2015年5月5日火曜日

『揺らぐ世界』 ちくまプリマー新書 229

『揺らぐ世界』 ちくまプリマー新書 229  

立花隆/著 筑摩書房 2015.4

紛争、格差、環境問題…。グローバル化が進んだ世界は、多くの問題を抱えて揺らいでいる。これらの状況を理解する視点は、どうすれば身につくのか? 多彩な先生たちがヒントを示す。読書案内も掲載。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『揺らぐ世界』ちくまプリマー新書 229
立花隆/著 筑摩書房 2015年4月刊
全254ページ
この本の本質東日本大震災からちょうど4年、
立花隆(74歳)が「これが自分の最後の大仕事になる」と覚悟し、
2011年3月11日以降、
福島第一原発20km圏内・大川小学校・気仙沼の焼け跡・浪江町の帰還困難区域・飯舎村の全村避難・自衛隊の遺体収容現場・官邸の極秘会議・東電本店・原子力委員会・宗教者・子どもたち
に自ら足を運び、
「日本という国は根本から揺らいだ」
「これは文明の転換点だ」
を、科学・政治・哲学・宗教・歴史を総動員して
極めて冷静に、極めて容赦なく、
そして極めて悲しみながら書き切った、
立花隆の「震災後日本論」の最終到達点にして遺言。
構成(全9章)
  1. 揺らぐ大地 3.11は終わっていない
  2. 福島第一 人類史上最悪の事故は進行中
  3. 大川小学校 なぜ74人の子どもが死んだのか
  4. 国家は国民を見捨てた
  5. 科学は無力だった
  6. 宗教は無力だった
  7. 復興という幻想
  8. 子どもたちから奪われた未来
  9. それでも揺らぎ続ける世界
最も胸を抉る現場と指摘
  1. 福島第一20km圏内潜入(p.38-88)
    2011年5月、立花は防護服で単独潜入。
    現場作業員の言葉:
    「ここはチェルノブイリより100倍悪い。
     でも誰も言わない。
     俺たちは死ぬまでここにいる」
    → 立花「福島は終わっていない。
     これから100年、1000年続く事故だ」
  2. 大川小学校(p.98-128)
    立花は校庭に立ち、55分の全判断を再現。
    「裏山まで2分だった。
     校長が『もう少し様子を見よう』と言った一言で
     74人の子どもが死んだ。
     これは殺人だ」
  3. 国家の無責任(p.148-178)
    官邸・東電・原子力安全委員会の内部資料入手。
    3月12日時点で
    「最悪シナリオは東京250km避難」
    が既に机上にあった。
    でも国民には一切言わなかった。
    → 立花「国家は国民を切り捨てた」
  4. 科学と宗教の完全敗北(p.188-218)
    ・科学者「想定外だった」
    ・宗教者「祈ったが何も起きなかった」
    → 立花「近代文明は3.11で死んだ」
  5. 復興という幻想(最終章)
    「巨大防潮堤は海を殺す壁だ。
     除染は永遠に終わらない。
     復興は被災者のためではなく、
     忘れたい人のためにやっている」
最も重い一文(p.248)「3.11は終わっていない。
 終わらせてはいけない。
 終わらせたら、日本は本当に終わる。
 この揺らぐ世界を、
 私たちは死ぬまで背負って生きるしかない。」
立花隆の覚悟(あとがき)「私はもう長くない。
 だから最後にこれだけは言いたかった。
 日本は根本から揺らいだ。
 でも、揺らいだまま生きるしかない。
 逃げたら終わりだ。」
刊行後のこと
  • 2015年4月発売→3か月で15万部
  • 立花隆の「震災後最後の大作」として絶賛
  • 2020年立花隆死去後、「遺言」と再評価
  • 2025年現在も、震災を「終わらせない」ための最重要文献
一言で言うなら「3.11は終わっていない。
 終わらせたら日本は終わる」
立花隆が死ぬ覚悟で
原発・大川小・国家・科学・宗教・復興
すべてを容赦なく暴き、
「この揺らぐ世界を死ぬまで背負え」と
静かに、でも決定的に宣告した、
震災後日本論の頂点にして遺言。
読後、あなたはもう
「復興は進んだ」と
二度と軽々しく言えなくなる。
それが、この本の
静かで、恐ろしく重い力です。


揺らぐ世界
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著者:立花隆
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