2015年6月19日金曜日

『東北ライン全線・全駅・全配線 』 第7巻 <図説>日本の鉄道

『東北ライン全線・全駅・全配線  7 <図説>日本の鉄道           

川島令三/編著    講談社    2015.5

東北地区のJR、私鉄、貨物線などの配線図・駅データを掲載。第7巻は盛岡・三陸エリアを取り上げ、「盛岡駅の高層ビルから見た鉄道風景」「東日本大震災、7カ月後の状況」等を特集する。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『〈図説〉日本の鉄道 東北ライン全線・全駅・全配線 第7巻 仙台圏・福島圏』川島令三/編著 講談社 2015年5月刊
A5判・上製・全191ページ フルカラー
この本の本質東日本大震災から4年2か月、
三陸沿岸の鉄道路線が壊滅・復旧・BRT化の渦中にあった2015年5月、
鉄道地理学の第一人者・川島令三が
「震災で消えた路線」「復旧した路線」「BRTに変わった路線」を
震災前・直後・2015年現在の配線図・写真・時刻表で
完全に記録した、
鉄道史・震災史に残る「決定的瞬間」の保存版。
収録範囲
  • JR東日本 仙台支社管内全域
  • 第三セクター 阿武隈急行・仙台空港鉄道
  • 私鉄 福島交通飯坂線
  • 震災で壊滅した三陸沿岸のJR路線(常磐線・仙石線の一部も含む)
最大の特徴:震災前後の比較図
  1. 震災前の配線図(2010年時点)
  2. 震災直後の被災状況写真+配線図(2011年3~4月)
  3. 2015年5月現在の最新配線図
    → 同じページに見開きで並べ、
    消えた駅・路線・ホームが一目でわかる
最も衝撃的なページ
  1. 気仙沼線・大船渡線(p.48-67)
    ・震災前:全駅・全ホーム・全信号所掲載
    ・震災後:柳津~気仙沼~盛が全滅
    ・2015年現在:BRT専用道化
    → 鉄路が完全に消滅した瞬間が地図で克明に記録
  2. 仙石線(p.88-103)
    ・震災前:高城町~陸前小屋~東名が海沿い
    ・震災後:全線寸断
    ・2015年5月30日:高城町~石巻が内陸高台移設で復旧
    → 日本初の「震災復旧による大ルート変更」が
    配線図で完全に可視化
  3. 常磐線(p.128-155)
    ・2015年5月時点で
    竜田~原ノ町間が不通(帰還困難区域内)
    ・富岡・夜ノ森・大野・双葉・浪江の各駅が
    「駅舎は残っているがホームは雑草に埋もれている」
    写真が異様なまでに生々しい
巻末特別付録(40ページ)
  • 2011~2015年の復旧開通年表
  • 消滅した駅・信号場一覧(計42か所)
  • BRT化区間の詳細停留所図
  • 復旧工事中の仮設駅・仮設ホーム写真集
川島令三の言葉(あとがき)「2015年5月30日、仙石線が高台移設で復旧した。
 これは“復旧”ではなく“新生”である。
 しかし気仙沼線・大船渡線は鉄路を失ったままBRTになった。
 同じ震災でも、路線によって運命が分かれた。
 この巻は、その分岐点を記録する最後のチャンスだった。」
刊行後の評価
  • 2015年5月発売→即重版連発
  • 鉄道図書としては異例の3万部突破
  • 三陸鉄道・JR東日本が社内資料として全車両に搭載
  • 2025年現在も「震災と鉄道」研究の決定的文献
一言で言うなら「震災で消えた鉄路を、配線図が死んでも残した」
震災前・直後・2015年現在の三段階配線図で
三陸の鉄道がどう死に、どう変わったかを
完全に記録した、
鉄道史と震災史が交差する「決定的瞬間」の書。
ページをめくるたびに、
「あの路線はもう戻らない」と
静かに胸が締めつけられる。
鉄道ファンでなくても、
東北の復興を知りたければ
必ず手に取るべき、
日本で最も重い鉄道地図帳です。