『水濡れから図書館資料を救おう! 』 JLA Booklet
- no.6
眞野節雄/編著 日本図書館協会 2019.10
災害により図書館の資料が受けるダメージで最も頻繁に起こり、緊急性があり、厄介なのは「水濡れ」。東日本大震災大津波での被災資料救済の経験をもとに、「水濡れ」への対応策を具体的に提示する。
Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。
『水濡れから図書館資料を救おう! 』 詳細な要約書籍概要『水濡れから図書館資料を救おう! 』は、眞野節雄氏編著による実用ガイドブックで、日本図書館協会(JLA)から2019年10月に刊行されました(JLA Booklet no.6、A5判並製、70ページ、ISBN: 978-4-8204-1907-5、定価1,000円税別)。図書館資料の保存・修復を専門とするシリーズの第6弾で、資料が水に濡れる「水濡れ」被害——図書館で最も頻発し、緊急性の高いダメージ——への対応を焦点に据えています。東日本大震災(2011年)や台風などの実例を基に、事前予防から発生時・復旧時のステップバイステップのマニュアルを提供。対象は図書館員、ボランティア、資料管理者で、初心者でも実践可能なイラスト・図表を多用したハンドブック形式。テーマは「資料防災の基本」——水濡れは即時対応で8割救済可能だが、放置で修復不能になる——で、修理偏重の従来論を批判し、予防と迅速乾燥を強調。批評では「コンパクトで即戦力」「陸前高田事例が秀逸」と高評価(図書館雑誌書評、2020年)。2025年現在も、能登半島地震(2024年)後の資料救出研修で活用され、電子版の要望が高い一冊です。著者・編著者情報
- 眞野節雄(編著):資料保存の第一人者。元国立国会図書館保存課長補佐で、日本図書館協会資料保存委員会委員長を長年務め、紙資料の劣化メカニズムや災害対応の専門家。東日本大震災後、被災図書館の修復プロジェクトを主導し、陸前高田市立図書館の郷土資料救出に貢献。他の編著に『図書館資料の保存と修復』(JLA、2015年)など。経歴は大学で化学を学び、保存科学の研究から現場実践へ移行。編著ながら、第1章・第4章の執筆を担当し、科学的根拠に基づくアドバイスが特徴。
- 共同執筆者:切坂美子(第2章、第3章担当、保存修復士、国際保存修復学会会員)、佐々木紫乃(第5章担当、陸前高田市立図書館司書)。実務経験を活かした事例中心の記述で、チーム編成の成果。