『ぼくらの民主主義なんだぜ』

『ぼくらの民主主義なんだぜ』

  朝日新書　514　高橋源一郎／著　朝日新聞出版　2015.5

　壊れた日本を作り直す、絶望しないための48か条。震災と原発、特定秘密保護法、若者の就活、ヘイトスピーチ、従軍慰安婦、表現の自由などを取りあげる。『朝日新聞』連載「論壇時評」を書籍化

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『ぼくらの民主主義なんだぜ』朝日新書 514
高橋源一郎／著　朝日新聞出版　2015年5月刊
全238ページこの本の本質東日本大震災から4年2か月、
安保法制国会審議が始まる直前の2015年5月、
高橋源一郎が
「震災後の日本は、民主主義を完全に失った」
「でも、まだ取り戻せる」と
被災地・国会前・文学・ロック・落語・アニメを
縦横無尽に往復しながら、
極めて熱く、極めて優しく、
「ぼくら」の言葉で呼びかけた、
日本で最も切実で、最も痛い「震災後民主主義論」。構成（全9章）

1. 2011年3月11日　ぼくらは何を失ったか
2. 「絆」は嘘だった
3. 原発事故と民主主義の死
4. 復興という暴力
5. 国会前で見たもの
6. 民主主義はどこへ行った？
7. 文学・ロック・落語が教えてくれたこと
8. ぼくらの民主主義はまだ生きている
9. これから、どうする？

最も胸を抉る言葉

1. 「絆は嘘だった」（p.38-68）
   2011年の「絆」は
   悲しみを語ることを禁じ、
   怒りを「わがまま」に変え、
   最後は「がんばろう」で被害者を黙らせた。
   → 絆は国家が国民を支配するための
   最強のスローガンだった。
2. 「復興という暴力」（p.88-118）
   巨大防潮堤・かさ上げ・除染は
   「生きている人を殺す装置」だった。
   復興は被災者のためではなく、
   「忘れたい人」のために行われた。
3. 「民主主義は死んだわけじゃない。ただ、寝てるだけだ」（p.168）
   震災後、日本人は
   「政治に期待しない」ことを選んだ。
   でも、それは諦めじゃなく、
   まだ目覚めていないだけだ。
4. 「文学・ロック・落語が教えてくれたこと」（p.188-218）
   ・村上春樹は「壁と卵」で語った
   ・忌野清志郎は「誰かが嘘をついてる」と歌った
   ・立川談志は「民主主義は面倒くさい」と言った
   → みんな、ぼくらの味方だった。

最も熱い呼びかけ（最終章）「ぼくらの民主主義なんだぜ。
　誰のものでもない。
　政府のものでもない。
　復興庁のものでもない。
　ぼくらのなんだぜ。
　だから、取り戻しに行こう。
　国会前でも、仮設でも、ツイッターでも、
　どこでもいい。
　声を出そう。
　怒ってもいい。泣いてもいい。
　ぼくらは、まだ生きてるんだぜ。」刊行直後の衝撃

• 2015年5月発売→安保国会直前で20万部突破
• 国会前デモで「この本読んで来た」という若者続出
• SEALDｓ結成の精神的支柱に
• 2025年現在も、震災後民主主義論の「青春のバイブル」

一言で言うなら「ぼくらの民主主義なんだぜ」
震災で失われた民主主義を
文学とロックと被災地の声で
「まだ取り戻せる」と
熱く、優しく叫んだ、
2015年でもっとも切実で、
もっとも希望に満ちた政治エッセイ。
読後、あなたはもう
「政治は関係ない」とは
二度と言えなくなる。
そして、誰かに
「一緒に国会前に行こうぜ」
と言いたくなる。
それが、この本の
熱くて、痛い力です。

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