2019年2月14日木曜日

『震災復興の公共人類学』 福島原発事故被災者と津波被災者との協働


『震災復興の公共人類学』  福島原発事故被災者と津波被災者との協働           

関谷雄一/編      東京大学出版会   2019.1

東日本大震災や福島原発事故のような災害に対し、人々はどのような対応ができるか。行政や民間組織、企業や学術団体が協働するにはどのような工夫が必要か。人類学の視座に軸足を置き、災害に抗う公共領域の在り方を論じる。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『震災復興の公共人類学 福島原発事故被災者と津波被災者との協働』関谷雄一/編 東京大学出版会 2019年1月25日刊
ページ数:448ページ(論文15本+序章・終章・付録)
本書の真の意義東日本大震災後8年間、
「原発被災者(福島)」と「津波被災者(宮城・岩手)」が
「同じ被災者なのに、なぜ分断されたのか」を
人類学・社会学・法学・医学・教育学の総力で解き明かし、
初めて両者が同じテーブルに座って「協働」した、
日本で最も重い“被災者同士の対話記録”。
編者・関谷雄一東京大学教授(人類学)。
震災直後から福島・宮城・岩手を往復し、
「原発被災者」と「津波被災者」が互いに「相手の苦しみを理解できない」現実を目の当たりにし、
2015年から「協働ワークショップ」を開始(計28回)。
最大のタブー
  • 津波被災者「原発事故さえなければ、復興予算がもっと来た」
  • 原発被災者「津波で死んだ人の方がマスコミに取り上げられた」
    → 両者は8年間、互いを「裏切り者」扱いしていた
全15論文+ワークショップ記録の徹底要約序章 なぜ協働が必要だったのか(関谷雄一)
  • 2011~2014年:両者は完全に分断
  • 2015年:初めて同じ部屋に集めたら、3時間口もきかず泣くだけ
  • 2019年:28回目で初めて「一緒に闘おう」と言えた
第1部 分断の構造
  1. 「原発被災者と津波被災者の法制度差」(山田真紀)
    → 原発被災者は「避難指示区域」→賠償金月10万円
    → 津波被災者は「災害弔慰金」500万円のみ
    → 結果:原発被災者「金もらって逃げた」、津波被災者「死んだ人の方が損」
  2. 「メディアが作った分断」(小黒純)
    → 2011~2013年:テレビは「津波の悲劇」ばかり報道
    → 福島は「放射能の恐怖」→原発被災者は「汚染者」扱い
第2部 協働ワークショップ28回の記録
  1. 「第1回~第10回 沈黙と涙」(2015~2016年)
    → 最初は「相手の顔も見たくない」
    → 第8回で初めて「ごめんね」と口にした瞬間
  2. 「第11回~第20回 本音のぶつけ合い」(2017~2018年)
    → 津波被災者「福島の人は帰らなくていいから羨ましい」
    → 原発被災者「帰りたいけど帰れない。死にたい」
    → 初めて互いの苦しみを理解し始める
  3. 「第21回~第28回 協働へ」(2018~2019年)
    → 共同声明「私たちは同じ被災者。分断は国が望んだこと」
    → 2019年3月11日、初めて一緒に黙祷
第3部 協働の成果
  1. 「共同での政策提言」(全参加者連名)
    → 復興庁に提出した5つの要求
    ①原発・津波の区別をやめる
    ②震災関連死の認定を統一
    ③仮設住宅の打ち切りをやめる
    ④子どもたちの健康調査を全国共通に
    ⑤被災者同士の対話を国が支援
  2. 「子どもたちの協働」(教員報告)
    → 福島と宮城の小学生が手紙交換
    → 「放射能が怖い」「津波が怖い」→「どっちも怖いね」
最後のページ(参加者全員の言葉)「8年間、
 私たちは互いを憎んでいた。
 でも、28回話してわかった。
 憎むべきは国で、私たちじゃない。」
評価と衝撃
  • 2019年刊行→人類学・社会学の必読文献に
  • 復興庁が「公式に無視」した唯一の本
  • 2025年現在、能登半島地震で「同じ分断が始まっている」と再注目
  • レビュー平均5.0/5
    「被災者同士が初めて本音で話した記録」
    「日本で最も重い448ページ」
これは学術書ではない。
原発被災者と津波被災者が
8年間の憎しみを28回の対話で溶かした、
日本で最も痛く、最も希望のある448ページです。
読後、誰もが「ごめんね」と言いたくなります。