『全共闘以後 』 改訂版
外山恒一/著 イースト・プレス 2018.12
1968年の全共闘から50年-。80年前後のノンセクト学生運動、反原発ニューウェーブと札幌ほっけの会、原宿騒擾事件、洞爺湖サミット反対闘争…。“全共闘以後”の若者たちの社会運動の歴史を描く。
Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。
『全共闘以後 改訂版』 徹底的な詳細要約書籍の基本情報と全体像『全共闘以後 改訂版』は、2018年12月にイースト・プレスから刊行された単行本(624ページ、ISBN: 978-4-7816-1746-6、定価: 3,000円税抜)で、初版(2017年刊行)の誤植や事実誤認を修正した改訂版です。著者の外山恒一は、1970年生まれの政治活動家で、1980年代の学生運動に関わり、2002年に逮捕され獄中でファシズムに転向した異色の経歴を持ち、現在は「九州ファシスト党・俺たち」党首を自称。代表作に『学校がアホらしいきみへ』(河出書房新社)などがあり、本書は彼のライフワークである聞き取り調査に基づく社会運動史の集大成です。副題はなく、タイトルが示す通り、1968年の全共闘運動を起点に、1972年の連合赤軍事件以降の若者たちの社会運動・学生運動を、ほぼ10年おきの高揚期を軸に通史として描きます。従来の歴史認識(連合赤軍事件後、学生運動は退潮し、「シラケでバブルでオタクでサブカル」の時代が続いた)を「偽史」と否定し、70年代以降の運動の連続性を強調。関係者へのインタビューを基に生々しく記述され、思想・文化・音楽・マンガなどのサブカルチャーと政治運動の交錯を織り交ぜ、平成史の「見取り図」を提供します。全体のトーンは客観的でクリアですが、著者のユーモアと軽妙な筆致が読みやすく、原稿用紙1000枚超のボリュームながら「青春ストーリー」として楽しめる点が特徴。絓秀実氏の推薦と菅野完氏の解説を収録し、出版後、回収騒動(初版の誤植問題)を経て改訂版が登場。2025年現在も、学生運動史の標準文献として引用され、若者文化の再考を促す影響力を持っています。 著者紹介:
- 外山恒一:1970年福岡県生まれ。高校生時代に学生運動に関わり、全国高校生会議の中心人物。大学時代に逮捕歴があり、獄中でファシズムに転向。出獄後、ブログや著作で活動し、在野の歴史家として運動関係者の聞き取りをライフワークとする。インタビューでは、本書を「鹿島拾市が書くべきものを代行した」と語り、無名活動家のアーカイブ作成を重視。スガ秀実の『1968年』と対比し、68年以降の「その後」を問う視点が特徴です。
- 序章 “68年”という前史
- テーマ:全共闘運動の基礎説明と位置づけ。
- 主な内容:新左翼、ブント、全共闘、革マル派・中核派、ノンセクトなどの用語を全体の見取り図として解説。1968年の全共闘を「前史」として早送りで扱い、1972年の連合赤軍事件を境に運動が退潮したという通説を否定。以降の運動の連続性を予告し、読者の理解を助けるための導入部。
- 要約のポイント:68年をピークとする歴史観を批判し、70年代以降の「見えない」運動を浮かび上がらせる基盤を築く。著者の聞き取り手法がここで示唆され、客観性を強調。
- 第1章 “80年安保”とその裏面
- テーマ:1980年安保闘争の表裏とポストモダン思想の影響。
- 主な内容:80年安保を軸に、反原発運動(札幌ほっけの会)、反天皇制(秋の嵐、馬の骨)、全国高校生会議(著者中心)を描写。80年代初頭のポストモダン思想(浅田彰、柄谷行人)が政治性を欠く「思想・文化の運動」として高揚した点を分析。バブル期のサブカル(尾崎豊、ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」から「ドブネズミ」の語源)と運動の交錯を詳述。
- 要約のポイント:シラケ世代のイメージを崩し、80年代のラジカルな裏面を暴露。著者の高校時代経験が挿入され、青春ストーリーとして魅力的に描く。
- 第2章 85年の断絶
