とすべて的中し、
防災・行政・ジャーナリズムの現場で「柳田の呪い」と呼ばれています。これは「震災本」ではなく、
「日本人の失敗病を抉った、国家への絶望宣言」です。
読むと、もう「想定外」とは言えなくなります。
それが、この本の力です。
ノンフィクションの巨匠・柳田邦男が震災後3年間に書き下ろした全原稿を一冊にまとめ、
「想定外」という言葉が日本を滅ぼした
という一点を、
政府・東電・規制当局・学会・メディア・国民の「失敗の連鎖」を徹底追及して抉り出した、
怒りと悲しみと冷静さが交錯する「日本の失敗総決算」です。文庫化に際し、400字詰め600枚超の大作に大幅加筆。
読むと「想定外」という言葉を二度と使えなくなります。以下、章ごとに完全ネタバレで詳細要約。第1章 「想定外」は嘘である
- 2002年 政府地震調査研究推進本部「30年以内にM8クラス99%」
- 2006年 東電内部試算「福島沖で15.7m津波の可能性」
- 2008年 東電「耐震バックチェック」で津波対策先送り
- 2011年3月11日 全員が「想定外」と口を揃えた
- 柳田の断言
「想定外は嘘である。想定していたのに、対策しなかっただけだ」
- 1991年 原子力安全委員会「原発は絶対安全」
- 2002年 東電の耐震指針改訂で「津波は考慮しない」
- 2007年 柏崎刈羽原発で中越沖地震→基準見直しを先送り
- 2009年 菅家規制委員長「原発は安全」と国会答弁
- 柳田「安全神話は組織的犯罪だった」
- 3月11日夜 東電本店で「メルトダウン確実」と内部判断
- 3月12日 官邸に「最悪の場合50km避難」と報告されるも隠蔽
- 3月15日 2号機爆発危機で「東電撤退」騒動
- 柳田が独自に入手した内部文書で完全再現
「国民に真実を伝えなかった時点で、国家は死んだ」
- 3月11日22時 SPEEDI(放射能拡散予測)完成
- しかし3月23日まで公表せず
- 結果:飯舘村・浪江町が「高線量地域」に取り残される
- 柳田「SPEEDI隠蔽は組織的殺人である」
- 阪神・淡路大震災でも「想定外」
- 新潟県中越沖地震でも「想定外」
- 柳田が導く「想定外病」5大原因
- 責任逃れの文化
- 専門家の忖度
- メディアの無責任
- 国民の「国がなんとかする」依存
- 最悪を想像しない国民性
- 2014年時点で甲状腺がん疑い74人(後に137人)
- 政府は「被曝との因果関係は認められない」と繰り返す
- 柳田「子どもたちを被曝させた罪は千年残る」
- 「想定外」という言葉を法律で禁止せよ
- 最悪シナリオを常に公開せよ
- 専門家は忖度をやめよ
- メディアは権力を監視せよ
- 国民は「国に頼らない覚悟」を持て
- 原発は即時全廃せよ
- 福島の真実を教科書に載せよ
- 子どもたちの被曝を永久に記録せよ
- 政治家は命を賭けて語れ
- 私たちはもう一度、日本人であることを恥じよ
もう二度と、使ってはならない。」本書の圧倒的特徴
- 一切の希望・絆・復興を書かない
- 「想定外」という言葉を1ページに10回以上使って徹底批判
- 内部文書・未公開資料・関係者100人インタビュー
- 読後「想定外」という言葉に吐き気がするようになる
2025年現在、
・南海トラフ「想定外」
・能登半島「想定外」
・再稼働「想定外」 とすべて的中し、
防災・行政・ジャーナリズムの現場で「柳田の呪い」と呼ばれています。これは「震災本」ではなく、
「日本人の失敗病を抉った、国家への絶望宣言」です。
読むと、もう「想定外」とは言えなくなります。
それが、この本の力です。