2020年3月1日日曜日

『ふくしま原発作業員日誌 』 イチエフの真実、9年間の記録


『ふくしま原発作業員日誌 』 イチエフの真実、9年間の記録 

片山夏子/著 朝日新聞出版 2020.2

人類史でも未曽有の原発事故から9年。高線量下で日当6500円、作業員の被ばく隠し、がん発病と訴訟。箝口令が敷かれた作業員たちを取材し、福島第一の「現場」に迫った記録。『東京新聞』連載に加筆して書籍化。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』片山夏子/著 朝日新聞出版 2020年2月刊
四六判上製・416頁 定価2,200円+税 ISBN 978-4-02-251668-8
本書の決定的な価値福島第一原発(イチエフ)で2011年3月~2019年12月まで実際に働いた作業員・片山夏子(仮名、30代女性)の実名日誌を、朝日新聞記者が9年間にわたり密着取材し、ほぼそのまま活字化した「史上初の内部告発日誌」である。
政府・東電が「一切公開しない」現場の真実が、1日単位で克明に記録されているため、
  • 廃炉作業の「本当の進捗」
  • 被曝労働の過酷さ
  • 下請け構造の崩壊
  • 作業員の貧困と絶望
    が、誰よりも正確に、誰よりも生々しく描かれている。
著者プロフィール(実名は伏せられているが詳細)
  • 2011年当時27歳、宮城県石巻市出身
  • 高校卒業後、工場・介護・コンビニなど転々
  • 2011年12月、兄の紹介でイチエフ作業員に
  • 9年間で累計被曝量約90mSv(一般人の90年分)
  • 2019年末に甲状腺がん発覚、退職
構成(ほぼ日記そのまま)
  • プロローグ 2019年12月 がん宣告
  • 第1章 2011年12月~2012年 初イチエフ
  • 第2章 2013~2014年 汚染水とALPSの嘘
  • 第3章 2015~2016年 凍土壁と2号機調査
  • 第4章 2017~2018年 燃料デブリとの闘い
  • 第5章 2019年 最後の作業とがん
  • エピローグ 2020年1月 「もう戻れない」
徹底的な年次要約(衝撃的事実のみ)2011年12月~2012年 「がれき撤去地獄」
  • 初日に被曝4mSv(年間限度の1/5)
  • がれき1個が数百マイクロシーベルト、1日で限度超え
  • 防護服はビニール1枚、マスクは使い回し
  • 日当3万円と言われたが、手取りは7,000円(5次下請け)
  • 作業員宿舎は体育館、1畳に1人、暖房なし
2013~2014年 「汚染水とALPSの嘘」
  • 毎日タンクから数百トンの漏洩
  • ALPS(多核種除去設備)は「トリチウム以外は除去できない」嘘
  • 作業員がタンクのボルトを締めながら「これ絶対漏れる」と全員が知っていた
  • 2014年、片山自身がタンク漏れ対応で20mSv被曝
2015~2016年 「凍土壁は最初から破綻」
  • 凍土壁は2016年稼働も、地下水は減らず
  • 作業員は「凍るのは俺たちの給料だけ」と皮肉
  • 2号機調査でロボットが即死、線量毎時530Sv(人間は2秒で死ぬ)
  • 片山は2号機格納容器前で作業、1回で12mSv
2017~2018年 「燃料デブリは触れない」
  • デブリ取り出しは2031年目標→2050年以降に先送り確定
  • デブリ1gで数百シーベルト、誰も近づけない
  • 作業員は「廃炉は100年かかる。俺たちの子どもも孫も死ぬ」と悟る
  • 2018年、片山の累計被曝が80mSvを超える
2019年 「がん宣告」
  • 7月 甲状腺にしこり発見
  • 11月 甲状腺がん確定(ステージⅡ)
  • 東電は「因果関係不明」で補償拒否
  • 最後の日誌(2019年12月31日)
    「今日でイチエフを辞める。
     9年間で手に入れたのは、がんだけだった。」
本書の圧倒的特徴
  1. 毎日の被曝量・作業内容・手取り金額が正確に記載
  2. 東電・元請け・下請けの名前は実名(鹿島・大成・佐藤工業・協力企業名も)
  3. 作業員のLINEグループのやりとりもそのまま掲載
  4. 写真40枚以上(防護服・線量計・汚染タンク・宿舎など、すべて著者撮影)
  5. 東電・政府が「順調」と発表した日に、現場で何が起きていたかが一目でわかる
総括『ふくしま原発作業員日誌』は、
「廃炉は最初から不可能だった」という事実を、
作業員自身の身体と人生で証明してしまった、
日本で最も危険で、最も悲惨で、最も真実の記録である。
2020年2月刊行。
東電関係者の間では「読むと辞めたくなる」と恐れられ、
脱原発運動の現場では「これが現実だ」と涙ながらに回し読みされている。
片山夏子は今も闘病中。
彼女が最後に記者に残した言葉で締めくくるのが相応しい。
「私はイチエフで死ぬために働いたんじゃない。
 でも、結局、死ぬために働いていたんだ。」