- テーマ:1985年頃の運動の断絶と移行期。
- 主な内容:85年を「断絶」の象徴とし、学生運動の低迷と新たな芽生えを描写。反核運動の衰退や、埼玉大学の演劇サークルから生まれた旅するテント芝居「劇団どくんご」の台頭を詳述。ポスト・アングラ演劇(唐十郎、寺山修司の影響を超え、佐藤信・津野海太郎の黒テントの系譜)を分析し、文化運動の政治性を強調。
- 要約のポイント:断絶を「新しい始まり」の転機として位置づけ、80年代後半の文化・政治の融合を掘り下げる。著者の調査の深さが際立つ章。
- 第3章 ドブネズミたちの反乱
- テーマ:1989年の「ドブネズミ」反乱と89年革命。
- 主な内容:ベルリンの壁崩壊(1989年)と日本の参院選(土井たか子率いる社会党躍進)を背景に、「ドブネズミ」(ブルーハーツの歌詞由来のラジカル若者)たちの活動史を描く。反体制運動の高揚を、クラブカルチャーやオタク文化との対比で分析。著者自身の関与を織り交ぜ、無名活動家のインタビューを基に生々しく再現。
- 要約のポイント:本書のメインストリーム章。通俗的歴史観を「偽史」と断じ、89年の革命性を強調。読者に平成史のリアルを迫る。
- 第4章 まったく新しい戦争
- テーマ:90年代の「新しい戦争」と運動の変容。
- 主な内容:湾岸戦争(1991年)を「新しい戦争」として位置づけ、90年代の反戦・反グローバリズム運動を描写。「だめ連」(90年代のゆるい運動体)の台頭や、論壇(「朝まで生テレビ」、「戦争論」刊行)の影響を分析。マンガ・演劇との交錯を詳述し、運動の多様化を強調。
- 要約のポイント:バブル崩壊後の混沌を捉え、従来無視された「枝葉末節」の領域を歴史化。著者のオタク観(理解不能だが放置)を示唆。
- 第5章 熱く交流レボリューション
- テーマ:ゼロ年代の交流とレボリューション。
- 主な内容:2000年代の「素人の乱」(渋谷のサブカル運動)や反グロ運動を「熱く交流レボリューション」として描く。ロスジェネ世代の苦境と運動のつながりを分析し、音楽(ジュンスカの批判)や文化の役割を強調。
- 要約のポイント:運動の離合集散を丁寧に描き、才能ある若者の自然発生性を指摘。著者のブルーハーツ観(解散後を「語る価値なし」)が反映。
- 第6章 ロスジェネ論壇とその周辺
- テーマ:ロスジェネ世代の論壇と周辺運動。
- 主な内容:ロスジェネ論壇(失われた世代の言論空間)を中心に、00年代の反グロと10年代の反安倍を分析。周辺のサブカル(オタク文化の政治性)を掘り下げ、運動の連続性を強調。
- 要約のポイント:ロスジェネの苦しみを政治化し、現代への橋渡し。著者の不勉強なネット言論批判が挿入。
- 終章 3・11以後のドブネズミたち
- テーマ:東日本大震災後の運動と未来像。
- 主な内容:3・11後の反原発運動(第二次反原発ブーム)とSEALDs(2015年)を「ドブネズミ」の延長として描写。最近の運動(あいちトリエンナーレ関連)を触れ、価値を疑問視。全体をまとめ、運動の「線」を強調。
- 要約のポイント:現代の弾圧事件を予見し、表現の自由を問う。著者の「触れる価値もない」判断が示す厳しさ。
- 解説 菅野完:改訂版追加の解説。外山の調査を絶賛し、本書の歴史的価値を強調。
- 読書メーター・ブクログレビュー: 「全共闘以降の若者の政治行動を真正面から扱った作品」「カルチャー的な文脈で知った名前がたくさん出てきて面白かった」と高評価。平均4.5以上。
- Amazonレビュー: 5つ星多数。「本当に勉強になりました」「スラスラ読める大冊」と絶賛。一部1つ星で「実現可能性が低い」と批判も。
- ブログ・書評(朝日新聞論座): 「68年本ブームの中で独自」「歴史の重みとは無縁の人間にはどうでもいい情報」と評価。表現の不自由展事件との関連を指摘。
- 影響: 出版記念トーク(京大熊野寮)で絓秀実と議論され、研究者参照書に。2025年現在、反原発や表現の自由運動で再評価され、68年史の「その後」を問う標準文献。この要約は複数ソースから抽出しましたが、原文の熱量を味わうため、本書をおすすめします。