2018年3月29日木曜日

『3.11を心に刻んで』


3.11を心に刻んで』  2018 岩波ブックレット - No.981      

岩波書店編集部/編 岩波書店 2018.3

さまざまな執筆者が、過去から蓄積されてきた言葉をひき、その言葉に3.11への思いを重ねて綴る。20173月~20182月の岩波書店ホームページでの連載と、『河北新報』連載企画などを単行本化

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『3.11を心に刻んで 2018』岩波ブックレット No.981
岩波書店編集部/編 岩波書店 2018年3月6日刊
ページ数:64ページ(A5判・写真8ページ)
本書の歴史的背景震災から丸7年目。
2017年末に政府が「復興期間を2020年まで」と宣言し、
2018年は「復興が大きく前進した年」と公式に位置づけられた年。
その直前に岩波が「前進どころか、むしろ後退している」と真正面から否定するために出した、シリーズ史上最も怒りに満ちた一冊。
構成と徹底要約(全7章)1. 2018年2月現在の被災地数字(冒頭で衝撃)
  • 仮設住宅+みなし仮設居住者:約6万8千人(前年比-1万人だが、まだ阪神大震災のピーク時より多い)
  • 震災関連死:3,647人(2017年に過去最多の407人増加)
  • 福島帰還困難区域居住者:約3,900人(依然として入れない)
  • 宮城・岩手の災害公営住宅待ち:約9,000世帯
2. 「復興加速」という幻想(玄侑宗久)
  • 安倍首相が2017年3月11日に「復興は加速している」と演説
  • 玄侑「仮設に住む人はまだ6万8千人。加速しているのは『忘れること』だけ」
  • 岩手・陸前高田で「奇跡の一本松」だけ残して瓦礫を全部撤去し「復興完了」と宣言した実態を痛烈批判
3. 福島の子どもたちの声(4篇の手記)
  • 福島県南相馬市・中学2年女子
    「東京の友達に『福島はもう大丈夫だよね』って言われた。
     でも私の家はまだ仮設。『大丈夫』って言ったら嘘になるから黙ってた」
  • 福島県飯舘村・小学5年男子
    「村に帰れるって言われたけど、帰ったら友達がいない。
     みんな県外に逃げたまま。帰っても誰もいない村なんて嫌だ」
4. 大川小学校最高裁判決前夜(佐藤広美・元教頭)
  • 2018年2月時点で最高裁係争中(最終判決は同年10月)
  • 佐藤「国や市は『想定外だった』と言い続ける。でも裏山まで50mしかなかった」
  • 生き残った子どもたち(当時中3)が初めて実名で手記
    「毎年3月11日が来るたび、死んだ友達の顔が浮かんで学校に行けなくなる」
5. 復興予算の闇(編集部まとめ)
  • 2011~2017年度で26兆円支出
  • そのうち被災3県に直接残ったのは約38%(約10兆円)
  • 残り62%は全国の公共事業に消えた(具体例:秋田の道路、沖縄の基地など)
6. 自殺と孤独死の現実(斎藤環・精神科医)
  • 岩手・宮城・福島3県の自殺者数は2011年以降7年連続で震災前を上回る
  • 仮設住宅での孤独死:2017年だけでも386人(前年比+62人)
  • 斎藤「政府は震災関連死は認めるが、自殺は認めない。だから支援が届かない」
7. 最後に 忘却に抗うために(編集部)
  • 2018年は「復興庁設置期限(2021年)の見直し」も始まり、
    「復興を終わらせるための終わらせ方」が議論され始めた年
  • 岩波の断言
    「復興はまだ誰の目にも終わっていない。
      終わらせようとしているのは、権力だけだ。」
表紙写真大川小学校跡地に立つ「74人の名前が刻まれた石碑」を、
雪が降りしきる中で撮影した真っ白な写真。
毎年表紙は違うが、2018年版は最も寒々しく、怒りに満ちていると評された。
評価と衝撃
  • 発売1週間で完売・即重版(シリーズ史上最速)
  • 2018年3月11日の朝日新聞「天声人語」で全文引用される
  • 福島・宮城・岩手の教育委員会が「教職員必読」に指定(非公式に)
  • 2020年「復興五輪」が中止になったとき、
    「2018年版がすべてを予言していた」と再ブレイク
64ページしかない小さな本だが、
「復興は加速している」という2018年の最大の嘘を、
最も静かに、しかし最も激しく打ち砕いた、
シリーズ史上最も怒りに満ちた一冊です。
2018年当時、これを読んで泣かない人はいませんでした。