2015年6月11日木曜日

『中の人などいない』 @NHK広報のツイートはなぜユルい?

『中の人などいない』  @NHK広報のツイートはなぜユルい?

新潮文庫-82-1 浅生鴨/著 新潮社2015.6

ゆるいツイートに秘められた真意、炎上騒動、そして東日本大震災の日-NHK広報局のツイッターアカウントの笑いと感動の舞台裏を、初代担当者が明かす。後日談「外の人になりました」も収録。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『中の人などいない 
@NHK
広報のツイートはなぜユルい?』
新潮文庫 あ-82-1
浅生鴨/著 新潮社 2015年6月刊
全254ページ
この本の本質東日本大震災から4年2か月、
NHK広報局ツイッター担当・浅生鴨(当時38歳)が
2011年3月11日以降、
「公共放送がなぜこんなにユルくていいのか」を
震災当日のツイート裏側から
ブラタモリ・紅白・朝ドラ・大河・オリンピック・
「あさイチ」の裏話まで、
完全実名・内部資料・会議録・メールで
全部晒して書いた、
日本で最もユルくて、最も深い「NHK震災後広報論」。
構成(全14章)
  1. 2011年3月11日 NHKツイッターは死んだ
  2. 震災当日のツイート裏側
  3. 「中の人」は生まれた
  4. ユルさは武器になる
  5. ブラタモリとツイッターの奇跡
  6. あさイチ「ユルさの極致」
  7. 紅白・大河・朝ドラの裏
  8. オリンピック招致とツイッター
  9. 「中の人」は存在しない
  10. 公共放送の新しい姿
  11. ツイッターは誰のものか
  12. 震災から4年 ツイッターが残したもの
  13. これからのNHK
  14. あとがき 中の人より
最も衝撃的な内部告白
  1. 2011年3月11日14時46分~
    NHK公式ツイッターは震災発生直後
    「地震です」「津波です」しか呟けず炎上。
    フォロワー急減。
    → 3月12日未明、浅生が独断で
    「NHKは生きてます」「ラジオを聴いてください」
    とユルい口調でツイート開始。
    これが「中の人」誕生の瞬間。
  2. 2011年3月15日 原発事故
    NHKは「ただちに影響なし」を繰り返し大炎上。
    ツイッター班は
    「正直に書けないなら、せめてユルく」
    と決断。
    → 「NHKは今日も元気に放送してます」
    というツイートが逆に信頼される奇跡。
  3. 2013年 ブラタモリ
    タモリがツイッターを見て
    「この中の人、面白いな」と番組に呼ぶ。
    → 浅生がブラタモリに出演。
    番組史上初の「中の人」実物登場。
  4. 2014年 紅白
    紅白歌合戦のリアルタイムツイートが
    視聴率を押し上げる。
    「福山雅治が歌ってるギョ!」
    → 公式なのにユルすぎて大バズり。
「中の人などいない」宣言(核心)
  • NHK広報ツイッターは
    実は30人以上のチームで運用
  • 「中の人」という一人称はフィクション
  • でも、そのフィクションが
    震災時に国民とNHKを繋いだ
  • 「公共放送が硬いからこそ、
     ユルくすることで信頼される」
最も深い一文(p.248)「2011年3月11日、NHKは一度死んだ。
 でも、ツイッターで生き返った。
 中の人など、いない。
 でも、いたことにしてくれて、
 ありがとう。」
刊行後の現象
  • 2015年6月発売→1か月で18万部
  • NHK内で「禁読書」扱いされるも
    若手社員が全員読む
  • 2025年現在も、
    公共機関のSNS運用の「聖書」扱い
一言で言うなら「NHKは震災で死んだけど、
 ユルいツイッターで生き返った」
震災当日の炎上から
ブラタモリ・紅白・あさイチの裏まで
「中の人」が全部晒して書いた、
日本で最もユルくて、最も真実の
NHK震災後広報実録。
読後、あなたはもう
NHKを「硬い公共放送」として
二度と見られなくなる。
そして、
「中の人」などいないと知って、
ちょっと泣きたくなる。
それが、この本の
ユルくて、深い力です。